中心にあったのは「コンパクト」――2012 AKIBA PC-DIY EXPO 冬の陣古田雄介のアキバPickUp!(3/3 ページ)

» 2012年12月17日 18時00分 公開
[古田雄介(ぜせ),ITmedia]
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機関車ケースからペダルボードまで――「LIAN-LI EXPO2012」も開催

LIAN-LI EXPO2012 会場の様子

 15日には、アキバナビスペースでディラック主催のユーザーイベント「LIAN-LI EXPO2012」も開かれていた。会場には同社の新型ケースが多数展示されており、その並びにも小型化という自作全体のトレンドが垣間見られた。

 注目を集めていた新型ケースは、NUS対応の参考展示ケース「N1」や、Thin Mini-ITXに対応する薄型のHTPCケース「PC-Q05」、縦置きしたマザーを透明アクリルパネル越しに鑑賞できるmini-ITXケース「PC-Q30」などだ。同社スタッフは「mini-ITXケースはすでにブームの中にありますし、2013年もインパクトを与えていければと思っています」と意欲的に語る。

NUC対応の参考展示品「N1」(写真=左)。マシンを組み込んで稼働させていたThin Mini-ITXケース「PC-Q05」(写真=中央)。参考展示のmini-ITXケース「PC-Q30」(写真=右)

 ただし、デスクトップ向けのハイエンドマシンのラインアップもぬかりない。会場では拡張ブラケットを10段備えるE-ATX対応のフルタワーケース「PC-X2000FN」や、フロントに2列のHDDベイ合計20基を配置したサーバーケース「PC-D8000」なども、小型ケースに負けない存在感を放っていた。

E-ATX対応ケース「PC-X2000FN」。高さは693ミリだ(写真=左)。HPTX対応のサーバーケース「PC-D8000」。サイズは405(幅)×580(奥行き)×630(高さ)ミリ(写真=中央)。フラッグシップの機関車ケース「PC-CK101」を実走させるデモも披露していた(写真=右)

 そのほか、Lian Li協力のもと、2013年から本格的にサウンド関連の新製品を取り扱うようになるとも発表していた。会場にギタリストを招き、同社の製品を使った楽器演奏を披露していた。スタッフは「従来どおりPCに注力しつつ、新機軸も増やしていければ」と意気込んでいた。

オーディオにこだわったHTPCケース「PC-C60」も実演展示(写真=左)。ギタリストによる即興演奏が披露された。使われたペダルボードはディラックが2013年から扱う新製品だ(写真=中央/右)

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