最近一部で注目を集めているのが、ハイビジョンキャプチャーボード「PV4」の再入荷だ。今週はフェイス パーツ館が再入荷しており、1万9700円で販売していた。地デジチューナーのとなりに置かれ、その周辺では一番の人気を得ているという。
PV4は2007年9月に登場したPCI型の拡張カードだ。480i/480p/1080i/720pでのビデオキャプチャが可能で、D4端子から入力した映像データを独自コーデックでHD画質のままHDDに保存することができる。発売当初は「キワドイ製品なので、初回分を生産した段階で何かの圧力がかかる可能性があります」(某店員さん)との評判があり、PV4の在庫を探して電気街を何周もするユーザーの姿を見かけた。
しかし、約1年後の現在まで不定期で再入荷を繰り返している。ある店員さんは「PV4はデジタルのまま録画しているわけじゃないので、問題ないでしょう。一時期は注目度が下がりましたが、地デジチューナーが解禁された後は、再び人気が過熱しています。“自由に編集できる”という価値が見直されているのでしょう」と分析していた。
ちなみに、地デジチューナー系パーツも、ダビング10に対応してから徐々に売れ行きを伸ばしている。特に人気があるのは、アイ・オー・データ機器のPCI-Express x1カード「GV-MVP/HS」だ。フェイス パーツ館では1万1980円で販売されており、安さも手伝って注目されているという。「視聴メインでたまに保存という付き合い方なら満足できるでしょう。もともとアイ・オー・データ機器は、PC向けのテレビソフトの使い勝手に定評がありますしね」(同ショップ)とのこと。
“たまに視聴”というスタイルなら、クレバリー1号店で売られている激安ワンセグチューナーも魅力だ。恵安のUSB型「KTV1S3M」とExpressCard型「KTV1S2M」「KTV1S2」で、価格は順に3759円と3759円、3444円となる。Windowsのみ対応のKTV1S2を除く2モデルは、Mac OSでも使える。クレバリー1号店は「ワンセグでも小窓で見るなら十分キレイ。4000円以下でサブテレビを買うと考えれば、とてもお得ですよ」とすすめていた。
※記事初出時、PV4の基板に関して、誤って「Monster X」の写真を掲載しておりました。おわびいたします。
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