DMM.com、SIMカードの入る感情認識ロボット「Tapia」の国内優先販売権を取得 初回生産分の予約は4月28日から発売は6月中旬予定

» 2016年04月27日 16時40分 公開
[井上翔ITmedia]

 DMM.comは4月27日、MJIが開発した感情認識ロボット「Tapia(タピア)」の国内優先販売権を取得し、「DMM.make ROBOTS」を通して6月中旬に発売することを発表した。販売価格は9万8000円(税別)。

 発売に先立ち、DMM.make ROBOTSサイトでは、4月28日12時から初回生産分300台の予約を受け付ける。

Tapia(タピア) Tapia(タピア)のデザインと外観

 TapiaはMJIが開発したAIシステムを搭載した最新の対話型コミュニケーションロボットで、「みまもり」「会話」「生活サポート」の3つを大きな特徴として据えている。OSにAndroid 5.1を採用しており、新しい機能や仕組みをアップデートで追加できることが特徴だ。高さは約25センチ、重さは約2.5キロ(バッテリー込み)で、室内での持ち運びもしやすくなっている。

 本体にはカメラ、スピーカー、マイク、タッチパネルディスプレイ、各種センサー、無線LAN(Wi-Fi)モジュールや3キャリア対応のmicroSIMスロットを搭載している。バッテリー容量は1万400mAhで、ワイヤレス充電にも対応している。なお、無線LANの対応規格はIEEE 802.11a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)、モバイル通信の対応規格はLTE(Band 1/3/19/28A/28B)とW-CDMA(Band 1/6/9/19)となる。

 コミュニケーションロボットとして必要な音声認識機能、音声合成機能、顔認識機能を備え、クラウド上(オンライン)の応答AIシステムを使って会話を楽しむことができる。ユーザーの喜怒哀楽や気分の浮き沈みを認識して、Tapiaから話しかける機能も今後のアップデートで実装される予定だ。

音声と表情で感情を表現 音声と表情で感情を表現できる

 DMM.make ROBOTSでの販売分については、1年間の無償修理サポートサービスが付帯する。また、初回生産分の予約特典として、非売品のTapiaオリジナルグッズのプレゼントも行う。

 DMM.comでは、今後「DMM mobile」のSIMカードとのセット販売のほか、販売提携先(Amazon.co.jp、イオンリテール、ハウステンボスなど)での販売も予定している。

主な仕様 Tapiaの主な仕様

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