14型“3200×1800”IGZO液晶+第4世代CoreのUltrabookが登場――富士通「FMV」夏モデル2013年PC夏モデル(1/2 ページ)

» 2013年06月05日 11時00分 公開
[ITmedia]

FMV2013年夏「店頭モデル」の主な特徴

ラインアップ

ハードウェア

  • LIFEBOOK UH90/Lに3200×1800ドット表示の14型IGZO液晶を採用
  • LIFEBOOK UH90/Lに第4世代Core i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)を搭載
  • ESPRIMO FH78/LDにタッチパネル付き23型フルHD液晶と視線アシスト機能を装備
  • ESPRIMO FH78/LDに第4世代Core i7-4700MQ(2.4GHz/最大3.4GHz)を搭載
  • ESPRIMO FH78/LDにパイオニアと共同開発した2.1CHスピーカーを内蔵
  • LIFEBOOK AH42/KのCPUをPentium 2020M(2.4GHz)に強化
  • LIFEBOOK AH45/KとAH42/Kのバッテリー容量を48ワットアワーに倍増

ソフトウェア

  • 新モデルすべてに64ビット版Windows 8をプリインストール
  • 新モデルすべてにOffice Home and Business 2013をプリインストール
  • 独自のクラウドサービス「My Cloud」を強化(録画番組を外出先で視聴など)

FMV2013年夏「カスタムメイドモデル」の主な特徴

ラインアップ

ハードウェア

  • LIFEBOOK UH WU1/Lは第4世代Core、8Gバイトメモリ、SSDなどを選択可能
  • LIFEBOOK UH WU1/LはDisplay PortやDVI-Dを搭載したポートリプリケータも用意
  • ESPRIMO FH WF2/Lはテレビ機能を省くなどのシンプル化に対応
  • ESPRIMO DH WD2/Lは第4世代Core i7-4770(3.4GHz/最大3.9GHz)、32Gバイトメモリ、256GバイトSSD+3TバイトHDD、Radeon HD 7570などを選択可能

ソフトウェア


Ultrabookと液晶一体型PCの最上位を刷新した「FMV」夏モデル

 富士通は6月5日、「FMV」ブランドの個人向けPC夏モデルを発表した。2013年6月7日より順次発売する予定だ。

 製品ラインアップは、ノートPCの「FMV LIFEBOOK」シリーズとデスクトップPCの「FMV ESPRIMO」シリーズに分かれ、2013年春モデルと同様、店頭向けモデルと同社直販サイト「WEB MART」で取り扱うカスタムメイドモデル(購入時に仕様変更が可能)を販売する。

 店頭向けモデルのトピックは、14型/13.3型Ultrabook「LIFEBOOK UH」シリーズと23型/21.5型フルHD液晶一体型PC「ESPRIMO FH」シリーズの最上位機を一新したことだ。いずれも新デザインのボディに第4世代Coreプロセッサー(開発コード名:Haswell)を採用し、画質や音質に注力している。そのほか、主力の15.6型ノート「LIFEBOOK AH」の下位2モデルがマイナーチェンジした。

 カスタムメイドモデルでは、Web限定として第4世代Core搭載のセパレート型デスクトップPC「ESPRIMO DH WD2/L」をラインアップ。今回追加されたLIFEBOOK UHESPRIMO FHの最上位機にも基本仕様を変更できるモデルを用意している。

 夏モデルで変更があった製品は以上で、残りは春モデルが継続販売される。

第4世代Coreとともに、超高精細表示を実現した14型Ultrabook

 LIFEBOOK UHシリーズの最上位機「UH90/L」は、3200×1800ドットと超高解像度の14型IGZO液晶ディスプレイを搭載。MacBook Retinaディスプレイモデルを上回る262ppi(pixel per inch:1インチあたりのピクセル数)の高画素密度による精細な表示と、IGZO液晶パネルならではの省エネを両立した。バッテリー駆動時間は約11.1時間としている。

ボディカラーはスパークリングブラック(写真=左)とサテンレッド(写真=右)の2種類

 従来のUHシリーズにはないタッチパネル付き液晶を搭載しながら、HDD搭載ノートPCとしては世界最薄(2013年5月10日現在、同社調べ)をうたう15.5ミリ厚のボディに仕上げている。本体サイズは329.9(幅)×229.9(奥行き)×9.2〜15.5(高さ)ミリ、重量は約1.39キロだ。新デザインのボディは底面の見た目にもこだわったほか、天板全面加圧試験で約200キロfの重さに耐え、ねじれに強い構造とするなど、堅牢性も確保した。

 CPUは第4世代Coreを採用。店頭モデルの基本スペックは、Core i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)、4Gバイトメモリ、500GバイトのハイブリッドHDD、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 4.0+HS、2基のUSB 3.0、HDMI出力、SDメモリーカードスロットなどを備えている。OSは64ビット版Windows 8、オフィススイートはOffice Home and Business 2013だ。発売日は6月28日の予定。価格はオープン、実売価格は19万円強の見込み。

 なお、WEB MARTのカスタムメイドモデル「WU1/K」では、異なるCPUグレード、8Gバイトメモリ、128Gバイト/256GバイトSSD、64ビット版Windows 8 Pro、オフィスなしの構成、専用のポートリプリケーターなどが用意されている。

タッチと視線で操作可能、スピーカーにも注力した液晶一体型PC

 ESPRIMO FHシリーズの最上位機「FH78/LD」は、第4世代Core i7、マルチタッチに対応したIPS方式の23型フルHD液晶、パイオニアと共同開発した最大30ワット出力の2.1chスピーカーを搭載。スタンドの左右に飛び出したアルミダイキャスト製の円柱型スピーカーが印象的な新デザインを採用する。

ボディカラーはシャイニーブラック(写真=左)とスノーホワイト(写真=右)を用意

 液晶ディスプレイのタッチパネルに加えて、目の動きをWebカメラで検知し、Webブラウザの上下スクロールや地図のスクロール、写真の先送り/戻し、Windows 8のチャーム表示といった操作を触れずに行える「視線アシスト」機能も持つ。

 テレビ機能は、2番組同時録画や最速約1.5秒でテレビが起動する「クイックテレビ」、スマートフォンからの予約録画といった機能に対応するデジタル3波(地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル)チューナーを備える。

 基本スペックはCore i7-4700MQ(2.4GHz/最大3.4GHz)、8Gバイトメモリ、3TバイトHDD、BDXL対応Blu-ray Discドライブ、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 4.0+HS、4基のUSB 3.0、2基のUSB 2.0、HDMI入力、SDメモリーカードスロットなどを搭載する。OSは64ビット版Windows 8、オフィススイートはOffice Home and Business 2013だ。本体サイズは571(幅)×201(奥行き)×431(高さ)ミリ、重量は約10.8キロ。

 WEB MARTのカスタムメイドモデル「WF2/L」は、4Gバイトや16Gバイトのメモリ、2TバイトのHDD、テレビ機能なし、オフィススイートなしといった構成も選べる。

主力の15.6型ノートは下位モデルをマイナーチェンジ

 LIFEBOOK AHは、下位2モデルの「AH45/K」と「AH42/K」をマイナーチェンジ。標準バッテリーの容量を48ワットアワーに倍増することで、AH45/Kは約6.4時間(従来は約3時間)、AH42/Kは約7.9時間(従来は約3.9時間)と、大画面ノートではロングバッテリーライフを実現した。さらにAH42/Kは、CPUをPentium B970(2.3GHz)からPentium 2020M(2.4Hz)に強化している。その他の基本仕様は、春モデルと同様だ。

「LIFEBOOK AH45/K」(写真=左)と「LIFEBOOK AH42/K」(写真=右)。ボディデザインは春モデルを継承している

Web直販限定のスリムデスクトップPCも第4世代Coreを採用

「ESPRIMO DH WD2/L」

 WEB MARTのみで取り扱うセパレート型のスリムデスクトップPC「ESPRIMO DH」にも、最上位機の「WD2/L」を用意。春モデルのボディデザインを継承する一方、CPUを第4世代Coreに移行し、カスタマイズメニューを拡充するなど、仕様を強化した。

 CPUはCore i7-4770(3.4GHz/最大3.9GHz)もしくはCore i5-4570(3.2GHz/最大3.6GHz)から選べるほか、最大32Gバイトのメモリ、256GバイトSSDと3TバイトHDDのダブルドライブ構成、BDXL対応Blu-ray Discドライブ、Radeon HD 7570搭載グラフィックスカード、マルチディスプレイ、64ビット版Windows 8など、ハイスペックな構成で購入できる。

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