「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」のテンキーパッドは、ケータイと非常によく似ているが、実は個々のキーに割り振られている機能はかなり違う。中でも特に戸惑うのが「戻る」の操作だ。ケータイではクリアキーを使ってキャンセル操作をするが、007SHではほぼ同じ働きをする戻るキーが、十字キーの左右にある4つのキーのうち、右下のキーに割り振られている。クリアキーと同じ位置にはDELキーがあるが、これは文字入力のときだけ機能する。
テンキー操作時には、ホーム画面の下に画面切り替え用のナビゲーションが表示され、ブラウザキーとメールキーで画面を左右に切り替えられる。各画面で十字キーを操作すれば上から順にカーソルの選択が移動し、センターキーを押せばその部分をタッチしたのと同じになる。アプリアイコンを選択してセンターキーを押せば、アプリが起動。戻るキー、またはキーパッドの最下段中央にあるホームキーで、前の画面やホーム画面に戻れるほか、終話キーでアプリを終了できる。なおメニューを表示させたい場合は、MENUキーを押す。
十字キーの上下左右にはそれぞれ「ホーム画面」「電話帳一覧」「着信履歴一覧」「通知パネル」を表示する機能が割り振られているが、この機能を使えのは待受画面だけ。それ以外の画面で十字キーを押しても、カーソルの選択が移動するだけだ。
画面を表にして端末を閉じたタッチ操作の状態にすると、ホーム画面からテンキー操作時に表示されていた画面切り替え用のナビゲーションが消える。あとは他のAndroidスマートフォンと同様に、画面および画面下のMENU、ホーム、戻るの3つのタッチセンサーキーをタッチして操作できる。
キー操作による文字入力の方法は、基本的にはケータイと同じ。「あ」を1回押すごとに「い」「う」「え」「お」と切り替わっていき、濁音、半濁音にする場合は「*」を押す。1文字入力するごとに変換候補が表示され、十字キーで候補を選んで決定すると文字が確定。消したいときはDELキーを使用する。確定した文字の先頭にカーソルを移動してセンターキーを長押しすれば、文字を選択して切り取りやコピーも可能だ。
日本語入力システムには「iWnn IME-SHedition」を搭載。ソフトウェアキーボードをタッチ操作しての文字入力にも、もちろん対応している。
なお、他の日本語入力システムとして「Simeji」をインストールして試してみたところ、ソフトウェアキーボードは問題なく使用できるものの、数字キー(ハードキー)を使ったキー入力はできなかった。キー操作による文字入力には今のところ、標準の「iWnn IME-SHedition」を使用するほかないようだ。
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