赤外線通信はIrMCバージョン1.1に準拠。ランチャーにある「赤外線送受信」を起動して受信を選び、受信待機状態にするか、送信を選んで送るデータを選択する。IrSS方式の通信にも対応していて、写真など10Mバイトまでのデータも、高速に送信できる。

赤外線通信は、受信または送信を選んで赤外線ポートを合わせるだけ。このあたりの手順はケータイとほとんど変わらない。赤外線ポートの位置もわかりやすく示してくれるので、いざというときにあたふたせずに連絡先交換ができるAQUOS PHONE THE HYBRID 007SHに搭載されているバッテリーは3.7V/820mAh。バッテリーの“持ち”は容量だけで判断できるものではないが、同じQualcomm製のSnapdragon MSM8255(1GHz駆動)を搭載する「GALAPAGOS 003SH」が1390mAh、「GALAPAGOS 005SH」が1130mAhのバッテリーを搭載しているのと比較すると、画面サイズが小さいとはいえやや不安になる容量ではある。
公称の連続通話時間は約230分、連続待受時間は約300時間(いずれも3Gの場合)だが、実際にはどうなのか。数日持ち歩いてみたが、1時間に数分程度メールやWebサイトをチェックする、数回写真撮影したり、写真を閲覧するといった程度の使い方では、充電しなくても丸1日十分に使用できた。
AQUOS PHONE THE HYBRID 007SHはディスプレイが折りたためるので、カバンの中でうっかり液晶が点灯してしまい、知らずにバッテリーを消費することも少ないだろう。こうした点も、バッテリー容量が小さいながらそこそこ使える理由だと思われる。ただし、充電しないで2日目に突入するのは厳しい印象。1日1回の充電は必須だろう。バッテリーを長持ちさせるための省エネ設定も充実しているので、ぜひ活用したい。

通信設定や液晶の明るさ、点灯時間、イルミネーションなどを一斉に省エネ設定できる「とにかく省エネ」は、バッテリー残量が心許なくなったときに便利。外泊時など夜に充電できないときは、就寝中に不要な機能をタイマー設定した時間にまとめてオン/オフする「おやすみ省エネ」が利用できる。
「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」の“ここ”が知りたい:第3回 カメラ機能の実力は? 3Dは楽しめる?――「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」
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