PCケース売り場で目立っていたのは、abeeのmini-ITXケースだ。これまでにも小型ケース「acubic」シリーズから、タワーケース「A40」や10色のバリエーションを用意するキューブ型の「CP315」など、個性的なモデルを投入しているが、先週はATX電源が搭載できる横置きケース「acubic A70」がデビューした。価格はブラウンモデルが3万円弱で、シルバーとブラックは2万9000円弱となる。
acubic A70は、399(幅)×322(奥行き)×189(高さ)ミリと、mini-ITXケースとしては大ぶりなモデルで、約270ミリまでの長いグラフィックスカードや全高12センチまでのCPUクーラーが装着できるなど、拡張性の高さが魅力となっている。HDDとSSD(2.5インチドライブ)用のベイはそれぞれ2基備える。
TSUKUMO eX.は「micro ATXにも対応してほしいくらいのサイズですが、最近はハイエンド構成を詰め込んだmini-ITXマザーも多いので、それらの性能をフルに発揮できるケースと考えると意義がみえてくると思います」と話していた。
また、同じタイミングで、同社から130ワットと84ワットのACアダプタキットも売り出されていた。価格は130ワットの「AC130-AP02AA」が1万円弱で、84ワットの「AC84-AP03AA」は7000円弱となる。ともにATX電源ベイに変換基板を固定するタイプだ。
フェイス秋葉原本館は「製造元はACアダプタキットでお馴染みのFSPです。abeeの品質管理とあいまって、品質はかなり信頼が置けるレベルだと思いますよ。まあ、abeeはあれだけmini-ITXケースを出しているんだから、こういうオプションツールがほしいという人は少なくなかったと思います。ATX電源ベイがあれば使える汎用性もありますし、今後の定番アイテムになってくれればうれしいですね」と期待していた。
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