グループ名 | 2009年12月純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 13万8800 2in1:4500 |
5543万6100 2in1:43万5900 |
KDDI | 6万3600 | 3139万3000 |
ソフトバンクモバイル | 16万5300 ダブルナンバー:1500 |
2166万7200 ダブルナンバー:3万4200 |
イー・モバイル | 7万2900 | 212万1100 |
携帯総計 | 44万600 | 1億1061万7400 |
電気通信事業者協会(TCA)が1月8日、2009年12月の携帯・PHS契約数を発表した。携帯電話の累計契約数は1億1061万7400。12月は各社の2009年冬モデルが出そろったこともあり、特にNTTドコモとソフトバンクモバイルが11月よりも純増数を伸ばした。
ドコモの純増数は11月の5万5600から2倍以上となる13万8800。同社広報部によると、従来から好調だったデータ通信端末に加え、11月後半から販売を開始した冬モデルが12月にほぼ出そろったことで、音声端末も好調だという。番号ポータビリティの利用状況は1万8900の転出超過となったが、11月(−2万7700)よりは少ない。「12月は加入者の流動性が高い時期だが、『デビュー割』などのキャンペーンである程度転出を抑えられた」(同)
KDDIは11月(6万9200)と同程度の6万3600の純増を記録したが、ドコモやソフトバンクモバイルほどの増加には至らなかった。KDDIが12月に発売したモデルは「BRAVIA Phone U1」と「PRISMOID」の2機種。auの2009年冬モデルは他社よりも早い10月下旬から販売されたため、広報部は「純増のピークは11月だった」とみている。
ソフトバンクモバイルは4社の中では最多となる16万5300の純増を記録。同社広報部によると、12月4日から開始した、iPhone 3GS(16Gバイト)の実質負担額を0円とする「iPhone for everybodyキャンペーン」が大きく貢献したほか、冬モデルも好調だという。なお、同社の12月の純増数は、2009年では3月の38万1700に次いで多い。
2009年はコンスタントに6万〜12万台の純増を記録しているイー・モバイルは、12月も7万2900の純増となった。同社はこれまでNetbookとデータ端末のセット販売で契約数を伸ばしてきたが、「最近はNetbookとのセット販売人気は落ち着きつつある」(同社広報部)という。その代わりに「CULVノートPCとデータ端末のセット販売が好調」であるほか、11月に発売した「Pocket WiFi」も売れており、結果として例月どおりの純増となった。「2009年度純増数100万契約の達成に向けて堅調に推移している」(同)
MNP利用状況 | 差し引き |
---|---|
NTTドコモ | −1万8900 |
KDDI | −8400 |
ソフトバンクモバイル | 2万7600 |
イー・モバイル | -500 |
番号ポータビリティの利用状況は、NTTドコモが1万8900、KDDIが8400、イー・モバイル500の転出超過。ソフトバンクモバイルが、4社の中で唯一の転入超過(2万7600)となった。
2009年12月純増 | 累計 | |
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・システム別 | ||
NTTドコモ(W-CDMA) | 34万4200 | 5204万5100 |
NTTドコモ(PDC) | -20万5400 | 339万1000 |
au(CDMA2000 1x) | 6万8100 | 3112万2100 |
au(cdmaOne) | -4500 | 27万800 |
ソフトバンクモバイル(W-CDMA) | 26万2700 | 2088万5400 |
ソフトバンクモバイル(PDC) | -9万7400 | 78万1800 |
イー・モバイル(W-CDMA) | 7万2900 | 212万1100 |
合計 | 44万700 | 1億1106万7400 |
・プリペイド契約 | ||
NTTドコモ | −100 | 3万6900 |
au | −6400 | 38万1900 |
ソフトバンクモバイル | -7100 | 93万4900 |
イー・モバイル | 1600 | 5万3200 |
合計 | -1万2100 | 140万6900 |
・通信モジュール | ||
NTTドコモ | 3200 | 155万4400 |
KDDI(auモジュール系サービス用回線数) | 1万3500 | 103万3300 |
ソフトバンクモバイル | 6万7700 | 31万9300 |
合計 | 8万4400 | 290万7000 |
・IP接続サービス | ||
iモード(NTTドコモ) | 4万4200 | 4868万8200 |
EZweb(KDDI) | 3万1200 | 2659万7200 |
Yahoo!ケータイ(ソフトバンクモバイル) | 8万1500 | 1694万5700 |
EMnet(イー・モバイル) | -1300 | 5万6600 |
合計 | 15万5600 | 9228万7700 |
ウィルコム | 2009年12月純増 | 累計 |
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PHS | −5万600 | 429万9400 |
WILLCOM CORE 3G | 8200 | 7万2000 |
計 | −4万2400 | 437万9600 |
ウィルコムはWILLCOM CORE 3Gが8200の純増を記録したが、PHSが5万600の純減となったため、全体では4万2400の純減となった。同社は「今後も厳しい競争環境が続くと思うが、新しいスマートフォンの投入などいっそうの販売強化を図り、ウィルコムの優位性を生かした市場開拓を推進したい」とコメント。ウィルコムは1月に「HYBRID W-ZERO3」の発売を予定しており、同モデルでの巻き返しが期待される。
あわせて、UQコミュニケーションズの12月時点での累計契約数が6万3600と発表された(9月末時点の累計契約数は2万1700)。同社の2009年度の契約数は、四半期ごと(9月末、12月末、3月末)公表されており、次回は2010年3月末の契約数が発表される予定。
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