米Qualcommと米HP(Hewlett-Packard)は1月6日(現地時間)、Snapdragonチップセットを搭載し、OSにAndroidを採用した“Smartbook”を2010 International CESで披露した。
Smartbookは、Qualcommが提唱する、IntelのMID(モバイルインターネットデバイス)のようなモバイル端末のコンセプト。スマートフォンとノートPCの間に位置づけられるデバイスで、3Gによるインターネット接続機能と長時間のバッテリー駆動を特長とする。
今回公開されたSmartbookは、Snapdragon QSD8250チップセットを採用しており、Scorpionプロセッサは1GHzで動作している。QSD8250といえば、東芝の「T-01A」「X02T」や、先日発売されたばかりのGoogle「Nexus One」なども採用しているチップセット。2009年6月に発表された、1.3GHz動作のコアを採用した「Snapdragon QSD8650A」ではないようだ。
このSmartbookは、3Gと無線LAN(Wi-Fi)での通信機能を持ち、QWERTYキーボードを備え、長時間のバッテリー駆動(具体的な言及はない)を実現しているとしている。またAndroid OSを採用したユーザーインタフェースは、非常に直感的な操作が可能だという。Qualcommのニュースリリースでは製品名などが確認できないが、2010 CESの期間中にHPから正式に発表があるもようだ。
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