モンスターマシンがIvy Bridgeでさらにパワフル――「G-Tune NEXTGEAR i960」ノートでゲームしようぜ!(3/3 ページ)

» 2012年04月30日 12時55分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

ハイエンドデスクトップを凌駕するパフォーマンス

 本製品のスペックを改めて紹介すると、Core i7-3920XM(2.9GHz/最大3.8GHz)、メモリが32Gバイト、SSDが240Gバイト(120GB×2、RAID 0)、NVIDIA GeForce GTX 675M(2Gバイト)、64ビット版Windows 7 Professional(SP1)といった内容だ。ゾクゾクするようなハイスペックだけにパフォーマンスも気になるところだ。そのあたりをベンチマークテストで確認してみよう。

 まず、Windows 7エクスペリエンスインデックスはご覧のとおり。すべてが7.4以上とハイレベルで、プライマリハードディスクは上限値の7.9に達している。CrystalDiskMark 3.0.1(データパターン:ランダム、1000MB/5回)の結果も掲載した。シーケンシャルリードは974.7Mバイト/秒と圧倒的なスコアをマークしており、ランダムアクセスも高速だ。ライトが比較的遅いのはSandForce SF-2281コントローラの特性によるもの(圧縮できないデータの転送には時間がかかる)だが、それでも300Mバイト/秒近いスコアが出ているのだから、その点もRAID 0で十分補えているといえるだろう。

Windows 7のエクスペリエンスインデックスの画面(画面=左)。CrystalDiskMark 3.0.1では、シーケンシャルリードで974.7Mバイト/秒と驚異的な速さ(画面=右)

 PCMark7の総合スコア4935は、Core i7-2700KクラスのCPUや最速クラスのSSDを搭載したハイエンドデスクトップシステムに匹敵する。マルチスレッドで3DCGのレンダリングを行うCINEBENCH R11.5のスコアも同様で、ノートPCであるということをまったく感じさせない。3D描画系ベンチマークテストのスコアもノートPCとしては圧倒的なもので、最新の3DMark 11でも3669と、非常にハイレベルなスコアをマークしている。最新の3Dゲームも快適にプレイできるはずだ。

PCMark Vantage(画面=左)とPCMark7(画面=右)の結果

3DMarkVantage(画面=左)と3DMark 11(画面=右)の結果

 バッテリー駆動時間のテストは、Bbench1.01(海人氏・作)で行った。Bbenchの設定は「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」「10秒間隔でのキーストローク」、無線LANで常時接続し、WebブラウザはInternet Explorer 8(32ビット)を指定し、電源プランはバランス(ディスプレイ輝度40%)を利用した。残り残量5%で休止状態へ移行するまで、2時間35分駆動した。不意の停電時など、いざという時にこれだけの時間利用できることは心強い。

 静音性も悪くない。アイドル時でも動作していることが分かる程度の音はするが、耳障りになるような音ではない。CPU、GPUに高い負荷が連続してかかるような状況ではそれなりの音はするものの、それでもうなりを上げるような場面はなかった。

 どちらかといえば、負荷に対してはGPUのほうにやや敏感な印象があり、CPUにマルチスレッドで負荷がかかる場面でも短時間の処理ではさほど大きな音はしなかった。発熱の処理も優秀といえる。吸排気口がある底面右奥にはそれなりに高い熱を持つが、表面の手を触れる部分にまではほとんど伝わってこない。3Dゲームも発熱を気にすることなく快適にプレイできるだろう。

完成度の高いハイパフォーマンスゲーミングノート

 直販価格は30万9960円となっている。一般のノートPCの水準からいえばかなり高価ではあるが、スペック、パフォーマンスともにまったく別次元なので比較にはならない。ハイエンドのデスクトップPCに匹敵する、これほどのパフォーマンスをノートPCのコンパクトなボディに落とし込んでいるだけでも大きな価値がある。

 Ivy Bridge搭載の効果もあろうが、単に性能が高いというだけでなく、液晶ディスプレイの品質も水準以上であるし、騒音もさほど気にならず、発熱も上手く処理できていることなど、完成度の高さも特筆できる。ゲーミングユースはもちろん、クリエイティブユースにも魅力的な存在だろう。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月30日 更新
  1. Macで外付けGPUが使える「TinyGPU」をRTX 5060 Tiで検証 実用性と浮き彫りになった課題 (2026年06月29日)
  2. アキバ夏のボーナス商戦は「コスパと延命」がキーワード! 5000円切りのピラーレスケースや3000円弱のDDR5用メモリクーラー登場 (2026年06月29日)
  3. NUC風PCやメモリ128GBのモンスターミニPC「DAIV CX」などを続々投入! マウスコンピューターが事業戦略発表会で明かした新製品ロードマップ (2026年06月29日)
  4. IBMが世界初のサブ1nm半導体チップ技術を発表/LenovoがノートPC向けで世界初となる“1000Wh/L”バッテリーの詳細を明らかに (2026年06月28日)
  5. 懐かしの「タマゴ型マウス」が現代仕様にアップデート エレコム創業40周年モデルの4代目「EGG MOUSE」は10色の着せ替え対応で4980円 (2026年06月30日)
  6. AM4の勢いは止まらない!? 熱伝導シート付属の「Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition」が登場 (2026年06月27日)
  7. サブスク不要で画面を持たない潔さ Polarの新型フィットネストラッカー「POLAR Loop」を「Fitbit Air」と比較 (2026年06月30日)
  8. タイパの対極にある魅力? 潔いオールインワン・レコードプレーヤー「amadana PR30」とクラフトビールの意外な共通点 (2026年06月28日)
  9. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  10. 各社製マザーボードをデザインしたカプセルトイ「手のひらPCパーツ」が発売予定 4大メーカーが監修 (2026年06月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー