楽天モバイルは「2016夏新サービス・新商品発表会」を開催し、富士通製「arrows M03」と、シャープ製「AQUOS mini SH-M03」のSIMフリースマートフォン2機種の取扱い開始と、 データ通信+5分通話かけ放題+端末代 をセットにした「コミコミプラン」を発表しました。
富士通製の「arrows M03」は、メタル素材のフレームを採用したSIMフリースマートフォンです。フラットで丸みを帯びたデザインが特徴となっており、本体サイズは145mm x 72mm x7.8mm、質量は141g、バッテリー容量は2580mAhとなっています。
OSにはAndroid 6.0を採用し、CPUにはSnapdragon 410 MSM8916 クアッドコア1.2GHzのほか、約5.0インチのHDディスプレイ(1280 x 720)、2GBのメモリ、16GBのストレージ(最大200GBのmicroSDに対応)、1310万画素の背面カメラ、500万画素のフロントカメラなどを搭載しています。
IPX5/8の防水とIP6Xの防塵に加え、米国国防総省の物資調達基準 MIL-Specにも準拠しており、水回りやアウトドアシーンなど日常の様々な環境で安心して活用できるとのことです。また、おサイフケータイ(FeliCa)、ワンセグ、VoLTE通話にも対応しています。
カラーバリエーションは、ピンク・ブラック・ホワイト、そして楽天モバイル限定のシャンパンゴールドを加えた4色展開で提供されます。
本体価格は32,800円で、7月下旬に発売予定です。なお、6月28日から7月29日の期間中にarrows M03とSIMカードを申込んで開通した場合に、端末費用が3,000円引きの29,800円となるキャンペーンが用意されています。
シャープ製の「AQUOS mini SH-M03」 は、約4.7インチのフルHDディスプレイ(1920 x1080)を搭載したSIMフリースマートフォンです。ハイスピードIGZO液晶ディスプレイにより、ストレスのない画面操作やなめらかで見やすい動画表示を実現しているとのことです。
本体サイズは126mm x 66mm x 8.9mm、質量は約120gとなっており、片手でも操作しやすい狭額縁仕様のコンパクトボディが特徴です。
OSにはAndroid 6.0を採用し、CPUにはSnapdragon 808 MSM8992 ヘキサコア1.81GHz Dual + 1.41GHz Quad、3GBのメモリ、16GBのストレージ(最大200GBのmicroSDに対応)、1310万画素の背面カメラ、500万画素のフロントカメラ、2810 mAhのバッテリーなどを搭載しています。また、防水/防塵、おサイフケータイ(FeliCa)、ワンセグ、VoLTE通話にも対応しています。
カラーバリエーションは、レッド・ホワイトの2色展開で提供されます。
本体価格は49,800円で、7月下旬に発売予定です。なお、arrows M03同様、期間限定キャンペーンで、端末費用が5,000円引きの44,800円となります。
今回の新機種の発表に合わせて、5分かけ放題オプションとデータ通信と端末代金をセットにしたS/M/Lの3種類の「コミコミプラン」を7月1日から提供開始することも発表されました。
コミコミプランSは、ZTE製「ZTE BLADE E01」 と2GBのデータ通信、5分かけ放題オプションのセットで、月額利用料金は1年目が1,880円、2年目が2,980円、3年目以降からは2,446円となっています。なお、「コミコミプラン」の最低利用期間は2年間となっており、中途解約時には12,000円の違約金が発生します。
また、サポートサービスも充実し、月額500円で楽天モバイルを含めたスマートなどの使い方をフリーダイヤルで相談できる「あんしんリモートサポート」と、留守番電話に登録された音声をテキスト化して伝言メッセージとして表示できる月額290円の「スマート留守電」も合わせて発表されました。
さらには、2016年7月利用分(8月請求分)から、楽天モバイルの利用料金が楽天スーパーポイントでも支払えるようになることも発表されました。
ポイントでの支払い対象となるのは、月額の基本使用料・通話料・「5分かけ放題オプション」以外のオプション料金・事務手数料・番号ポータビリティの初期費用・解約時の違約金・端末代金(分割払いは対象外)となっています。
発表会では毎月の生活費などの支払いを楽天カードに集約することで毎月の利用料金が実質無料になるシミュレーションも披露されました。国内最大級のECサイトとポイントサービスを擁する楽天ならではの新たな攻勢に大きな注目が集まりそうです。
楽天モバイルは、MVNOの中で端末が豊富でその数はトップクラス。それらを今回発表のあったコミコミプランで利用できるようになり、キャリアと比較した際に引けを取ることのないサービスとラインアップが揃ったと言えます。SIMフリースマホとMVNO SIMは組み合わせの自由度で最初注目を集めましたが、より広い層に訴求していくためには、その自由さよりも、これまでに「慣れ親しんだスタイル」による販売が良いのかもしれませんね。
※表記金額は全て税別です。
(文:オカベ テルマサ)
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