「HTC Watch」は、HTCが提供する動画配信サービス。ハリウッド作品を中心とした映画やテレビ番組などの映像コンテンツを視聴できる。対応モデルは、本記事で紹介している「HTC EVO 3D ISW12HT」をはじめとするHTC製のスマートフォンやタブレット端末。ダウンロードしたコンテンツはクラウド上にも保存され、最大5台のHTC端末と共有できる。HDMIケーブルで出力すれば、テレビなどでも楽しめる。HTC EVO 3Dは本体にHDMI端子を搭載していないが、別売りのHDMI変換アダプターを利用すればテレビの大画面でも視聴可能だ。
HTC Watchを起動すると、まずカバーフローが表示される。画面上部に入手済みの動画のパッケージが表示され、その下に「おすすめ」が並ぶ。右下の買い物カゴのアイコンをタップすると「ビデオショップ」に、左下のメニューボタンを選択すると各種操作を行えるメイン画面に進む。
メイン画面では、下部に配置された4つのタブを切り替えられる。左から、「ダウンロード済みビデオ」「すべてのビデオ」「ダウンロード中」「ビデオショップ」の順に並んでおり、「ダウンロード済みビデオ」では、ダウンロードが終了したビデオの一覧、「すべてのビデオ」ではHTC Watchのアプリで閲覧できる動画の一覧、「ダウンロード中」では、ダウンロードの進捗状況を確認できる。
右端の「ビデオショップ」からコンテンツを入手でき、気に入った動画をタップすると詳細画面に進む。詳細画面ではコンテンツの概要、キャスト、監督、ジャンルを確認可能。パッケージ写真の右横には、試聴、RENT、購入、共有ボタンが配置されており、目的に応じて操作すればよい

メイン画面。下部の4つのアイコンを切り替えることで各種操作を行える。ダウンロードが完了したコンテンツを確認できる「ダウンロード済みビデオ」(写真=左)。コンテンツを入手する際に利用する「ビデオショップ」(写真=右)


「ビデオショップ」のムービーは「おすすめ」のほか、「本日追加」(写真=左端)、「トップ10」(写真=左中)、「ムービーのジャンル」(写真=右中)などから探せる。動画の詳細画面にある「共有」ではBluetooth、Eメール、Friend Stream、Gmailなど外部のアプリでその動画の概要を送信できる(写真=右端)HTC Watchで配信されているコンテンツは、「貸出」と「購入」の2種類から入手できる。コンテンツは、貸出と購入の両方に対応するものと、購入のみに対応するものがある。筆者が価格を確認したところ、貸出は3.49ドル、5.49ドル、購入は14.99ドル、32.99ドルのものが多数を占めた。なお、貸出の場合、コンテンツは購入してから30日間まで再生できる。
コンテンツを入手するにはHTC Watchのアカウントを作成する必要がある。アカウントは各コンテンツの詳細画面にある購入、貸出から作成できる(未作成の場合)ほか、メニューボタンを押すと表示される「設定」の「アカウント」からも作成できる。決済はクレジットカードのみに対応。カード情報はHTC Watchのアカウントを作成する際に入力できる。登録した情報はメニューボタンを押し、「設定」→「支払い方法」の順に進むと確認できる。
3G接続時は動画はダウンロードはできない。ダウンロードできるのはWiMAXかWi-Fiに接続している場合のみ。3G環境でダウンロードしようとすると「Wi-Fi接続が必要です」というメニューが表示され、「設定」をタップするとWi-Fiの設定が可能だ。また、3G接続時にレンタルした動画を視聴しようとすると「サーバーに接続できません」というメッセージが表示される。なお、試用した際に購入した動画は1.58Gバイト(143分)。Wi-Fiを利用してダウンロードしたところ、完全に保存できるまでに約20分かかった。ただし、動画はダウンロード中でも再生可能。記者向けの発表会などでは「10秒で視聴できる」と説明されていたとおり、ダウンロードを開始してすぐに楽しめた。
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