HUAWEI製のAndroidスマートフォン「HUAWEI P8 lite」。本体価格が3万円以下(税別)と思えないデザインとパフォーマンスを誇る端末で、急成長する格安スマホ市場をリードしていく1台といえる存在。
さっそく、SIM通でも実機でレビューしてみました。
まずはスペックから確認しましょう。
モデル名 | HUAWEI P8 lite ALE-L02 |
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OS | Android 5.0 |
CPU | Hisilicon Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz) |
RAM/ROM | 2GB / 16GB |
ディスプレイ | 5.0インチ HDディスプレイ (1280×720) |
サイズ / 重量 | 約143×約71×約7.7(mm) / 約131g |
バッテリー容量 | 2,200mAh |
カメラ | メインカメラ:1,300万画素 インカメラ:500万画素 |
通信速度 | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps |
対応周波数 | FDD-LTE:Band 1/3/5/7/8/19/28 TDD-LTE:Band 40 3G:Band 1/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900(MHz) |
触ってみるとCPUのパワーもまずまずで、好印象。
AnTuTu Benchmarkアプリを使って他の機種と性能を比較してみました。左からHUAWEI P8 lite(スコア:33,569)、Xperia Z3 SOL26(スコア:42,577)、Galaxy S6 edge SC-04G(スコア:66,971)最新のGalayx S6 edgeと比較すると半分のスコアですが、昨年冬のハイエンド端末Xperia Z3とは大きく変わりません。本体価格を考えると相当頑張っているのではないでしょうか。
最新のスマートフォンと比較して明らかに差が出るのは解像度。例えばGalaxy S6 edgeは5.1インチのQuadHD解像度(2560×1440)ですので、HUAWEI P8 liteの4倍の密度。見比べるとHUAWEI P8 liteの画面が「粗く」感じてしまいます。
HUAWEI P8 liteを一台だけで使うとまた印象も違うと思いますし、個人の好みが出るので家電量販店などで実機確認した方がいいかもしれません。
パッケージのデザイン・質感が良いのは嬉しい誤算。箱を開けるワクワク感があります。
開くと端末が立った状態で収納されています。端末側面のシルバーアクセサリーの様なカラーと、箱内面のブラックが綺麗に対比して独自のスタイリッシュさを演出しています。細部もしっかり作りこまれていてさらなる好印象を与えてくれました。同梱品は、端末本体、ACアダプタ、USBケーブル、イヤホン、SIMカードピン、保証書、クイックスタートガイドです。
本体の背面には半透明のシールが貼られており、SIMカードスロットについての説明書きがあります。
端末を正面から見た所。割りとよくあるスタンダードなスマートフォンという印象。
背面はガラスとプラスチックのハイブリッド。プラスチック部分はヘアライン加工で手触りや質感もよく、カッコイイと思わせる仕上がりです。
ボリュームボタン、電源ボタン、SIM/microSDカードスロットは右側面にあります。
トレイは付属のピンを挿してトレイを引き出すタイプ。2つあるトレイは、microSIMトレイとnanoSIM/microSDトレイになっています。両方SIMを入れた場合は、どちらか1つはGSMになります。
なお、nanoSIM/microSDトレイは構造上(左はmicroSD、右はnanoSIMを入れた状態の画像)、どちらか一方しか利用することができません。SIMとSDを同時に利用したいという人は、microSIMを選んだほうが良いかと思います。
本体のサイズや重量バランス、各種ボタンの配置などは特に変な癖もなくシンプルで使いやすい仕上がりです。更に背面の加工はお値段以上のものだと感じました。
王道・シンプルなHUAWEI P8 liteですが、自撮りを超絶加工する「パーフェクトセルフィー機能」を搭載しております。
事前に顔写真を撮影し、登録するとビューティーエフェクトゴリゴリのセルフィーが楽しめます。
まずはスムージング。最大にすると肌がツルツルに。
続いてはホワイトニング。コチラの加工レベルを上げると肌が白くなります。
怖いと評判の、目を大きくする加工。この辺りからプリクラの様になってきます。
目を明るくする設定。キラキラ輝きます。まるで黒色のカラコンを入れたかのように瞳も大きくなり、二重のラインもくっきり。
最後はスリムフェイス。輪郭が細くなります。
ビフォーアフターを比較してみると、完全に別人になっていることがわかります。
このパーフェクトセルフィーを使うと、複数人で撮影した時に自分だけ事前設定した加工を適用させることが可能です。一人抜け駆けする卑怯な感じですが、実際使うと楽しく、今後他メーカーの機種にも広がる可能性もあるのではないでしょうか。HUAWEI P8 liteを手に取る際は是非とも試してみてください!
癖のないスタンダードな作りと優れたコストパフォーマンス。他の機種をなぎ倒す強力なセルフィーモードで楽しめる1台に仕上がっています。
HUAWEI P8 liteはSIMフリースマートフォンとして単体で販売している他、楽天モバイル、OCN モバイル ONEなどのSIMカードとセットでも販売中。ZenFone 5のように格安スマホ市場がさらに盛り上がる起爆剤的な端末として話題と人気を集めそうです。
(文:モバイルプリンス)
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