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» 2013年01月24日 21時35分 UPDATE

HTC J butterflyとの違いもチェック:写真で解説する「INFOBAR A02」(外観編)

auの春モデルとして登場する「INFOBAR A02」は、スペックを順当に向上させながら、デザインやUIに新しい要素を取り入れた意欲作。外観編では、各パーツの特徴や持ちやすさ、そしてHTC J butterfly/INFOBAR A01との違いなどを紹介する。

[田中聡,ITmedia]

 スマートフォンのINFOBARとしては、「INFOBAR A01」(2011年6月発売)、「INFOBAR C01」(2012年2月発売)に続く3機種目となる「INFOBAR A02」。A01とC01はシャープ製だったが、A02はHTCが開発している。約1年ぶりに登場するだけあってスペックが向上したのはもちろん、デザインやUI(ユーザーインタフェース)にも新しい要素をふんだんに取り入れている。まずは外観から見ていこう。

photophoto HTC製の「INFOBAR A02」。ボディカラーはNISHIKIGOI、ICE GRAY、AOAO
photophoto ディスプレイ面には凹凸がない(写真=左)。裏面もプレーンな雰囲気で、カメラ、フォトライト、赤外線ポート、FeliCaマークがあるのみ(写真=右)
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photophoto 上端部には電源キーとイヤフォンジャック(写真=左)、下端部にはMicro USB端子がある(写真=右)
photophoto 左側面にボリュームキーとファンクションキー(写真=左)、右側面に充電端子がある(写真=右)

 まず一目見て大きな違いだと分かるのが、A01にあった前面の物理キーがなくなり、画面内に戻る/ホーム/マルチタスクキーを用意していること。INFOBARといえばタイル状の物理キーが印象的だったが、INFOBAR A02ではディスプレイと本体サイズのバランスを考慮してか、前面は物理キーなしのフルフラットな形状になっている。INFOBARはその名のとおり「情報のバー」だと考えると、前面のキーは必須ではないのだろう。INFOBAR A01にあった3色のキー(NISHIKIGOIならレッド、水色、ベージュ)は、A02ではサイドキーや電源キーが継承している。

photophoto 画面内の仮想キーとして、戻る/ホーム/マルチタスクキーを用意。このキーアイコンもINFOBAR用にデザインされている(写真=左)。ボリュームキー(<>)とファンクションキー(○)の色をカラーごとに変えている(写真=右)

 本体カラーはINFOBARの定番色である「NISHIKIGOI」に加え、白ベースの「ICE GRAY」と青ベースの「AOAO」をラインアップしている。説明員によると、ICE GRAYはベーシックなカラーとして用意したが、AOAOはINFOBARとしてはチャレンジングな色だという。「INFOBAR A01のCHOCOMINT、INFOBAR C01のKIIROのように、INFOBARでは毎回チャレンジングな1色を用意している。A02ではNISHIKIGOIとICE GRAY以外の色をたくさん検討したが、“濃い青”は春の流行色なので採用した」とのこと。「INFOBARにない、電子機器にありがちな色をあえて採用した」のは、より男性ユーザーにアピールしたかったためだという。「これまでのINFOBARでは女性6割、男性4割を取ることを目指していたが、INFOBAR A02では男性6割、女性4割を目指している」との理由から、男性に好まれそうな青を選んだそうだ。

 メーカーがHTCということで、どのモデルがベースになっているのか気になるが、「ゼロから設計をしたのでベース機は存在しない」(説明員)とのこと。カメラモジュール(約800万画素CMOSのメインカメラと約210万画素CMOSのインカメラ)やチップセット(LTEモデムチップのMDM9615とクアッドコアCPU搭載のアプリケーションプロセッサーAPQ8064)など、一部「HTC J butterfly」と共通の部材はあるが、「基板をはじめ、内部の構成は異なる」(同)。ディスプレイにはHTC JやHTC J butterflyと同じく曲面ガラスが用いられており、立体的な印象を強めている。

photophoto 2枚の写真とも左がINFOBAR A02、右がINFOBAR A01
photophoto 2枚の写真とも左がINFOBAR A02、中央がHTC J butterfly、右がINFOBAR A01。やはり5インチのHTC J butterflyが一番大きい
photophoto ガラスの端が曲面になるよう加工されている

 HTC J butterflyとのスペック上の違いは、まずディスプレイが5インチフルHD液晶ではなく、4.7インチHD液晶であること。また液晶パネルには、シャープのCG Siliconが採用されている。バッテリー容量はHTC J butterflyの2020mAhから2100mAhにアップしており、リアカバーを外して交換もできる。またLTEエリア内の連続待受時間が、HTC J butterflyの約270時間より160時間長い約430時間なのは心強い。防水性能はIPX5に加えてIPX7もサポートし、新たに防塵(IP5X)にも対応する。もちろん、4G LTE、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、NFCもきっちりサポート。HTC J butterflyでは2GバイトあるRAMが1Gバイトなのは気になるが、これについて説明員は「HTC J butterflyは5インチフルHD液晶を搭載しているので2Gバイトとしたが、4.7インチHD液晶のINFOBAR A02は1Gバイトでも十分だと判断した」と話していた。

INFOBAR A02、HTC J butterfly、INFOBAR A01のスペック比較
INFOBAR A02 HTC J butterfly INFOBAR A01
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約70×138×9.7ミリ 約71×143×9.1ミリ 約63×118×11.8ミリ
重さ 約147グラム 約140グラム 約113グラム
OS Android 4.1 Android 4.1 Android 2.3
プロセッサー MDM9615+APQ8064(1.5GHzクアッドコア) MDM9615+APQ8064(1.5GHzクアッドコア) MSM8655T(1.4GHzシングルコア)
メモリ(ROM/RAM) 16Gバイト/1Gバイト 16Gバイト/2Gバイト 2Gバイト/512Mバイト
外部メモリ microSDHC(最大32Gバイト) microSDHC(最大32Gバイト) microSD/microSDHC(最大32Gバイト)
ディスプレイ 約4.7インチ HD(720×1280ピクセル)CG Silicon TFT液晶 約5.0インチ フルHD(1080×1920ピクセル)super LCD液晶 約3.7インチ QHD(540×960ピクセル)NewモバイルASV液晶
連続待受時間 LTE:約430時間、3G:約450時間 LTE:約270時間、3G:約360時間 3G:約220時間
連続通話時間 約900分 約750分 約330分
LTE(下り/上り) 75Mbps/25Mbps 75Mbps/25Mbps
WiMAX
3G(下り/上り) 9.2Mbps/5.5Mbps 9.2Mbps/5.5Mbps 9.2Mbps/5.5Mbps
カメラ(メイン/イン) 約800万画素裏面照射型CMOSセンサー/約210万画素裏面照射型CMOSセンサー 約800万画素裏面照射型CMOSセンサー/約210万画素裏面照射型CMOSセンサー 約805万画素CMOS/−
バッテリー 2100mAh(交換可能) 2020mAh(交換不可) 1020mAh(交換可能)
赤外線通信
おサイフケータイ
NFC
ワンセグ ○(アンテナ内蔵) ○(アンテナ内蔵) ○(アンテナ外付け)
防水 IPX5/IPX7 IPX5
防塵 IP5X
国際ローミング CDMA、GSM、GPRS、UMTS CDMA、GSM、GPRS、UMTS GSM/CDMA

 画面サイズが4.7インチながら、幅が70ミリなのは少々気になる。発表会場では長時間操作できなかったが、幅71ミリのHTC J butterflyと同様、片手での操作は指が疲れてしまうかもしれない。一方で、左側面に新たに搭載したファンクションキーは、片手で操作しやすくなるよう配慮したものでもある。このキーから画面のオン/オフや着信の応答と終話ができるほか、カメラ撮影時にはシャッターボタンとしても使える。後ほどソフトウェア編でも紹介するが、ホーム画面表示中やほかのアプリ起動中に押すと、カテゴリーごとにまとめたアプリ一覧の「List View」が表示される。操作に迷ったらこのキーを押せばいいわけだ。

 ボディはHTC J butterfly以上にラウンド感が強調されており(特に4隅がうまく削がれている)、手にしっかりフィットする。下端部の背面寄りの部分に溝が入っており、ここに爪を引っかけてリアカバーを外す。カバーは柔らかくて外しやすい。また、溝はMicro USB端子カバーの下まで入っており、ここに爪を引っかけるとカバーを開けやすい。HTC J butterflyのコネクタカバーは固くて開けにくかったが(加えてカバーが取れた人も多いようだ。筆者のHTC J butterflyのカバーも取れてしまった)、INFOBAR A02は安心して使えそうだ。

photophoto 全体的に丸みを帯びているので手に優しい(写真=左)。iPhone 5とサイズを比較(写真=右)
photophoto 4隅の角もしっかりと削ぎ落とされている(写真=左)。コネクタカバーの下にも窪みがあるので、爪をかけやすい(写真=右)
photophoto リアカバーを外してバッテリーを交換できる。microSDスロットとSIMスロットはバッテリーの上にある(写真=左)。本体色ごとにカバーと本体内側の色も統一されている。このあたりはHTC端末らしいと言うべきか(写真=右)
photo 青矢印で示している突起物にストラップをかける

 塗装されているので分かりにくいが、側面のフレーム部分はアルミで作られている。このフレーム部分はアンテナとなっており、右上の逆L字部分にワンセグアンテナ、左下のL字部分に通信用のメインアンテナが入っている。右側面には卓上ホルダ用の充電端子が用意されている。INFOBAR A02に同梱はされないが、卓上ホルダは「なるべく早く発売できるよう検討している」(KDDI)とのこと。このほか、INFOBAR A01にはなかったストラップ取り付け用の突起物が、リアカバーを外したところにある。

 INFOBAR A02発売と同時期に、専用のアクセサリーも「au + 1 collection」としてauオンラインショップやauショップなどで販売する。中でも注目したいのが、INFOBAR A02と同じく深澤直人氏がデザインしたオリジナルカバーだ。クリアパネルの上に、INFOBAR A02各色の壁紙と同色の模様があしらわれており、本体色・壁紙と合わせて統一感を持たせられる。価格は2940円。

photophoto au + 1 collectionでさまざまなINFOBAR A02のケースを販売する予定
photophoto 深澤直人氏がデザインしたオリジナルカバー
photo 狙ったわけではないそうだが、初代INFOBAR、プロトタイプのinfo.bar、INFOBAR 2とINFOBAR A02は、いずれも高さが138ミリで同じだという

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