お次は旅系写真。たまたま函館へ行ったのでいくつか撮ってきた。たまには派手な風景を、というわけで。
夜景はさすがにシャッタースピードが遅くなるので三脚がないと難しい。これは手すりを支えにしてぶれないようがんばって撮った中の、もっとも状態がよかった1枚。夜景を撮りたい人は多いので、専用の簡易三脚みたいなのがあってもいいかも。
最後にいつもの作例を。象の滑り台とあずまや。
あずまやの方は自動認識で風景モードとなっている。滑り台はノーマルモード。けっこう周辺部までちゃんと撮れていてさすがだ。
続いて逆光写真。
黒い像を空を背景に撮ったため、暗くつぶれてしまった。逆光モードで撮ればいいのだが、とっさにシーンを切り替えるのは難しい。そんなときは「ダイナミックレンジ補正」がお勧め。
撮影後のプレビューで「ダイナミックレンジ補正」が行えるのだ。これはエラい。
ダイナミックレンジ補正をかけると、ちょっと処理に時間はかかるものの、暗部を持ち上げてくれる。撮影後に「あ、暗いな」と思ってから補正をかけられるのが素晴らしい。
暗部がかなり持ち上がって、全体としていい感じの明るさに補正されているのが分かる。プレビューを見てから補正をかけられるのが一番よい点だ。ざっと使ってみた印象では、晴天下の昼間など、明るくてISO100で撮れる場所では実にしっかりといい色で撮れてくれる。
室内ではどうか。白熱灯の下でマクロ撮影してみた。
さすがにISO400になるとちょっとざらつきが出てくるかなという感じ。
もっと感度を上げてみた。
ISO800までいくとざらつきが目立ちはじめる。さらに曇天下の日陰でかなり暗い場所だったので、ISOオート3200にしてみた。
ISO1250まで上がるとこんな感じ。
さすがに昼間のような仕上がりにはならないが、感度が上がることでシャッタースピードも上がり、ぶれにくくなってよい。
再生時はこのようにサムネイルを表示しながら写真を表示する。
さらにフル画面表示にすると、2本指の操作(ピンチイン、ピンチアウト)で拡大縮小したり、スクロールしたりできる。
操作の追従性も、「iPhone 3GS」ほどではないが、まあまあストレスが溜まらないレベル。日本のケータイではシャープが一番タッチパネルをうまく使っていると思う。
それにしても、画面にアイコンが並んでどんな設定も即座に変えられちゃうのは圧巻だ。誤操作しちゃいがちな人は(タッチパネルだとどうしても予期せぬ所を触っちゃうことが多いから)表示をシンプルに。
不満を感じた点を挙げるとすれば、時々AFがはずれることくらいだ。撮影後のプレビューでタップしたところを拡大表示して、ピントが確認できたらもっとうれしかったかも。
ともあれ、この933SHは今のところ、最強のカメラケータイかもしれない。
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