アジア最先端のモバイル製品やテクノロジーが一堂に会する見本市「COMPUTEX TAIPEI 2015」。昨今、スマートフォンやウェアラブルデバイスに対する注目が高まる中、スマホをより活用するためのアクセサリーや、スマホと連携する機器も多数出展されていた。その中から、筆者が「これは気になる! 日本での販売はいつだ!」と思ったアイテムたちを紹介したいと思う。
台湾のCoresuit Groupがデザインし、FNTE Internationalが販売している「Coresuit ARMOR IPX-01M」は、iPhone 6/6 Plus用の耐衝撃ケースだ。ABS樹脂のハードケースに4つのアルミニウムバンパーを8本のステンレス製ネジで止め、耐久性をあげている。その姿は、まさにワイルドな「男のための道具」に他ならない。専用のドライバーもケース入りで付属しており、装着のためにネジを締める作業は、まるで自動車のメカニック、あるいは“秘密の道具”を組み立てるスパイのような気分だ。なお、同商品は現在、台湾国内でのみ販売されているとのこと。日本でも、是非発売して欲しい一品だ。
iPhoneをカメラ風に変えるケースは数多くの種類が出ているが、あくまで“風”である。それに対し、bitplayのiPhone ケース「SNAP! 」シリーズには、Bluetoothを使ったシャッターボタンが付いていて、iPhoneを“ホンモノ”のカメラに近づけてくれる。レンズもねじ込み式になっていて、「3倍望遠レンズ」「魚眼+マクロレンズ」「ワイドアングル+マクロレンズ」など、別売りのものと交換できるようになっている。なお、Bluetoothのシャッターボタンを使って撮影するためには、専用のカメラアプリ(基本機能は無料)が必要だ。
ちなみに、「SNAP!」シリーズと、オプションレンズは、一部、日本でも正規販売されている。以下のAmazonリンクは、iPhone 6用の「SNAP! 6」と、同ケース用のレンズ類だ。ほかにも、iPhone 5/5s用の「SNAP! 5」とオプションレンズなども販売されているので、要チェックだ。
OAXISの「InkCase」シリーズは、文字通り、背面に電子ペーパー(eインクディスプレイ)を搭載しているスマホケースだ。InkCaseは、今までにiPhone用やGalaxy Note用が発売されている。現在発売中のiPhone 6用の「InkCase i6」は、4.3型、480×800ピクセル(画素密度217dpi)の電子ペーパー、128Mバイトのストレージと、300mAのバッテリーを搭載している。ケースとスマホはBluetoothで接続され、「InkCaseNow」と呼ばれる情報画面で時計、天気、ToDo(予定)やスマホの通知などを表示することができる。会場では、Huaweiのスマホ「P8」用のInkCaseも展示されていた。
あなたは、猫を“顔”で見分ける事ができるだろうか? ZILLIANSの「CATFi」は水飲みや餌を食べにトレイに訪れた猫をカメラで顔認証し、猫の体形や健康にあった食事の調節などが行えるという機器だ。猫の体重の変化、食べた餌や飲んだ水の量などの記録は、専用のスマホアプリでチェックできる。なお、こちらの商品は、日本での発売は決まっていないが、公式ホームページは日本語版もある。猫好きのガジェットマニアはぜひチェックしてみて欲しい。
猫が顔認証なら、犬はGPSということでもないが、ZILLIANSと同じエリアにブースを出して展示していたのが、Tracker Technologyの「iPet」だ。GPSを搭載した首輪状の機器で、中にGSMの通信モジュールが内蔵されていて、愛犬の現在地、行動範囲の記録をスマホで随時確認できる。ペット用というだけあって、もちろん防水仕様となっている。ちなみに、現在、LTE通信に対応したものを開発中だそうだ。
昨年に引き続き、ド派手なデモンストレーションで人気だったのが、iPhoneやAndroid端末で操作ができるChoiceeのクマ型ロボット「Choicee Qee Robot」だ。スマホとの接続はBluetoothで、前後左右に走行するほか、頭を左右に、手を前後に操作することも可能。また、ワイヤレススピーカーの機能も持ち、音楽に合わせてダンスさせることもできる。本体に向かって話しかけるように、ハンズフリー通話に利用することも可能だ。
今年、日本でもスマートフォン「Wolf2」をリリースする予定のBangBangameの「モバイル温度計」は、少し変わり種のアクセサリーだった。スマホのイヤフォンジャックに挿して利用するこの温度計は、単独のバッテリーが不要だという。ミニナースをモチーフにしたというその姿は、一見するとイヤフォンジャックに挿しておくマスコットにしか見えない。しかし、体温、気温のほか、気体温度や固体、液体の温度まで測定できてしまう優れものだ。計測範囲は、セ氏マイナス20度から80度となっている。なお、接続したスマホには、専用のアプリをインストールしておく必要がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.