最高に「買い!」ってやつだアアアアア!――ジョジョスマホを購入してきたふぉーんなハナシ(1/2 ページ)

» 2012年08月30日 22時06分 公開
[田中聡ITmedia]

 8月30日。いよいよこの日がやってきた。そう、ジョジョスマホ「L-06D JOJO」の発売日である。18日に何とか予約をしてから30日まで、メイドインヘブンが暴走して時間が早送りならぬ遅送りしたかのごとく、時間が経つのが遅く感じていたのは筆者だけではないだろう。

オンラインショップは即完売に

 当日、予約をしたドコモショップの開店(10時)前にはショップに到着して購入するつもりだったが、IFA関連で新機種が発表されたため、その対応に追われていた。一段落したときにはすでに11時。後れを取ってしまったが、気を取り直してショップに向かう。前回運命的にたどり着いた都内近くの店舗だ。30日もザ・サン(太陽)のスタンド攻撃を受けたかと思うほどの真夏日だったが、やはり「関係ない。行け」と自分に言い聞かせて歩を進める。ショップに到着したのはちょうど正午ごろだったため、店内はやや混雑していた。機種変更の手続きに来ている人も多いようで、50分待ちとのこと。

 そのころ、ちょうどドコモオンラインショップでのL-06D JOJOの取扱が始まった。この30日と9月1日に、各750台(計1500台)がドコモオンラインショップで販売される。が、30日は数分とたたないうちに「完売」となってしまったようだ。筆者も12時10分過ぎにPCから新規契約でアクセスしてみたが、「本日のL-06D JOJOの新規契約販売は終了しました」との表示が出た。岸辺露伴の執筆スピード並みの速さで完売してしまったようだ。9月1日も激戦が予想される。

photophoto 30日12時過ぎのドコモオンラインショップのトップページには、「L-06D JOJOの販売について」と表示され、通常のトップページは別のページに追いやられていた(写真=左)。機種選択の画面では「在庫あり」となっていたが……(写真=右)
photo その次のページに進むと「大変混み合っている」旨の表示が出て、リロードしたら「販売終了した」旨のメッセージが表示された

 30分ほどして自分の整理番号の1〜2つ前の人がいないようで、気付いたら自分の番が来た。キングクリムゾンで時間が吹っ飛ばされたような感覚だ。「あなた…『予約して来てる人』……ですよね?」といった旨のことを店員に言われたので、予約時にもらった予約票を見せ、機種変更の手続きに入った。筆者は「Xperia NX SO-02D」からの機種変更なので、FOMAからXiへ乗り換える形になる(実は初のXi端末だったりする)。手続きが始まりL-06D JOJOの電源を入れると、いきなり「ジョジョの奇妙な冒険」のロゴが現れ、店員のお姉さんも「すごいですね〜」と驚いていた。

photophotophoto 起動時の防水に関する注意事項の表示中に、ンドゥ−ルのスタンド「ゲブ神」の攻撃が!(写真=左)。ジョジョおなじみのタイトルと、(写真では分からないが)擬音が表示される(写真=中)。ロック解除画面は小林玉美の錠前(ザ・ロック)と、ブチャラディのスティッキー・フィンガーズのジッパーが表示される(写真=右)

FOMAからXiに移行――料金はどう変わる?

 さて、今回はFOMAからXiへの乗り換えということで、通常ならFOMAは解約してXiを新たに契約する形になるが、ドコモは現在「プラスXi割」という割引サービスも提供されており、こちらも選択肢の1つになると紹介された。プラスXi割でXiスマホを(音声通話なしの)データ端末として契約し、使用中のFOMA回線を維持すると、「契約変更でXiスマホ1台のみを使うよりも安くなるケースがある」という。基本料金、パケット定額料、spモード使用料、端末代(24回払い)、月々サポートを加味して(通話料は除く)あらためて計算し直したら、プラスXi割利用時の方が月530円安いことが確認できた(「Xiスタートキャンペーン2」は9月で終わるので加味していない)。FOMA回線が生きていれば、Xperia NXの月々サポート945円も継続されるので、Xperia NXでパケット通信をしなければ、維持費が安く済むわけだ。ただ、通話用とデータ用に2台を持ち歩くのも煩わしいし、ジョジョスマホで「とうおるるる……」と通話もしてみたかったので、「店員さんッ! 君の意見を聞こうッ!」と相談することもなく、Xiへ契約変更することにした。

 FOMAからXiへ契約変更をすると、新しいSIMが発行される。以前使っていたFOMAのSIMカードは回収されなかったが、使わない場合は破棄しておいた方がいいだろう。なお、SIMのサイズが同じなら、以前使っていたFOMA端末にXiのSIMを入れ替えて通話やパケット通信をすることは可能。念のため店員さんに確認したら、「Exactly(その通りでございます)」とのことだった。筆者の場合、Xperia NXとL-06D JOJOはどちらもドコモminiUIMカード(microSIM)を採用しているので、Xperia NXにSIMを差し替えて使うことも可能。また、L-06D JOJOでテザリングをしてXperia NXで通信することも「可」能だ。

 端末価格は一括が9万4500円で、頭金が1万500円。量販店と比べると高いが、オプションサービスへの加入で頭金を割り引く施策を行っている。筆者はiコンシェル、NOTTV、VIDEOマーケット、スマートフォンあんしん遠隔サポートなどへ加入すると3150円割り引く施策を利用した(オプションサービスは途中で解約してもよい)。

 Xiに移行して料金はどう変わるのか。基本料金は、FOMAでは最も安い月780円の「タイプシンプルバリュー」を適用しており、Xiの「タイプXiにねん」も月780円と変わらない。なお、Xiでは無料通話分を含む通話プランは現在提供されていない。パケット定額サービスは、FOMAの「パケ・ホーダイ フラット」(月5460円)から、「Xiパケ・ホーダイ フラット」(月5985円)に移行したので、月525円高くなる。Xiパケ・ホーダイ フラットは9月までは「Xiスタートキャンペーン2」により月4935円に割り引かれているが、延長はなさそうか。

全損したら新品に交換してもらえる?

 限定品ということで気になるのが補償だ。筆者はオプションサービスの1つ「ケータイ補償 お届けサービス」(月額294円または399円)に申し込んでいる。このサービスでは端末が全損または端末を紛失した場合に、1回目は5250円、2回目は8400円で新品に交換してもらえる。しかしジョジョスマホは1万500台の限定品なので、1度全損や紛失をすると、取り返しがつかないのでは……と思いきや、ドコモ側で交換用の在庫を数台確保しているそうだ(もちろん在庫が尽きてしまったら他機種と交換することになる)。1万5000台の中で確保しているのか、それともプラスで確保しているのかは定かではないが、「クレイジーダイヤモンド」の治癒能力のごとく、購入者にはうれしい措置だろう。

 もう1つ注意したいのが「バッテリー」だ。L-06D JOJOはリアカバーが取り外せない仕様になっており、バッテリーパックをユーザーが交換することは許可しないィィィ!わけだ。したがってバッテリーの故障があった場合は預かり修理となってしまい、修理費は8925円。バッテリーパック単品では2000円〜4000円ほどで売っている機種が多いことを考えると、少々不満の残る部分だ。また外部メモリにも対応していないので、データの移行にはクラウドサービスやPC経由で行う必要がある。この2つの仕様はXperia NXと同じなので苦い思い出が蘇るが、故障に備えて写真などのデータバックアップはしっかり行っておきたい。

photophoto 「L-06D JOJO」。ドライバーなどを使ってカバーを自力で開けてしまうとサポート対象外となり、補償サービスが無駄無駄……になってしまうので要注意
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