音声とスマートフォンに再挑戦する――ビック有楽町でも「Pocket WiFi S」発売セレモニー

» 2011年01月14日 13時33分 公開
[園部修,ITmedia]
Photo 販売開始を記念してくす玉割りが行われた

 「4年前の2007年3月31日、まさにここビックカメラ有楽町店のこの場所で、イー・モバイルの開業セレモニーを開催した。それはまさに日本のモバイルブロードバンドの夜明けだった。今日発売する『Pokcet WiFi S』では、音声とスマートフォンの再挑戦をやりたい」

 1月14日にビックカメラ有楽町店で開催された、通話定額キャンペーンの開始とモバイルWi-Fiルーター機能を備えたスマートフォン「Pocket WiFi S」の販売開始を記念したセレモニーであいさつに立ったイー・モバイル 代表取締役会長の千本倖生氏はこう話した。通話定額に対応し、モバイルWi-Fiルーター機能を備えたPocket WiFi Sは、データ通信サービスを中心に契約数を増やし続けるイー・モバイルの「次の一手」だ。

 千本氏はPocket WiFi Sの特長として、テザリング対応、Android 2.2搭載、コンパクトデザイン、通話定額対応(要申し込み)という4つのポイントを挙げた。特に「スマートプラン」「スマートプランライト」の契約者向けに提供する、携帯電話・PHS・固定電話(IP電話含む)への10分以内の国内通話が月500回まで無料になる通話定額キャンペーンは、国内の携帯電話事業者としては初の通話定額サービスということで、その魅力を大きくアピールした。

 「テザリングもパケット通信も音声通話も、すべてまとめて定額になる。他社が絶対に真似できない革命的な料金体系を消費者のみなさまに提供する。世界で最も売れているデータ通信端末『Pocket WiFi』に通話機能とAndroidを搭載したPocket WiFi Sは、“イー・モバイルのスマートフォン”を体現した端末。新しい革命的料金体系でこれを提供し、スマートフォン革命を実現したい。日本をスマートフォン大国にしたい」

 Pocket WiFiのユーザーは、約3分の1が女性であり、若い男性ユーザーも2割程度いるという。つまりPocket WiFiのユーザーの半分は女性や若いユーザーで、一般的なAndroidスマートフォンのコアユーザーとは異なることから、Pocket WiFi Sもこうしたユーザーに浸透していくことを期待しているという。

PhotoPhoto イー・モバイル 代表取締役会長の千本倖生氏(左)と、ビックカメラ 代表取締役社長の宮嶋宏幸氏(右)

 またビックカメラ 代表取締役社長の宮嶋宏幸氏も、Pocket WiFi Sを絶賛した。

 「このところ店頭で行う発表会のほとんどがスマートフォン。次々と新しいスマートフォンが出てきているが、今日発売するPocket WiFi Sもまた画期的な商品。コンパクトで持ち運びやすく、定額で使えるスマートフォンながら、モバイルWi-Fiルーターになる機能も備えている。これはイー・モバイルならではの機能だ。今年はWi-Fiが1つのキーワード。今後はモバイル環境から家庭まで、さまざまなシーンで無線でデジタル機器が自由につながるような時代が到来するのではないかと思っている」

 ビックカメラとしてもPocket WiFi Sに対する期待は大きいようで、「体験コーナーも大きく設けてお客さまにアピールしていきたい」と語った。

PhotoPhotoPhoto イー・モバイルの販売コーナーではPocket WiFi Sを前面に押し出した展示をしている。「HTC Aria」も好評発売中だ

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