1630万画素+光学式手ブレ補正で“シャープ史上最高画質”に――「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2012年12月18日 20時07分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 AQUOS PHONEのハイエンド機は「ZETA(ゼータ)」。次はダブルゼータですねとツッコマナイと先に進めない刺激的なネーミングで登場した。で、「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(以下、SH-02Eと略します)の一番の注目点は「IGZO」なので、どうしてもそちらに目がいっちゃうのだが、カメラ機能も何気なくすごいことになってるのである。画素数が1630万もあるとか、光学式手ブレ補正がついてるとか、音声コマンドが使えるとか、画像ファイルサイズがやたらデカいとか。

photophoto IGZO搭載で話題を集めている「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」だが、じつはカメラもけっこうすごい。

音声コマンドが意外に便利

 何はさておきカメラの起動から。実はカメラを起動する方法が面白いくらいたくさんあるのだ。ロック画面でカメラをタップする、ホーム画面からカメラアイコンをタップする……この2つは当たり前なので省略。

 3つ目は音声起動。スリープした状態で本体を2回指先で叩いてやると音声コマンド受付状態になるので、そこで「かめら」としゃべるとカメラ機能が起動する。4つ目はウィジェット。カメラウィジェットが用意されていて、そこから特定の撮影モード(手鏡機能プラス3つまで登録できる)を直接呼び出せるのだ。

photophoto カメラウィジェット。ここにある3つの機能を、ほかのものに差し替えられる(写真=左)。カメラウィジェット設定画面。よく使うものから選べる。これなら直接目的の撮影モードでカメラを立ち上げられる(写真=右)

 注目は音声かな。音声認識はカメラアプリでも常に受け付けてる。「常に」というのがポイントで、カメラを持って「シャッター」としゃべれば自動的に撮影してくれるのだ。

photophoto 音声操作ガイド。コマンド一覧を見て、よく使う機能はあらかじめ覚えておくといい。もうちょっと柔軟性があればいいのだけど、それは今後への期待ということで。10種類以上の機能を切り替えられる

 画面の隅にマイクアイコンがあるけど、それが青いときは音声受付中。誤動作を嫌う場合はオフにしておくといい。使える音声コマンドは、撮影のほかにもいろいろあるが、残念なのは「コマンドに使う言葉がどれも硬い!」。もっと気楽に使うものだから、さっと口に出しやすい言葉や、くだけたいい方にも対応してほしいなあと思うのである。撮影も「シャッター」と「はい、チーズ」だけというのは、ちょっといつの時代だよ、的な感じで。カメラアプリのバージョンアップでバリエーションを増やしてもらえるとうれしい。「にゃあ」でシャッターが下りるとか(猫を撮るとき、声で振り向かせて同時にシャッター、とか楽しいじゃないか)。

 でも発想はいい。暗いところでは両手でしっかり持って、口で撮影すれば手ブレもしにくいし、撮影ボタンを押せない状況だったり(無理な体勢で腕を伸ばしてるとか)、ちょっと設定を変えたいけど、いちいちメニューを開いたり指を大きく動かすのは面倒だったり……そういうときに使えるのだ。いろいろ試してみたけど、屋外でも静かな場所ならOK。人混みの中はさすがにきつかったという感じ。こうした取り組みは面白いので、どんどんやってほしい。

1630万画素で画質はどうなった?

 カメラが起動したら撮影である。SH-02Eのカメラは1630万画素の裏面照射型CMOSセンサーである。だいたい裏面照射型CMOSセンサーを搭載した普及型コンデジで一番多い画素数が1600万画素。コンデジと同じである。ちなみに大きめ撮像素子を積んだいわゆるハイエンドコンデジの主流が1200万画素くらい。高価で高画質なデジカメの方が画素数が少ないという逆転現象が起きております。

 なのに、普及型コンデジのものより小さな撮像素子を持ちながら、1630万画素。すごいというか無謀というか、個人的には画素数競争には昔から、メリットよりデメリットの方が大きいと思っているため否定的。だがしかし、1300万画素のXperia VLと撮り比べてみると、ディテールの描写力が予想以上に違いました。びっくり。

 画素数のみならず、レンズや画像処理など、1630万画素っぽさをちゃんと出すように設計されてるのだろうなあと。そのへんは見比べてみてください。

 というわけでいつもの作例を。まずは象の滑り台。

photophoto 左がSH-02E、右がXperia VLで撮影したもの

 続いてあずまや

photophoto 左がSH-02E、右がXperia VLで撮影したもの

 等倍で見るとSH-02Eの方がディテールがしっかりしてるのが分かるのだ。解像感を出すためにシャープネスをかけてるな、と思わないでもないけど、がんばって1630万画素にしただけのことはあるではないか。

 ただ、これでファイルサイズが12Mバイトというのはでかすぎ。普通、1600万画素のコンデジでも1枚あたり5〜8Mバイトの範囲に収まるわけで、スマホのカメラで1枚12Mバイトになっちゃうというのはどうかと思う。画質をちょっと落とせばいいのだけど、やっぱ、最高画質で撮りたいと思うわけだし。

 さて、SH-02EにはHDR機能がある。HDRをオンにするとダイナミックレンジの広い写真を撮れる。普通はHDRのオンオフがけっこう面倒だったりするのだが、SH-02Eは音声コマンドを使えるのだ。「HDR オン」と言えば、オンにしてくれるのである。こういうとき、けっこう便利。

photo HDRオン

 そうすると暗部が少し柔らかくなり、白飛びしてた空も復活するのが分かるかと思う。

 ほかの作例もいくつか。紅葉と三重の塔。逆光気味ですごくハイコントラストに写ってしまったので、HDRをオンにして撮影し直し。

photophoto 左がHDRオフ、右がHDRオン

 逆光の紅葉。光が十分にあるときは実によく写ってくれる。

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 青空と神宮の森。

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 落ちていたもみじをマクロ撮影。オートでは色がうまく出なかったのでホワイトバランスを太陽光にして撮ってみた。

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