「HTC EVO 3D ISW12HT」にプリインストールされているアプリは「Gmail」や「カレンダー」などAndroid標準のもののほか、HTC独自のものとして、複数のソーシャルメディアのアカウントを一括管理できる「Friend Stream」や、複数の検索サイトにまたがって情報を調べられる「クイック検索」、懐中電灯代わりに活用できる「フラッシュライト」、Twitterクライアント「Peep」などがある。au独自アプリも多数搭載しており、「au one ナビウォーク」「GREEマーケット」「jibeアドレス帳」「au one Market」「Skype」「au Wi-Fi接続ツール」などを利用できる。
HTC EVO 3Dでは、HTC独自のデザイン性に優れたインタフェース「HTC Sence」を採用している。ホーム画面は計7ページを利用でき、画面下部の中央に「電話」、左下にはアプリトレイを表示するボタンを備える。右下には「個人設定」が配置され、壁紙やロック画面の設定や、ウィジェット、ショートカットなどの追加を行える。画面を勢いよく左右にフリックすると、複数のページにまたがってホーム画面をスクロールできる。また、ホーム画面上でピンチイン/アウトをするとホーム画面のサムネイルが一覧形式で表示され、任意のページにジャンプできる。
ユニークなのがロック画面だ。下部中央にリング、その上に4つのアプリアイコンが配置されているが、リングの中にアイコンをドロップすることで、即座にそのアプリを起動できる。4つのアプリは「設定」の「個人設定」から任意のものを配置可能。頻繁に利用するアプリを配置しておけば、アプリを起動する操作を簡略化できる。
なお、ロック画面には「天気」のほか、使用中の壁紙や「写真アルバム」「Friend Stream」「時計」も表示できる。他のAndroid端末よりも壁紙やロック画面などに設定できる項目が豊富な印象を受けた。
HTC EVO 3Dでは購入直後がから「Eメール」(〜@ezweb.ne.jp)を利用できる。初回利用時に複雑な設定などをする必要はなく、「Eメール」アプリを起動し、メールアドレスを確認するだけで利用を開始できる。また、メールアドレスを端末から変更することもできる。「Eメール」を起動してからMENUキーを押し、「Eメール設定」→「アドレス変更・その他の設定」から行える。
「Eメール」のメイン画面には、受信ボックス、送信ボックス、未送信ボックス、テンプレート、フォルダ作成の5つのアイコンが並ぶ。画面右下には「新着問い合わせ」、左下には「新規作成」が配置されている。メイン画面でMENUキーを押すと、検索、フォルダ編集、フォルダ削除、再振り分け、Eメール設定、au one メールの6項目が表示される。表示や通知の仕方、バックアップなどのEメールに関する詳細な設定は「Eメール設定」で行える。メニュー構成が分かりやすいのでauケータイからスマートフォンに乗り換えたばかりという人でも無理なく操作できるだろう。
HTC EVO 3DのROMは4Gバイト、RAMは1Gバイト。「設定」→「SDカードと本体のメモリ」の順に進み、メモリの空き容量を確認したところ、空き容量は1.01Gバイトだった。「本体メモリ」欄の「スペースを空ける」をタップすると、キャッシュのクリアやアプリのSDカードへの移動、メールやメッセージの整理を行える画面が表示される。
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