高畑さん 確かに台湾もレベルが高いと感じました。
竹村さん 私たちが作ったツバメノートの別製「Thinking Power Notebook」も最初、台湾から受注がきたんです。理由を聞いたら「万年筆で書くので書き味がいいノートがほしくて探したら見つけた」って。そうだ、あそこご存じですか? 台湾の誠品書店という所で、大型書店なのですが文房具が置いてあるんですよ。
高畑さん 日本でいう丸善と有隣堂を足したような雰囲気のすごく大きいビルがあるんですよね。
竹村さん あそこに置いている文具がめちゃくちゃセンスがいいんです。
土橋さん 置いている文具は何が多いんですか?
高畑さん ペンや紙など。日本製や欧州製のものがすごく多いですよ。
竹村さん 万年筆「LAMY(ラミー)」の大きいモックがあったり。日本では見ないものがあるので、台湾に行ったら絶対寄った方がいいですよ。
高畑さん 実はそこで文具の実演販売をしたことがありまして(笑)。中国語の同時通訳付きで行ったのですが、現地の人の食い付きがすごかったです。
高畑さん 話は戻ると、日本人も含めてそういう文具への関心が高い人々に、ここはデジタルでいいじゃんというところはデジタルで、それでも譲れないところはアナログで残してという風に、便利なところは便利と伝わるといいですね。
竹村さん 将来的にはそうなる感じはある程度するんですよね。今はまだエントリー段階なのでしょう(次回「座談会参加者はスマート文具をこう使う」に続く)。
参加者 | 氏名・肩書・文具とのかかわりなど |
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高畑正幸(たかばたけ・まさゆき)さん 文具メーカー勤務・文具王 「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の文房具通選手権に過去3回参加し、全て優勝した“文具王”。「未来の普通は無理して買え」をポリシーとし、既存の文具のみならず、次世代の文具やガジェットも積極的に使う。 |
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美崎栄一郎(みさき・えいいちろう)さん 著述家 会社員時代から文房具が好きで、文具術や仕事術に関する書籍を複数出版し、勉強会なども主催。2011年にフリーランスとなり執筆や全国で講演活動などを行っている。 |
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土橋 正(つちはし・ただし)さん 文具コンサルティング 文具の展示会「ISOT」の事務局を経て、土橋正事務所を設立。文具メーカー、文具ショップのコンサルティングをはじめ、文具ウェブマガジンの発行、数々の執筆活動やテレビ、雑誌にコメントを寄せている。 |
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竹村 譲(たけむら・ゆずる)さん 富山大学非常勤講師 DOS/V生みの親の1人であり、32年間の日本IBM勤務中に約20年ThinkPadのほかIBMのパソコンに携わった。現在は大学の非常勤講師としてブランドデザインやメディアリテラシーを教えている。ツバメノートの別製「Thinking Power Notebook」の発案者。 |
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舘神龍彦(たてがみ・たつひこ)さん 手帳評論家 手帳評論家として手帳の活用術などに関する書籍出版や講演活動を行っている。スマートフォンと手帳、また電子ペンといったアナログとデジタルの融合についても探求。 |
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清水敬輔(しみず・けいすけ)さん 会社員 会社員として勤務する傍ら、さまざまな朝活に参加するようになって5年。最近は、休日の朝カフェに集まりお薦めの文具を持ち寄って紹介するという「文房具朝食会」の運営にかかわっている。 |
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