9月10日、Samsung電子のスマートフォン「GALAXY」専用のショールームである「GALAXY ZONE」がソウル市内にオープンした。GALAXY Sの実機デモやカバーなどのアクセサリ販売などが行われ、GALAXY Sの魅力を十二分に体験することができる。
GALAXY ZONEはソウルの新都心である江南(カンナム)にある複合ショッピング施設「COEX」内にオープンした。COEXは約14万平方メートルの広大な敷地の中にショッピングセンター、フードコート、映画館、ホテル、コンベンションセンターなどさまざまな設備が備わっている。ソウル地下鉄2号線の三成(サムソン)駅と直結しており、雨天時でも濡れずに訪問できる。
GALAXY ZONEはそのCOEX内の映画館「MEGABOX」エリア付近にオープンした。COEXはとにかく広いが案内所が多くあり、日本語のフロアマップガイドも用意されているなど日本人の訪問客も多い。GALAXY ZONEはもともとSamsung電子製品のショールームとして開設されていたものを、GALAXY Sを強くアピールするための専門店として2010年9月10日に「GALAXY ZONE」と改名し、リニューアルオープンした。オープン初日には韓国でSamsung電子のCMに出ているK-POPアイドル2NE1(トゥエニーワン)も駆け付けるなど、盛大なオープニングイベントも行われた。
GALAXY ZONEの店内はGALAXY Sが展示の大半を占めており、展示されている端末はすべてが実機になっている。テーブルごとにGALAXY Sの機能の紹介やアプリケーションのデモが行われ、発売されたばかりのホワイトやピンクモデルも展示されている。またSamsung電子製のスピーカーやフォトフレームを組み合わせたデモも行うなど、自社の関連製品も同時に展示されているのが特徴だ。
展示の中で一番力を入れているのはアプリケーション関連だ。GALAXY Sを単体として利用するだけではなく、アプリケーションを追加することで機能がさらに広がることを大きくアピールしていた。
また、店内の左側にはGALAXY Sの弟分ともいえる「GALAXY U」の展示コーナーも設置されている。GALAXY Sは韓国ではSK Telecomから発売されているが、Galaxy UはLGテレコム向けのCDMA2000端末。基本スペックは両者ほぼ同等であり、LGテレコム向けにデザインなどがカスタマイズされている。
店内右手にはアクセサリコーナーもあり、GALAXY SやSamsung電子の韓国向けスマートフォン用の周辺機器などが販売されている。その中でも目を引くのはGALAXY Sの背面に装着できる各種カバーで、15〜20種類くらいが展示されている。
韓国版のGALAXY Sは背面にT-DMB用のアンテナがあるため、販売されているカバーにもその部分が抜き取られている。本体サイズは韓国版もグローバル版も同等のため、海外で購入したGALAXY Sにもこれらのカバーは装着できた。おそらく日本で購入したGALAXY Sにもこのカバーは装着できるだろう。価格も10000ウォン(約700円)からと安価だ。また現地で充電できるマイクロUSB充電器なども販売されている。
COEXは1日いても飽きないくらい多数のショップが入っており、食事する場所も多い。韓国ならではのGALAXY S用アプリケーションやアクセサリを見に、ソウル観光の際はGALAXY ZONEを訪れてみてはいかがだろうか。
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