指紋センサー+新2300万画素カメラ搭載の「Xperia Z5」、KDDIが10月下旬以降に発売

» 2015年09月29日 14時12分 公開
[田中聡ITmedia]

 KDDIが9月29日、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「Xperia Z5」を発売することを発表した。型番は「Xperia Z5 SOV32」で、10月下旬以降の発売を予定している。

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photo 「Xperia Z5 SOV32」。カラーはホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーン

 Xperia Z5は、Xperia Zシリーズの最新フラッグシップモデルで、9月にドイツ・ベルリンで開催された家電の展示会「IFA 2015」で発表済みのモデルだ。カラーバリエーションはホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーンの4色。なおIFAで同時に発表した「Xperia Z5 Premium」と「Xperia Z5 Compact」は、現時点ではKDDIが発売する予定はない。

 背面にガラスを採用しているのは従来どおりだが、今回は光沢感を抑えたフロストガラスに仕上げた。側面の電源キーは指紋センサーと一体とし、キーに触れるだけでロックを解除できる。側面にはXPERIAロゴを配した。

 ディスプレイは5.2型フルHD(1080×1920ピクセル)でXperia Z4からサイズの変更はないが、より高色域の再生が可能になり、コントラストもアップ。背景が暗い夜景や花火などの写真も、よりくっきりと表現できるようになった。

 カメラはCMOSセンサーを一新し、画素数が2300万画素にアップ。ソニーのデジタルカメラ「α」で培った技術を生かし、ソニーモバイルが「世界最速」とうたう、0.03秒の高速オートフォーカスが可能になった。メインカメラにはXperia Z4の25ミリよりも広角な24ミリのレンズを採用した。

 画像処理エンジン「BIONZ for mobile」も進化し、画質の劣化を抑えながら最大5倍のズームが可能。離れた場所にいる被写体もクリアに撮影できる。撮影環境に応じて最適な設定に切り替える「プレミアムおまかせオート」では、新たに彩度と明度を調整できる設定を用意。マニュアルモードに切り替えることなく、より最適な設定で撮影ができる。

 動画撮影時の手ブレを抑える「インテリジェントアクティブモード」は、カメラモジュールが大きくなったことで、より高周波のブレを低減できる。ソニーモバイルによると、自転車に乗りながらでも安定した動画を撮影できるという。インカメラは広角25ミリ、有効約510万画素CMOSのものを搭載する。

 オーディオ機能も進化し、ソニー純正のヘッドセット「MDR-NC750」(ソニーストアでは税別1万1800円)を利用すると、ハイレゾ音源の再生と、デジタルノイズキャンセリング機能を両立できる。

photophoto ソニー純正のヘッドセット「MDR-NC750」(※ホワイトはau +1 collectionでは販売されず、ソニーストアで購入できる)
※初出時にXperia Z5のディスプレイサイズとXperia Z4のカメラの焦点距離に誤りがありました。おわびして訂正いたします(9/29 18:37)。

auモデルとしての独自ポイントは?

 通信サービスは、キャリアアグリゲーションにより、LTEは下り最大225Mbps、WiMAX 2+は下り最大220Mbpsの速度をサポート。またLTEについては、山形県で下り最大300Mbpsの通信が可能だ。3Gには対応しないが、海外では「グローバルパスポート」として3G/GSM回線で通信できる。VoLTE(シンクコールやボイスパーティ含む)、緊急速報メール、おサイフケータイ、フルセグ/ワンセグも利用できる。

 Xperia Z5は、9月30日からau SHINJUKU (東京・新宿)、au NAGOYA (名古屋・栄)、au OSAKA (大阪・梅田)、au FUKUOKA (福岡・天神) をはじめ、全国のauショップで展示する。

「Xperia Z5 SOV32」の主な仕様
機種名 Xperia Z5 SOV32
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
OS Android 5.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 810/オクタコア
メインメモリ 3Gバイト
ストレージ 32Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大200Gバイト)
ディスプレイ 約5.2型フルHD TFT液晶
解像度 1080×1920ピクセル
連続通話時間 約1250分(VoLTE)
連続待受時間 約500時間(LTE/WiMAX 2+)
バッテリー容量 2900mAh
メインカメラ 有効約2300万画素CMOS
インカメラ 有効約510万画素CMOS
ボディカラー ホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーン
サイズ 約72(幅)×146(高さ)×7.3(奥行き)ミリ
重量 約154グラム

公式アクセサリーも販売、キャンペーンも実施

 au公式アクセサリー「au +1 collection」からは、ウィンドウ付きの専用ケース「Style Cover Window SCR42」や、先述のハイレゾ再生+ノイズキャンセリング対応のイヤフォン「MDR-NC750」(ブラックのみ※ホワイトはソニーストアで販売)を販売する。そのほか、ハードカバーやブックタイプのカバー、保護フィルムやガラス、USBケーブルなどもラインアップする。

photo ウィンドウ付きのケース「Style Cover Window SCR42」

 Xperia Z5購入者の対象としたキャンペーンも実施する。Xperia Z5の発売日から11月30日までに、MDR-NC750とZ5を一緒に購入すると、au WALLET プリペイドカードに5000円をチャージする。さらに、9月30日から発売日の前日までにXperia Z5を予約、購入すると、au WALLET プリペイドカードに2000円をチャージする。

 10月21日には、「au × Xperia オーナーズパーティー」を都内で開催する。auを長く使っているXperiaユーザーから、抽選で30人を招待。Xperia開発スタッフからのプレゼンテーションや、ソニーのシークレットエリアを見学できるツアー参加、オーナー同士の懇親会などを予定している。

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