Googleアプリで症状を検索すると可能性のある病気の情報カードを表示するように(まずは米国で)

» 2016年06月21日 10時47分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは6月20日(現地時間)、Googleアプリでの病気の症状に関連する検索結果に、病気の説明や応急処置方法、病院に行った方がいいかどうかなどを説明する複数のカードを表示するようにしたと発表した。まずは米国の英語版モバイルアプリで開始し、将来的には米国以外、モバイル以外(デスクトップ)でも提供する計画だ。

 現在は例えば「偏頭痛」と検索すると、頭痛薬の広告や医療サービスのWebサイト、Wikipediaの「偏頭痛」のページなどが上位に表示されるが、それらの代わりにトップに「ナレッジグラフ」のために同社が医師から集めた情報をまとめたカードを表示するようになる。症状から推測できる病気が複数ある場合は、複数のカードがカルーセル状(横スワイプで回転させて閲覧する)に並ぶ。

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 例えば「頭の片側が痛い」と検索すると、「頭痛」「偏頭痛」「緊張性頭痛」「群発頭痛」「副鼻腔炎」「流行性感冒」のカードが表示される。カードによってはその病気のリスクファクターや、その病気が一般的なものかどうかの説明もある。

 情報は米ハーバード大学医学部と米メイヨークリニックの医師らが監修した。

 Googleは、この症状検索機能は情報提供のみを目的としているので、このカードを参考にしつつ病院に行くことを勧めている。

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