18時台は、ランチタイムよりもはるかに周囲がにぎわっている。待ち合わせの人も多く、その手にはスマホが。しかし通信速度だけを見れば、MVNOの速度は昼よりも全体的に改善した。トップはmopera Uの下り35.57Mbpsで、昼よりも速度は落ちたがいまだ十分速い。2位はMVNOで唯一10Mbps以上のFREETEL SIM(13.07Mbps)。
LINEモバイルが3.66Mbpsで3位、さらにDTI SIM(2.77Mbps)など2Mbps台、1Mbps台が続く。
ワーストはここでも0 SIM(0.11Mbps)で、今回も3つの時間帯全てで下り0Mbps台となった。U-mobile PREMIUM(0.44Mbps)、nuroモバイル(0.57Mbps)も速度はかなり遅いが、下り0Mbps台は7サービスと昼よりは減っている。
上りは20Mbps台がなくなったものの、下りよりは速度があり、4Mbps〜18Mbps台。トップはロケットモバイルの18.64Mbpsで、2位にnuroモバイル(14.94Mbps)。3位に楽天モバイルが13.9Mbps。ワーストはDMM mobileの4.96Mbpsだった。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
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IIJmio | 18:09 | 2.54 | 8.48 |
OCN モバイル ONE | 18:09 | 0.76 | 8.11 |
BIGLOBE SIM | 18:12 | 1.11 | 9.8 |
b-mobile(おかわりSIM) | 18:12 | 1.92 | 10.49 |
LINEモバイル | 18:16 | 3.66 | 10.39 |
楽天モバイル | 18:16 | 1.54 | 13.9 |
NifMo | 18:19 | 0.67 | 7.51 |
ロケットモバイル | 18:22 | 0.64 | 18.64 |
FREETEL SIM | 18:19 | 13.07 | 5.71 |
DMM mobile | 18:25 | 1.44 | 4.96 |
U-mobile PREMIUM | 18:22 | 0.44 | 8.69 |
mineo(Dプラン) | 18:28 | 0.91 | 6.08 |
DTI SIM | 18:28 | 2.72 | 6.19 |
0 SIM | 18:31 | 0.11 | 7.69 |
イオンモバイル | 18:35 | 2.42 | 7.1 |
エキサイトモバイル | 18:32 | 1.22 | 6.31 |
nuroモバイル | 18:35 | 0.57 | 14.94 |
ドコモ(mopera U) | 18:25 | 35.57 | 7.11 |
4月は午前中の速度が非常に伸び、mineo(Dプラン)が下り100Mbpsを超えるという快挙を成し遂げた。ただし3つの時間帯で安定しているサービスはやはりドコモのmopera Uで、最も遅い結果でも夕方の35.57Mbpsと本家は常に速い。
MVNOではb-mobile(おかわりSIM)、LINEモバイル、FREETEL SIMが下り1Mbps以上を最後まで維持できた。やはりトラフィックが急に増えるランチタイムは一気に速度が落ちるため、この時間帯に安心して使えるMVNOは魅力だ。
0 SIMは2月、3月の都内・アイティメディアでの測定でも常に遅く、4月も下り0Mbps台が続いており、どの時間帯で使っていても不安。上りのサービスなら速度は6〜8Mbps台なのでファイルのアップロード、SNSへの投稿が多い人にはまだなんとか使えそうだが、それだけが用途の人はまれだろう。
また、実はOCN モバイル ONEも下りは遅めで、午前中の測定で5.67Mbps、昼、夕方は0Mbps台。午前中だけは速度が出るというMVNOは多いが、その午前中ですら速度が(比較的ではあるが)遅いのは、ちょっと不安だ。
各サービスの傾向をまとめると以下の通り。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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