写真と動画で解説する「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(2/3 ページ)

» 2012年10月12日 22時38分 公開
[田中聡,ITmedia]

IGZO液晶はどれだけ省電力?

photo 発表会場のタッチ&トライコーナーでは、SH-10DのSG Silicon、SH-09DのS-CGSilicon、SH-02EのIGZOの消費電力を比較するデモを実施。バックライト消費電力はIGZOとS-CGSiliconで大差ないが、液晶消費電力はIGZOが特に低い

 SH-02Eの一番の見どころは、やはりスマートフォン初搭載となるIGZO液晶だろう。「IGZO」は「In(インジウム)」「Ga(ガリウム)」「Zn(亜鉛)」で構成される酸化物半導体のこと。従来のアモルファスシリコンよりもトランジスタを小型化できるため、1画素あたりのバックライト透過率が向上し、従来機と同じ明るさで消費電力を抑えられる。また、従来の液晶では静止画表示中にも、CPUが1秒間に60回画像データを送信していたが、IGZOでは静止画表示中は1秒間に1回の送信で済む。ディスプレイ点灯中も、動いていないときは無駄な電力を抑える「液晶アイドリングストップ」が可能になるわけだ。画面をスクロールしたり、マチキャラのアイコンが動いたり、新着通知がテロップ表示されたり……など、少しでも画面が動くと、その時点で1秒間に60回の画像転送を行うので、省電力なのはあくまで「画面全体が静止しているとき」のみ。とはいえ「1秒でも静止していれば効果がある」(説明員)ので、長時間使うほどに省エネ効果を体感できそうだ。

 なお、SH-02Eのトランジスタの大きさは「SH-09DやSH-10Dと変わらない」(説明員)そうだ。SH-09Dも液晶にメモリを内蔵した「S-CGSilicon液晶システム」を備え、静止画表示中はCPUからメモリへの画像転送を停止できるが、メモリから液晶には画像を転送している。IGZOでは(メモリを介さず)CPUから液晶への画像転送を抑えているため、省電力性能はIGZOの方が優れている。SH-09DやSH-10Dと同じく解像度はHD(720×1280ピクセル)で、画質調整技術「SVエンジン3」を搭載していることもあり、「画質自体はSH-09DやSH-10Dとそれほど変わらない」(説明員)とのこと。

 IGZOではタッチパネルの検出の邪魔になるノイズ発生時間が短く、より精密なタッチ操作が可能になる。これを生かし、後述する同梱のペンを使ったペン入力も可能になった。S-CGSilicon液晶との差分は消費電力とタッチパネルの感度といえる。大容量バッテリーとIGZO液晶の組み合わせで、シャープはSH-02Eを「2日間使えるスマートフォン」と訴求していく。バッテリーの持ちはもちろん使用方法に左右されるが、従来機からどこまでスタミナが向上したのか、楽しみだ。

“トリプル手ブレ補正”対応の16Mピクセルカメラ

 カメラは1630万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用。「スマホに1630万画素も必要なのか」という声もあるだろうが、「(デジタル)ズームをするときに効いてくる」(説明員)という。電子式手ブレ補正と光学式手ブレ補正に加え、音声でシャッターを切れる「Voice Shot」も採用し、ブレを抑えた1枚を撮れる。Voice Shotはアウトカメラで自分撮りをする際に特に役立ちそうだ。新たに用意した「手鏡モード」は、インカメラを鏡のように使えるもの。ただインカメラで写すのではなく、手鏡モードをオンにして画面をタップすると、一時的にキャプチャされる(保存はされない)ので、鏡ではなかなか見られない部分をチェックするのに便利だ。

photophoto 1630万画素カメラを装備(写真=左)。手鏡モードを起動して画面をタップすると、静止画がキャプチャされる。クリアキーを押すとキャプチャ前の画面に戻る(写真=右)
photophotophoto 静止画の撮影画面(写真=左)。最大16M(3456×4608ピクセル)の撮影が可能(写真=中)。撮影モードの選択。おなじみの魚眼カメラ、ミニチュアライズカメラ、パノラマカメラを利用できる。手鏡モードもここから利用する(写真=右)
photophotophoto 撮影設定(写真=左、中)とシーン設定(写真=右)

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