富士通のPC秋冬モデルでひときわ注目を集めているのが、Windows 8タブレットの「ARROWS Tab Wi-Fi WQ1/J」だ。「ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J」という名で店頭販売されている製品のメーカー直販カスタムメイドモデルであり、同社直販サイトの「富士通 WEB MART」から購入できる。
基本システムにAtom Z2760(開発コード名:Crover Trail)を採用した32ビット版Windows 8のフル機能が使えるタブレットでありながら、IPS方式の10.1型ワイド液晶ディスプレイを備え、厚さ9.9ミリ、重量約574グラムという薄型軽量ボディを実現し、さらにAndroidベースの「ARROWS Tab」シリーズと同様、防水・防塵性能まで備えていることが大きな特徴だ。
直販モデルは、本体のハードウェア仕様が店頭モデルと共通化されている一方、クレードルの種類やMicrosoft Office Home and Business 2010の有無を選択できる。今回は店頭モデルと同じ構成のWQ1/Jを入手したので、気になる性能や操作感、バッテリー駆動時間などをチェックしていこう。
本体を取り出して見て、まず目を引くのは液晶ディスプレイの表示の美しさだ。高画素密度の液晶パネルではないものの、明るくて発色がよく、Windows 8おなじみのタイルが並んだスタート画面が鮮やかに目に飛び込んでくる(表示品質の詳細は後述)。
それを引き立てているのが、Windows 8搭載タブレットでは世界最薄(2012年9月20日現在/富士通調べ)という9.9ミリ厚のスリムボディだ。画面左右のフレーム部がやや狭く、上面と下面に鮮やかなブルーのアクセントを入れ、裏面をフラットに仕上げたフォルムは、iPadの影響を少なからず感じるデザインが多い中で、うまく個性が出せている。
ブラックで統一された裏面は、繊細なテクスチャが施されているほか、ボタンの1つ1つも粗雑さがない丁寧な作りで、MADE IN JAPANのよさが感じられる。
ボディのサイズは横位置で264.4(幅)×169.4(高さ)×9.9(厚さ)ミリ、重量は約574グラムだ。AndroidタブレットやiPadなど10型クラスの最新タブレットに比べると、厚みは少しあるものの、本体サイズはほとんど変わらず、重さもかなり軽い部類に入る。これだけの小さなフォームファクタで、32ビット版とはいえ、Windows 8のフル機能が使えるのだから驚く。
Windowsボタンが正しい向きとなる横位置で見て、端子類は上面の端にヘッドフォン/ライン出力、左側面は防水・防塵に対応したカバーの内側に、SDXC対応microSDメモリーカードスロットとmicro-AB仕様のUSB 2.0コネクタがある。ボタン類は右側面にまとめられており、電源、音量(大/小)、画面回転ロックを用意している。Webカメラは、前面200万画素のインカメラと800万画素のアウトカメラを装備し、いずれも高画素だ。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を標準装備。GPS、加速度、地磁気、照度、ジャイロといった、タブレットではおなじみのセンサー類も装備する。
標準でUSBコネクタを本体内蔵の「micro-ABメス」からPCで標準的な「Aメス」に変換するケーブルが付属しており、USBマウスやキーボードなどの周辺機器を接続できる。このUSB micro-ABコネクタは内部的にディスプレイ出力信号も持っているようで、オプションではHDMI変換ケーブル(USB micro-ABからHDMI)やアナログRGB変換ケーブル(USB micro-ABからアナログRGB)が販売される予定だ。
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