第1回 「テレビ」アプリがiPadにも対応――大画面でワンセグを視聴してみた無料アプリで「iPad」を楽しむ

» 2010年07月08日 19時15分 公開
[MOBILEDATABANK/布施繁樹,ITmedia]

 iOS 4の配信や「iPad」「iPhone 4」の発売など、今年の夏もApple製品は話題に事欠かない。筆者も例外ではなく、5月下旬にiPadの16Gバイト(Wi-Fi)モデルを購入した。iPhone 4は未発売のホワイトを狙っているので、しばらくはiOS 4にバージョンアップした「iPhone 3G」と、iPadに頑張ってもらおうと思っている。

 筆者のようにiPhoneとiPadを併用している読者の方は多いと思うが、2台持ちだと何かとコストがかさむ。そこで、本コーナーでは“無料で楽しめるiPad対応アプリ”をいくつか紹介していきたい。

 まず第1回で紹介したいのは、ワンセグを視聴できる「テレビ」アプリだ。同アプリはiPhone向けに提供されていたが、6月22日のバージョンアップでiPad(3G、Wi-Fi版)とiPhone 4に正式対応した。なお、テレビアプリの利用には別売の「TV&バッテリー」(9840円)が必要になる。

 テレビアプリはもともとiPhone向けに提供されているので、通常サイズではiPadの画面中央にワンセグ映像が小さく表示されるのみ。画質は落ちるが、「2倍」表示にすると画面や映像が拡大される。

 設定は簡単で、TV&バッテリーとiPadをWi-Fiで接続するだけ。なお、これまでiPhoneと接続していた場合、TV&バッテリーの設定を初期化する必要がある。詳細はソフトバンクBBユーザーサポートセンターサイト(外部リンク)を参照。1度接続できれば、テレビアプリを起動するだけでTV&バッテリーに接続してくれる。このあたりの挙動はiPhoneと同じ。唯一の違いは画面サイズだけだ。

photophotophotophoto iPadとTV&バッテリーを接続(写真=左端)。画面右下の「2倍」アイコンを押すと画面が拡大する(写真=左中、右中)。録画した番組も視聴できる(写真=右端)

 ワンセグの録画にも対応しており、(かなり大きくなっているが)録画アイコンを押せば本体へ録画が開始される。番組終了まで録画してくれる設定があるのも便利だ。録画した番組はオフライン環境でも視聴できる。ただ、もともとiPhone向けということもあり、iPadを横向きにしても、録画一覧が縦表示のままなのは少々不便に感じた。

 iPadを横向きに固定すれば、ちょっとした卓上テレビとしても使える。すでにiPhone向けにTV&バッテリーを購入して利用している人は、iPadでも使ってみてはいかがだろうか。

photophoto iPadにワンセグ画面を表示してみた。ワンセグを拡大表示しているだけあって、画質はあまりよくないが、ディスプレイのサイズが大きいので迫力は十分(写真=左)。iPadがちょっとした卓上テレビに早代わりする。これはこれで違和感がない(写真=右)

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