第1回 口うるさいモバイラーが、「dynabook R632/W1」を選んだ理由モバイラーが選んだ「dynabook R632」(2/2 ページ)

» 2012年08月16日 17時00分 公開
[坪山博貴(撮影:矢野渉),ITmedia]
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256GバイトSSDも選べる、「dynabook R632」の東芝ダイレクトモデル

photo 東芝ダイレクトWeb限定モデル「dynabook R632/W1RFK」

 ストレージは少なくとも256Gバイトなければ……そう思っていたら、東芝の第2世代Ultrabookとなる「dynabook R632」が登場した。

 R632は筆者が気にいっていたデザインやキーボード、インタフェース仕様、さらに1.12キロの軽量ボディ、9時間のバッテリー動作時間をR631より継承しつつ、基本システムをインテルの第3世代Coreプロセッサー・ファミリーに刷新したモデルだ。特に、ニーズに沿ったカスタマイズモデルを用意する東芝ダイレクトのWeb直販モデルは、店頭モデルには用意がない「256GバイトSSDを選択できる」のが大きなポイント。さらに言えば、採用する256GバイトSSDは前モデルより高速なタイプなので、速度面・快適性向上の期待も高まるというものだ。

 というわけで、選んだモデルは「dynabook R632/W1RFK」である。

 こちらはSSDが256Gバイトに強化した以外の仕様は店頭モデルのR632/28Fと同一で、Officeの有無を選択できる。Web直販モデルはより高性能なCore i7搭載モデルも選べるのだが、前述の通りCPUパワーが必要な作業は自宅のデスクトップPCで行うので筆者の使い方であればCore i5で大丈夫と想定した。また、店頭モデルにバンドルされるOffice Home and Business 2010も価格面で魅力だが、筆者はパッケージ版をすでに所有しているので不要であり、その分安価にして下さいというのが本音。こういったニーズに対応できるのがWeb直販モデルの非常にいいところだ。

 カラーは心機一転というわけでもないが「シャンパンゴールド」を選択した。シャンパンゴールドはR632より加わった新色で、そもそも薄く軽いR632をより軽やかな印象を与えてくれるカラーリングだ。派手かなと少し迷ったが、実機を手にするとそうでもなく安心。R632のデザインにとてもマッチしており、ビジネスシーンに持ち込んでも違和感はないだろう。

photo 左が「シャンパンゴールド」、右が「アルティメットシルバー」
photo 従来よりあるアルティメットシルバーも、鈍い金属感のある銀色調でシブい。仕様はすぐ決めたが、実はどちらのカラーするかをかなり悩んだ(※写真は店頭モデル。Web直販モデルはシャンパンゴールドもブラックのキートップ+キーバックライト内蔵タイプとなる)

これまでCULVノートでがまんしていたのがウソのようだ

photo R632のSSDは、前モデルのR631より数倍も高速なものを採用する。シーケンシャルリード速度は477Mバイト/秒を記録した

 さて、R632は旧PCと比べると……やはりOSやアプリの起動速度が圧巻だ。OSの起動や休止状態復帰時間が数倍も高速、さらに旧PCと同じ環境に整えても操作のキビキビ感はまったく変わらない。アプリも、以前は起動に時間がかかるのが苦痛だったので立ち上げっぱなしだった画像編集ソフトの起動もほぼ一瞬で起動する。単に高速なSSDと遅いHDDの違いが大きいのだが、PC乗り換えですごく分かりやすく効果があると……なんというか、もちろん分かっているのだが毎回「おぉぉ〜」とニンマリしてしまう。

 筆者はSSDの魅力は理解しつつも、容量がHDDより少なく、コスト高になる傾向があったために今まで個人的には使っていなかった。今回はそれをほぼ解消できたのだが、SSDはそれ以外のメリットも多い。何せ振動には気を使わなければならないHDDと違い、可動部品のないSSDはアクセス中も気遣いは不要。これまで1分ほどかかっていた電源オフや休止を待たず、ディスプレイを閉じてすぐバッグへ放り込める気軽さが便利だ。また、ディスプレイの開閉とスリープ(の移行/復帰)を連動できるので、バッグから取り出して5秒後には作業開始──も実践できるようになった。

 モバイル時は特にこの差が大きい。作業していてふと気がつき、急いで電車に……なシーンでもHDDクラッシュを心配し、乗り遅れたことが何度もあった。OS起動や再開が高速なこともそうだが、モバイルシーンではこのメリットの方が体感としても買い換えてよかったと思えるだろう。

photophoto これだけ薄型・軽量のボディを実現しながら、ギガビット有線LANとアナログRGBもしっかり実装するのがすばらしい

 もう1つ、インタフェースが豊富なのも筆者の使い方には重要なポイント。R632は標準サイズの「アナログRGB」と「HDMI」、2つの外部ディスプレイ接続用インタフェースを実装し、他Ultrabookで採用するような変換アダプタは不要である。なによりR632は、これを薄型・軽量ボディのまま対応しているのがえらい。液晶ディスプレイはともかく、会議で(ちょっと古めのHDMI端子非搭載な)プロジェクターに接続する場合もあるだろう。変換アダプタといってもさほど大きいものではないのは事実だが、いざ使う時はやはり面倒だろうし、仮に忘れた日には大変だ。

 「有線LANポート」もそうだ。自宅も外も、仕事もプライベートもノートPC1台で運用する筆者の場合、仕事データは定期的に自宅ファイルサーバ(ネットワークストレージ)へバックアップ保存し、万一時に備えている。こちら、たいていは無線LAN接続するであろうPCであり、薄型・軽量化と利用頻度が減っているため、有線LANポートを省くUltrabookは多いのだが、数Gバイトものデータをネットワークコピー(バックアップ)するとなると、やはり1000BASE-Tの有線LANがほしくなる。

 2012年現在で主流であるIEEE802.11n接続の無線LANは最大450Mbps、一般的には300Mbpsほどが最大転送速度だが、実利用においては100Mbps(12.5Mバイト/秒)ほどが出れば、上々。対してギガビットの有線LANは筆者環境の場合、実効速度で300M〜400Mbps(50Mバイト/秒)と3〜4倍高速に、かつ安定してデータを転送できる。これがGバイト単位のデータ量なら、速度差がそのまま業務効率の差として顕著に表れてくる。

 もちろん日常作業なら無線LANのみで困らない点は否定しない。ただ、こういった作業も発生することを考えると、有線LANポートはまだ必要という人は多い。これは、少しでも業務効率を高めたい仕事道具としてPCを使う人なら理解していただけるだろう(また、大容量の動画データを日々扱うようなプライベート利用の人もそうだ)。

 以上、筆者のようなうるさ型モバイラーも納得するハードウェア仕様である。これが「dynabook R632」を選んだ理由だ。次回より、実運用して気がついたポイントを探っていく。

東芝ダイレクト


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