Wi-Fi接続で契約容量を超えても速度は遅くなる?【一問一答】SIM通

» 2015年08月27日 06時00分 公開
[SIM通]
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 スマホのデータ通信は契約容量をオーバーすると通信速度が制限され遅くなってしまいます。この契約容量はどういった通信接続で消費されるのでしょうか?「教えて!goo」に同内容の質問があったので解説したいと思います。

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スマホをwifiで使っていても、契約容量を超えると速度が遅くなる?

 結論から言うと、Wi-Fi接続時は契約容量を気にせず通信できます。MVNOの格安SIMをはじめ、キャリアの通信容量設定は3G/LTEでの「モバイルネットワーク」を利用した時の通信量をカウントしています。

 そのため、Wi-Fiで接続すれば通信容量を気にせず通信できます。サイズの大きなアプリをダウンロードする時やYouTubeなどの動画サイトを視聴する際はWi-Fiを利用したほうが安心で快適です。

 しかし、現在のインターネット接続が3G/LTEでの通信なのか? それともWi-Fi接続なのかわからないと困りますよね。そこで接続状態の見分け方を覚えておきましょう。

現在の通信の種類を確認するには?

iPhoneで画面上部に表示される接続状態の例

 iPhoneの場合は、Wi-Fi接続時には画面上部にWi-Fiアイコンが点灯します。

「設定」から確認した画面

 また、「設定」→「Wi-Fi」項目から接続しているWi-Fiのアクセスポイント名をチェックできます。

Androidで画面上部に表示される接続状態の例

 Androidの場合も同じく、Wi-Fi接続時には画面上部にアイコンが表示されます。

「設定」から確認した画面

 また、「設定」→「Wi-Fi」をタップすると接続しているWi-Fiのアクセスポイント名をチェックできます。

※Androidの説明画像は「Android 5.0 Nexus 5」で説明しており、OSバージョン・機種によって見え方が多少異なります

 契約容量に関係なく通信できるWi-Fiは便利で快適です。Wi-Fi接続が利用できるシーンでは、なるべくWi-Fiを利用していきましょう。

 一度接続設定をしておけば、そのWi-Fiの電波が届く範囲に入れば自動的に接続してくれます。ただし、Wi-Fiの電波の到達距離は十数メートル程度とあまり広くありませんので「気がつかないうちにWi-Fi圏外に出ていて3G/LTE通信に戻っていた」ということもあるので、この点は注意が必要です。先ほど説明したアイコンで見分けるようにしてください。

Wi-Fiでも一部の例外は通信量を消費する?

テザリングは注意

 Wi-Fiには一部例外もあります。それは、スマホのテザリング機能を使って他の機器をインターネットに接続している場合。これはスマホに届いている3G/LTEのモバイルネットワークを分配していることになるので、テザリングしているスマホは契約容量の影響があります。

 また、モバイルWi-Fiルーターも3G/LTEを利用して接続する機器のインターネットアクセスを可能としています。そのため、モバイルWi-Fiルーターにも容量制限があります。

 固定回線を利用したWi-Fi通信は契約容量制限に影響なく、持ち運べて使えるモバイルWi-Fiの通信には容量制限があることが多いと覚えておくと良いかもしれませんね。もちろん契約容量制限の無いSIM契約プランもあるので契約容量を気にせず使いたい方は合わせて検討するのをおすすめします。

(文:keisuke)

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