白戸家のお兄さんがアイティメディアを来訪――ラップの演奏をしてもらいました「ラップお父さん」開発秘話も披露

» 2013年01月30日 17時54分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo キャンペーンで当たる「お父さんどこでも振動スピーカー」。iPhoneとBluetooth接続して、ラップお父さんの音もこのスピーカーから鳴らせる

 2012年の携帯電話契約数が純増1位を獲得し、5年連続純増1位になるなど好調を維持しているソフトバンクモバイル。さらに、CM好感度調査では、史上初めて6年連続1位を獲得。同社は5年連続純増1位を記念して、iOS向けアプリ「ラップお父さん」を1月10日から無料で配信している。このラップお父さんをダウンロードした人向けに、「お父さんどこでも振動スピーカー」や「お父さん自転車」などが抽選で当たるキャンペーンも実施している。

 ラップお父さんは、白戸家のお父さんやお兄さんのセリフボタンをリズムに合わせて押して、自分だけのラップ演奏を楽しめるアプリ。CMでおなじみのセリフが計48個が用意されており、セリフボタンを連続で押すと、オリジナルのセリフを作れる。例えば、お父さんの「コラッ!」「お前」「うるさい」をテンポ良く押せば、まるでお父さんがこれら3つの単語をそのまま話しているかのように聞こえる。

 BGMにピアノやギターを鳴らしたり、ヒップホップ、ダンス、R&Bなどのリズムを入れたりできる「DJモード」も用意されており、組み合わせ次第でさまざまな演奏が可能。自分で作った音と一緒にお父さんやお兄さんのセリフを鳴らすと、また違った趣が得られるだろう。ラップ演奏は15秒まで録音でき、録音したラップをFacebookにアップロードすることも可能だ。セリフを押すごとに、お父さんやお兄さん、時には孫社長のイラストが表示されるのも楽しい。このアプリは「ラップムシ」シリーズの作者・成瀬つばさ氏と共同開発しており、この味のあるイラストも成瀬氏が描き下ろしたものだ。

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photophoto 「ラップお父さん」では12×4(計48個)のセリフが用意されており、各セリフのボタンを押すだけで言葉が発せられる。3番の下にある「どこでも」「英雄」を見て「ん?」と思った人も多いのではないだろうか。この2つの言葉は“ちょっとした遊び心”で入れたそうだ。ただ、ダンテさんは最後までこの2つの録音には「本当に大丈夫ですか?」とドキドキだったそうだ
photophotophoto 左上の「REC」ボタンを押すと録音がスタート(写真=左)。録音しているときに押したセリフのボタンには色が付き、どのボタンを押したかが再生時に分かる(写真=中)。録音した演奏は動画としてFacebookに投稿できる(写真=右)
photo DJモードではBGMを鳴らしたりリズムを刻んだりでき、それぞれ2つをミックスできる。レコード部分を触れて回せば、さらにDJ気分を味わえる

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 さて、このラップお父さんやソフトバンクのCMで活躍する“お兄さん”ことダンテ・カーヴァーさんが1月30日にアイティメディアを訪れた。ソフトバンクモバイルのマーケティング担当者にも同席いただいたので、ラップお父さんでこだわったところを中心に話を聞いた。

photophoto 白戸家のお兄さんことダンテ・カーヴァーさん
photo ソフトバンクモバイルの谷内氏

 ボタンを押すだけでラップを刻めるというシンプルな操作性が受け、ラップお父さんは1月10日から20日まで、33万3071ダウンロード数を記録するなど好調だ。マーケティング本部 プロモーション企画1部 セールスプロモーション課の谷内美咲氏によると、「初速のダウンロード数は、これまでリリースした『お父さんユーティリティアプリ』シリーズの中でも特に多い」という。「一番人気は『お父さんQR』なので、これを目指していきたいですね(ちなみに、お父さんユーティリティアプリシリーズは累計500万ダウンロードを突破している)」(谷内氏)。ラップお父さんを開発したのは、5年連続純増1位という節目の年でもあるので、何か変わった形でアピールしたかったからだという。「ボタンを押すだけで簡単にラップを刻めるので、小さいお子様から年配の方まで楽しんでいるという声をよく聞きます」(谷内氏)

 収録されているラップの声は、お父さんが12個、ダンテさんが36個で、ダンテさんバージョンの方が多い。お父さんの声はCMで使われたものをそのまま使っているが、ダンテさんの声はこのアプリ用に録り直したそうだ。「リズムに乗せる必要があるので、同じフレーズでも短く言ってもらったり、一拍の中に入るような言い回しをしてもらいました」と谷内氏。「リズムやタイミング、イントネーションが難しいけど、チャレンジングで楽しかったです」とダンテさんも話す。

photophoto ダンテさんがこれまでに白戸家のCMで一番苦労したのは、「味噌汁」のセリフだそうで、「全然言えなかった(苦笑)」そうだ

 実際は100種類以上のセリフを録音し、その中から36個を選んだという。「ダンテさんには収録に2回来ていただき、音楽を流しながらヘッドフォンを付けて録音しました。難しい日本語も多くて、特に「刻みます」「奏でます」という言葉はダンテさんが何度もかんでしまって……(苦笑)。でもダンテさんが何度もやり直しますと言っていただいて、良いものができたと思っています」と谷内氏。「(これら2つの言葉は)ちょっと難しかったです。多分、15回くらい(録り直しました)……(笑)」とダンテさんも苦笑いで振り返る。残念ながら、苦労して録った「刻みます」と「奏でます」は採用されなかったそうだが、「ぜひアップデートで追加してほしいですね」とダンテさんは期待を寄せる。

 同じ言葉でも複数のパターンを録ってから1つに絞ったという。「『Thank you!』は日本語っぽい感じ、英語っぽい感じ、ギャグっぽい感じの3パターンを録るよう開発側から言われていました。実際に採用されたThank you!は元気の良い感じで、テイク3くらいで録れましたね」(谷内氏)。ダンテさんが特に気に入ったセリフは「ヤッタゼ!」。「『ヤッタゼ!』はネバーユース(使いません)……。(録音のときに)もうちょっと元気の良い声を出してくださいと言われたので、ハイ、ワカリマシタと(苦笑)」(ダンテ氏)

photophoto ダンテさんの元気の良い声を聞ける「Thank you!」と「ヤッタゼ!」

 そもそも、なぜラップのアプリを開発しようと思ったのか。「小さいお子さんも、ボタンを押すだけで簡単に操作できるので、家族全員で楽しめます。あとは、同じ時期にスピーカーが当たるキャンペーンをやっていることも関係してますね」と谷内氏は話す。ダンテさんは「電車に乗っているときや待ち時間に、普段はゲームをしますが、音楽のアプリは少ないので楽しいですね」と話しつつ、最後に「スピーカーからも音が出ます」と、お父さんどこでも振動スピーカーをアピールすることも忘れなかった。

 音楽が大好きというダンテさんも、ラップお父さんを愛用しており、撮影の合間などに遊ぶことが多いそうだ。DJモードのBGMには「リラックスできるから」という理由でピアノをよく使っているという。そんなダンテさんの熟練の腕を披露してもらうべく、実際にラップお父さんを演奏してもらった。以下の動画をご覧いただきたい。

photo 演奏前に念入りにリハーサルするダンテさん


photo ソフトバンクモバイルの柴田氏

 ダンテさんらの白戸家は、ソフトバンクの顔とも言える存在になった。6年連続で好感度1位を獲得できたのは、「白戸家シリーズで長年続いているところが一番大きい。他社ではこういうシリーズはあまりやっていませんから」と、マーケティング本部 マーケティング戦略統括部 ブランドマーケティング戦略部 マーケティング戦略課の柴田学氏は話す。すでに白戸家が登場するCMの数は100を超えており、CM界のサザエさん的なポジションを築きつつある。「キャスティングやシチュエーションは変わっていくとは思いますが、白戸家はずっと変わらずにやっていきたいですね」と柴田氏。ダンテさんは「コンセプトやキャンペーンがいつも違うし、いろいろなロケやシチュエーションがあって楽しい。仕事を抜きにして、家族のメンバーも大好き」と話していた。

 最後にダンテさんからメッセージをいただいた。

 「ソフトバンクのコンセプトはいつも面白いので、毎日CMを見てください。ソフトバンクの(お父さん)アプリもたくさんありますけど、"something for everyone(誰にでも楽しんでもらえる)"なので、ぜひトライしてください」

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