冷却パーツで人気となっていたのは、サイズの組み立て済み水冷キット「APSALUS 120」だ。CPUブロック1個と12センチファン搭載のラジエーター兼ポンプのセットで、LGA 1366/1156/1155/775と、Socket AM3/AM2に対応する。価格は7000円弱だ。
TSUKUMO eX.は「すでに出回っている9センチファンの『APSALUS 90』のバリエーションモデルですね。ただ、APSALUS 90は銅製のCPUブロックを採用していますが、こちらはアルミ製という差があります。ポンプとラジエーターに定評があるので、手っ取り早くCPUを冷やすには手ごろなモデルといえるでしょう」と話していた。
また、クーラーマスターの12センチファン「Turbine Master MACH」シリーズも一部で注目を集めていた。回転数の違いから800rpmと1200rpm、1800rpmの3種類があり、価格はすべて2000円弱。回転数が低くても風量が確保できるように、羽を16枚搭載しているのが特徴だ。
ソフマップ秋葉原本館は「通常の7枚羽とくらべて2割近い風量アップを実現していますね。高速回転すると高音ノイズが発生しやすいので、耳につかない動作音で長時間無理なく使えるというところがオススメできますね」と語る。
エントリー向けのPCケースでは、アクティスの「Double Graphic」と「EXKURO II」が登場している。ともに電源非搭載のATXケースで、TSUKUMO eX.の価格は順に5980円と7980円だった。イチオシの理由として同店は「低価格ながら穴のない作りですね。細部の作り込みはよいですし、2モデルともコンセプトがはっきりしています。Double Graphicは最大42センチ長のグラフィックスカードが挿せる仕様で、上面に2基の14センチファンを備えるなどエアフローがしっかり設計できる作りです。EXKURO IIは上面の14センチファンを1基にするなどして、風通しは少し抑えつつも剛性や静音性を重視した作りになっています。よく冷えるケースか静かなケースかというところを、現実的なラインで選べるのがいいですね」とのことだ。
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