ノングレア液晶を採用した高性能スリムデスクトップ――「FMV ESPRIMO DH」2012年PC秋冬モデル

» 2012年10月19日 10時30分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

基本スペック強化+ノングレア液晶採用

 富士通のセパレート型デスクトップPC「FMV ESPRIMO DH」の2012年秋冬モデルは、従来通り24型ワイド液晶が付属する上位機「DH77/J」と20型ワイド液晶が付属する「DH54/J」の2モデル展開だ。発売日は2012年10月26日で、想定実売価格はDH77/Jが23万円強、DH54/Jが16万円強となる。

 夏モデルと比較すると、ディスプレイがノングレアとなり、CPUやメモリなどの基本性能を強化している。OSは64ビット版Windows 8で、Office Home and Business 2010(SP1)をプリインストールする。

 DH77/Jはメモリが4Gバイトから8Gバイトに増量(4Gバイト×2、最大16Gバイトまで搭載可能)した。このほかのスペックは、Core i7-3770(3.4GHz/最大3.9GHz)、4TバイトHDD(2Tバイト×2、7200rpm)、BDXL対応Blu-ray Discドライブ、1920×1200ドット表示の24型ワイド液晶、Intel HD Graphics 4000など。

 PC本体の電源オフ時と待機時にディスプレイの電源供給も自動的に停止する「サービスコンセント」機能や、周辺とディスプレイの明るさを自動で判断し輝度を調節する「インテリジェントオート機能」は従来モデルから引き継ぐ。

photophoto DH77/J(写真=左)とDH54/J(写真=右)。秋冬モデルではディスプレイがノングレアとなった

 DH54/Jの強化点はCPUだ。夏モデルではCore i5-3450(3.1GHz/最大3.5GHz)だったが、秋冬モデルではCore i5-3470(3.2GHz/最大3.6GHz)となった。このほかの主なスペックは、ストレージが2TバイトHDD(7200rpm)、メモリは4Gバイト(4Gバイト×1)、光学ドライブはDVDスーパーマルチとなる。20型ワイド液晶ディスプレイの解像度は1600×900ドットで、グラフィックスはIntel HD Graphics 2500を利用する。

 インタフェースは両モデル共通で、USB 3.0×4、USB 2.0×4(このうち1基は、電源オフUSB充電機能対応)、アナログRGB出力、DVI-D出力、音声入出力のほか、SDXC対応SDメモリーカード/メモリースティックPRO対応のカードスロットを搭載。ネットワーク機能はIEEE802.11b/g/nの無線LANとギガビットLANに対応する。

 富士通直販サイト「WEB MART」のカスタムメイドモデルでは、ワイヤレスタッチパッドを追加できたり、グラフィックスにRadeon HD 7570(グラフィックスメモリ1Gバイト)を選べる。最小構成時の価格は8万4800円(税込み、以下同)。また、CPUにPentium G645(2.9GHz)を採用した直販限定モデル「ESPRIMO WD1/J」も用意する。最小構成時の価格は6万9800円だ。

FMV ESPRIMO DHモデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
ESPRIMO DH(2色) DH77/J セパレート型 Win 8採用 Core i7-3770(3.4GHz/最大3.9GHz) 8GB(DDR3) 4TB 64ビット版Windows 8 23万円強
DH54/J セパレート型 CPU強化、Win 8採用 Core i5-3470(3.2GHz/最大3.6GHz) 4GB(DDR3) 2TB 64ビット版Windows 8 16万円強
FMV ESPRIMO DHモデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
ESPRIMO DH(2色) DH77/J 24型ワイド 1920×1080 Intel H77 BDXL対応Blu-ray Disc CPU統合(HD 4000) Office Home and Business 2010 約8.2キロ
DH54/J 20型ワイド 1600×900 Intel H77 DVDスーパーマルチ CPU統合(HD 2500) Office Home and Business 2010 約7.5キロ
富士通 FMV ESPRIMO DH

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