“LGジャパンモデル”で日本市場を本気で攻める――LGエレクトロニクスCMに蒼井優さんを起用

» 2009年08月04日 19時31分 公開
[田中聡,ITmedia]

 NTTドコモ向けの夏モデル「L-04A」「L-06A」の発売に先立ち、LGエレクトロニクスの日本法人 LGエレクトロニクス・ジャパンが8月4日、CM制作発表会を開催した。CMに出演する蒼井優さんを交えて新CMを披露するとともに、日本市場に対する意気込みを明かした。

photo LGエレクトロニクス モバイルコミュニケーション営業部長 首藤晃氏

 LGエレクトロニクス モバイルコミュニケーション営業部長の首藤晃氏は、L-04AとL-06Aの大々的なプロモーション活動について、「日本でのビジネスを本気で展開するという意気込みを伝えたいため」と説明。「弊社はセグメント、ターゲティング、ポジショニングを徹底分析してマーケティング活動を行っている。洗練された製品を今後も日本マーケットに導入していきたい」と意気込みを話した。

 LGエレクトロニクスはこれまで、日本向けには“チョコレートフォン”「L704i」や、PRADAブランドとコラボレートした「PRADA Phone by LG」、“Shineシリーズ”の「L705iX」などを発売してきた。これらは海外で発売済みのものを日本向けにカスタマイズしたモデルだが、L-04AとL-06Aは海外では未発売(2009年7月現在)の“日本発”モデルとなる。同社は今後も「世界でヒットしたモデルのほか、日本向けに開発した新モデルも投入していく」(首藤氏)という。

 「弊社は米国、英国、中国、韓国、インド、日本の世界6カ国にデザイン研究所を有しており、日本には東京にデザイン研究所がある。今回の新モデル(L-04AとL-06A)のデザインは、東京のデザイン研究所が大きな役割を果たしている。日本で本気でビジネスを展開する姿勢を感じてほしい」と首藤氏は意気込みを話した。

photophotophoto LGエレクトロニクスは世界各国に80以上の現地法人を展開しており、従業員は8万人以上に上る(写真=左)。同社の携帯電話の出荷台数は、2008年には1億700万台に達した。「これは日本の携帯出荷台数の約3倍にあたる」(首藤氏)という。「2009年1〜6月には約5300万台を出荷しており、2008年と同じか上回るペース」(首藤氏)(写真=中)。LGエレクトロニクスは世界6カ国にデザイン研究所を有しており、そのうちの1つが東京にある(写真=右)

 今回、日本市場におけるLGエレクトロニクスの存在感を主張すべく、同社は蒼井優さんや温水洋一さんを起用したCMを制作。L-04Aでは蒼井さんや温水さんが動物のキャラクターに変身するほか、L-06Aでは蒼井さんがゴルゴ13のアテレコを担当するなど、CMは8バージョンあり、今後もシリーズ化する予定。また、LGエレクトロニクスが日本向けに投入するモデルは「LGジャパンモデル」と銘打ち、日本オリジナルのLG端末としてアピールする。

 CMは8月中旬から放映される。なお、L-04AとL-06Aは8月下旬以降に発売される予定。

photophoto タッチパネルを搭載したスライド端末「L-04A」は“タッチ&かわいい”、「Googleサービスキー」から簡単にGoogleサービスを利用できる「L-06A」は“運動神経の良いケータイ”がコンセプト
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photophotophoto 会場ではCMのメイキングビデオが上映された

 発表会に登場した蒼井さんは、「ゴルゴ13」のアテレコを担当したCMが特に印象に残っているようで、「まさかゴルゴさんと“共演”できるとは思わなかったのでうれしい。ゴルゴ13のDVDを見て、自分ならこうやるかなと想像しながら練習しました」と話した。

 今回のCM撮影に伴ってL-04AのYellowを借りたという蒼井さんは、「初めてタッチパネルを経験したけど、すごく楽しかった。このYellowは発色がいいので、周りから褒められることも多くてうれしかった。若い子向けのモデルかとか思っていたけど、年齢の高い人からもかわいいと評判だった。L-04AはWhiteも好き」と感想を話した。

photophotophoto ケータイは「見た目だけ」で選ぶという蒼井さん。「すでにある機能だけで楽しめる自信があるので、機能にはこだわらない」
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