Xperia NXの故障で痛感した、バックアップの重要性ふぉーんなハナシ

» 2012年03月21日 20時31分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 「Xperia NX SO-02D」

 ドコモのスマートフォン「Xperia NX SO-02D」を発売日に購入して使い続けてからはや1カ月が経とうとしている。何の問題もなく快適に使えていたのだが、3月21日の朝、起床してからXperia NXを使おうとしたところ、電源が入っていない。前日の就寝前には70%ほど残量があったので「おや?」と思ったが、とりあえず充電することに。しかし、ACアダプターを接続してもランプが点灯せず、電源キーを長押ししてもまったく反応がない。ケーブルやアダプターを変えてみても、やはり充電されない。就寝前に充電はしていなかったので、充電中の接触不良でないことは確か。

無料で新品交換してもらえたが……

 さっそくドコモショップにXperia NXを持参して相談したところ、故障が認められて新品と交換することになった。ショップ店員によると、Xperia NXで同様の不具合が起きている報告はないようで、個体の不具合に運悪く(?)当たってしまったようだ。幸いショップにXperia NXの在庫があったので、その場で新品と交換でき、保証期間(1年)内なので無料で済んだ。

 しかしここで問題が1つ。故障したXperia NXは回収され、データの復元はできないことが判明した。そもそも電源が入らないので、PCと接続しても外部ストレージとして認識しない。また、Xperia NXはバッテリーを外せない仕様。故障した箇所がバッテリーであり、なおかつ(ユーザーによる)バッテリー取り外しが可能だったら、バッテリーを交換すれば復活したかもしれないが、それもかなわない。Xperia NXの場合、預かり修理でバッテリーを交換してもらうにしても、1度端末を初期化する必要があるため、どのみちデータは復元できない(ちなみに、バッテリーの交換には8925円がかかる)。

 そして致命的だったのは、Xperia NXではmicroSDを利用できないことだ。通常、Androidスマートフォンでは写真や動画はmicroSDに保存される(microSDが挿入されていないと写真を撮れない機種も多い)。しかしXperia NXは約32Gバイトという大容量のメモリーを内蔵しており、本体内にすべてのデータを保存することになる。microSD対応機なら、万が一本体が破損してもmicroSDに写真などのデータが残るが、Xperia NXではそうはいかない。というわけで、Xperia NXで1カ月あまりの間に撮影した写真や動画がすべてなくなってしまった。筆者はiPhone 4SとXperia NXを併用しているが、Xperia NXはカメラ性能が優れているので、ここ1カ月はほとんどXperia NXで撮影していた。それだけにデータを復元できないのはショックだった。PCやクラウドサービスなどにバックアップを取っていなかった筆者にも責任はあるが……。

Androidで効率よくバックアップするには?

photo 同梱のmicroSDリーダライターとXperia NXを接続すると、microSDにデータを読み書きできる

 最も原始的なバックアップ方法は、Xperia NXをPCに接続してPC側にデータを保存する方法だろう。また、同梱のmicroSDリーダライターとUSB/Micro USB変換アダプターを使って、microSDに保存する方法もある。だが、これらを頻繁に行うのは面倒だ。「iCloud」の「フォトストリーム」のように、Androidでも写真を自動でバックアップできるサービスはないかと探したところ、「Google+」アプリでも可能であることが分かった。アップロード容量に制限はなく、動画もアップしてくれるのはフォトストリームにはないメリットだが、2048×2048ピクセルより大きい写真は自動で縮小されてしまう。他に自宅のルータやハードディスクなどに接続してクラウド環境を構築する「Pogoplug Mobile」や、5Gバイトまで無料で利用できるクラウドサービス「Pogoplug Cloud」を使うのも一考の価値がある。

 バッテリー内蔵とmicroSD非対応にすることは、サイズの面ではメリットとなるが、普段使いの利便性や故障時の負担を考えると、バッテリーは取り外し可能で、microSDに対応している方が望ましいだろう。アプリはGoogle Playから再ダウンロードすればよいが、「端末で撮影した写真」はバックアップを取っていないと取り返しようがない。というわけで、バックアップの重要性も身をもって感じたのだった。Xperia NXユーザーは特に注意してバックアップを取った方がいいだろう。

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