ケータイ流通マネー、市場規模は年間1兆7000億円規模に

» 2009年07月14日 16時08分 公開
[ITmedia]

 日経BPコンサルティングは7月10日、「携帯電話“個人利用”実態調査2009」の結果を発表した。報告書として7月15日に発行する。

 同調査は6月4日から同8日まで実施したもので、回答数は4400人。スマートフォンやデータ通信カード、ケータイ動画の利用状況、メディア接触時間の比較に加え、「携帯電話を介して行われる購買」(以下「携帯流通マネー」)にフォーカスしている。

 携帯電話を介したオンラインショッピング/ネットオークション、おサイフケータイを使った買い物や乗り物利用、音楽、電子書籍、ゲーム、動画の各コンテンツについて利用料金をたずね、その回答をもとに携帯流通マネーについて年間総額を算出したところ、市場規模は総額で1兆6931億円と算出された。

 内訳は、おサイフケータイでの買い物が35.0%、携帯オンラインショッピングが34.5%、おサイフケータイでの乗り物運賃が14.3%、携帯ネットオークションが8.3%、音楽コンテンツが4.0%、ゲームコンテンツが1.6%、電子書籍コンテンツが1.2%、動画コンテンツが1.1%となっている。

 2008年の調査で算出した年間総額は1兆7220億円となっており、前回と今回の2度にわたる調査結果から、携帯流通マネー市場は1兆7000億円規模となっているものと推測される。今後、国内の景気が回復基調となり、他のコンテンツ分野と合わせて今後3年間で3000億円程度規模が増えると、携帯流通マネーは2012年には2兆円規模になることが見込めそうだという。

 なお、今回の調査でも現在使用している携帯電話の総合的な満足度と、通話機能や料金体系、デザイン、機能、サービスなど28項目についての満足度を調査している。携帯電話の利用満足度を通信事業者別にみると、総合満足度1位はKDDI、2位はNTTドコモ、3位はウィルコム、4位はソフトバンクモバイルとなった。2008年6月に行った前回の総合満足度と比較すると、3位と4位が入れ替わり、2位のNTTドコモと1位のKDDIの差が縮まっている。

 また「通話品質」「通話圏外の少なさ(どこでも使える/どこでもつながる)」「本体価格」「基本料金・通話料金」「パケット代」で各通信事業者を比較すると、前回調査では総合満足度も含めて6項目すべて、NTTドコモを上回っていたKDDIが、今回調査では「通話品質」と「圏外の少なさ」の2項目で首位をNTTドコモに譲った。総合満足度3位のウィルコムは6項目すべてで満足度ポイントが前回調査よりも上昇。4位のソフトバンクモバイルは「総合満足度」「本体価格」「基本料金・通話料金」「パケット代」の4項目で満足度ポイントが下がった。

 また、データ通信カードを利用しているのは回答者全体の4.6%で、利用している通信事業者はイー・モバイルが37.3%、NTTドコモが34.3%、ウィルコムが11.4%、KDDIが10.0%、ソフトバンクモバイルが7.0%だった。利用者の総合満足度は、NTTドコモが最も高く、イー・モバイルがこれに続いた。NTTドコモがイー・モバイルより高かったのは、「総合満足度」「通信の途切れのなさ」「利用できるエリア」「データ通信速度」「利用料金」の5項目で、逆にイー・モバイルが高かったのは、「接続までの時間」の1項目だけだった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月27日 更新
  1. 値上げのY!mobile、旧プランから「シンプル3」に変更すべき? 5月中の“救済措置”を見逃すな (2026年05月25日)
  2. ChatGPTには「まあまあ落ち着いて」が通じない? 巨人・阿部監督を辞任に追い込んだ“文脈なき正論”のわな (2026年05月26日)
  3. ダイソーで550円の「マグネット式ノートパソコン用スマートフォンホルダー」は磁力も強くて優秀だった (2026年05月23日)
  4. 「日本で前年比4倍成長」のNothing、次の一手は? au販路拡大と楽天の“すみ分け”に見るキャリア戦略 (2026年05月26日)
  5. “NHK受信料督促強化”の効果あり 井上会長「勇気付けられる数字」も、根強い「強制サブスク」への不満 (2026年05月25日)
  6. なぜ? カーナビが「NHK受信料」対象になるワケ 課金されるケースと徴収を免れる方法 (2025年04月15日)
  7. ドコモ「dポイントマーケット」を7月28日に終了 開始から1年9カ月で幕 (2026年05月26日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. 公用車カーナビのNHK受信料未払いが続出…「事業所ごとの契約」見直し要望にNHK会長の見解は? (2026年05月25日)
  10. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年