SIMフリースマホが故障した! 代替機はある? 修理完了までの日数は?(1/2 ページ)

» 2017年02月25日 06時00分 公開
[小林誠ITmedia]

 短期集中連載で、AndroidのSIMロックフリースマホが故障したときの対処法を解説している本コーナー。第2回では、代替機の有無や修理期間などを調べた。

故障 スマホは画面が露出しているので、特に表面のガラスが割れることが多い

修理のためスマホを手放す……代替機はあるのか?

 HuaweiとASUSの端末を直接持ち込む場合、即日修理が可能なら持ち込んだ当日にスマホが戻ってくる。Huaweiでは最短で「約1時間」で渡せるとのこと。ただ、これはラッキーな方で、修理となると、1週間程度手元から離れることもある。その間に代替機は用意してもらえるのだろうか。

 代替機があるのはASUS、TCLコミュニケーション、シャープの3社。ASUSとシャープは有料貸し出しで、TCLは購入日から1年以内であれば無償で借りられる。

 富士通は代替機の貸し出しは行っていないが、交換機が届くのと同時に故障品を回収する「スピード交換サービス」を提供している。送料は無料だが、交換機の代金をクレジットカードで支払い、故障原因や保証期間外かどうかによっては故障品の修理も有料になる。故障品は返却されない。

富士通 富士通の「スピード交換サービス」

 FREETELも故障したスマホは修理ではなく「交換」する形。故障品がFREETEL側に到着してから交換品が出荷されるまでは1〜2営業日以内と、短期間でスマホが受け取れる。

 ZTEも後述する補償サービスに加入していれば、電話連絡後に同じ機種を送付するため、例外もあるが翌日か翌々日着となり、こちらも短期間に届く。

 ただ交換品がすぐに届くとしても、やはり受け取るタイミングによって数日はスマホが手元にない状態になる。1台持ちで常にスマホがないと困る、という人は古いスマホがあれば、それがまだ使えるのか(現在のSIMカードを挿して使えるのか)を確認しておきたい。

修理や交換にいくらかかる?

 修理や交換をするとしても、費用がいくらになるのかは非常に気になるところ。スマホ本体代、修理費だけでなく、送料は発生するのだろうか?

 今回取り上げているメーカーをはじめ多くのメーカーでは、特別な補償サービスに加入していない限り、保証期間は購入から1年以内。その期間中は無償で修理してもらえる。ただしユーザー起因による破損、水没などは対象外となる。

 FREETELは前述したように修理ではなく「交換」となり、1年以内であれば無償交換してもらえる。Huaweiでは初期不良など一部のケースで無償交換してもらえる。

 有償修理の場合は、各社事前に見積もりは出してくれる。ただし具体的な費用については、機種や故障の内容によって異なる。Huaweiでは「参考修理料金」をWebサイトで検索できる。

Huawei Huawei端末は、Webサイトで修理代金を調べられる

 例えば「HUAWEI P9」の参考修理料金は全損交換で6万円。P9のオンラインストアでの価格は5万800円なので、スマホを買い直すよりも高い。

 他にもP9のメイン基板交換4万円、ディスプレイ交換は1万6000円、カメラの交換は1万円など。逆に安価なスマホの修理料金を検索すると全損交換でも2万円台になるなど、機種、交換パーツによって修理費は幅がある。

 修理費は1万円以下で済む場合もあれば、購入価格以上の費用が発生し、修理するより別のスマホを買ったほうが安く済む場合もある。ただし後述するようにメーカーや機種によっては、補償サービスで安く済む場合もあるので、確認してほしい。

 送料に関しても各社対応が異なる。常に無料になるHuaweiが送料に関しては一番うれしい対応だろう。Huaweiからの発送も元払いとなっており、ユーザーに送料は発生しない。FREETELでは保証期間中は送料無料、ZTEでは保証サービス加入者は送料無料となる。

 gooのスマホでは常に送料が発生する。前述のHuaweiのケースでも、修理後にユーザーにスマホを渡す際、「代引き」で送ると、送料は無料でも「代引き手数料」が発生する。

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