第1回 対応機種は? 実効速度はドコモSIMと同じ?――「So-net モバイル 3G」:So-net モバイル 3Gの“ここ”が知りたい(1/2 ページ)

» 2011年12月13日 18時47分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 「So-net モバイル 3G」

 スマートフォンのデータ通信は、携帯キャリアと契約した上で端末を購入して利用するのが最もメジャーな方法だが、最近はキャリアのネットワークを借りたMVNOによる安価なデータ通信サービスも登場している。キャリア以外と契約したSIMカードを手持ちのスマートフォンやモバイルWi-Fiルーターに入れて使うという、モバイルデータ通信の新しいスタイルが生まれている。特に有名なサービスが、日本通信が提供している「b-mobile」だろう。さらに、NTTぷららの「ぷららモバイル」や、So-netの「So-net モバイル 3G」なども提供されている。いずれもNTTドコモのネットワークを利用している。価格は月額2000〜3000円台で、ドコモと直接契約するよりも安くデータ通信ができる。本コーナーではSo-net モバイル 3Gを取り上げ、料金や使い勝手などをリポートしていく。

photophoto So-net モバイル 3Gでは、ドコモと同様のFOMAカードが提供される

質問:どんな製品がある? 対応機種は?

 So-net モバイル 3GではドコモのSIMカードを単体で提供しており、対応するスマートフォンやタブレットに挿入することで、ドコモ網でデータ通信ができる。日本HPのモバイルWi-Fiルーター「MF-30」(端末価格は1万9800円※12月31日までに申し込むと5000円割り引かれる)とSIMカードをセットにした商品も提供されている(MF-30単体の販売はしていない)。SIM単体とMF-30のセット商品、いずれも3150円の登録事務手数料が発生するが、12月31日までに申し込むと、登録事務手数料と初月の料金が無料になるキャンペーンが実施されている。SIM単体の価格は0円。

 動作検証が済んでいる対応機種は、モバイルWi-Fiルーターが「光ポータブル PWR-Q200」「光ポータブル PWR-100」、スマートフォンが「Xperia SO-01B」「Xperia arc SO-01C」「Xperia acro SO-02C」「Xperia ray SO-03C」「Xperia PLAY SO-01D」、タブレットが「Sony Tablet S/P」「GALAXY Tab SC-01C」、ノートPCが「VAIO TypeP 」「VAIO Zシリーズ」。現時点で動作検証は完了していないが、ドコモのスマートフォンも基本的には対応している。「GALAXY S II SC-02C」にSo-net モバイル 3GのFOMAカードを挿入したところ、問題なく通信できた。また、一部のSIMロックフリー端末でも利用可能だ。

 So-net モバイル 3GはSo-netの会員向けのサービスだが、非会員の場合は月額210円の「モバイルコース」に加入することで利用できる。なお、So-net モバイル 3Gは2年契約が前提となり、更新月以外に解約をすると、契約解除料として9975円が発生する。

 MF-30以外は端末を自分で用意する必要があるのがネックだが、「電話はケータイ、データ通信はスマートフォンで」「スマートフォンのサブ機として」「モバイルWi-Fiルーター用に」といった利用シーンでニーズがありそうだ。

質問:microSIMは提供されている?

 So-net モバイル 3Gで提供されるSIMは通常のFOMAカード(ドコモUIMカード)と同じサイズで、現在のところmicroSIM(ドコモminiUIMカード)は提供されていない。したがって、SIMフリーのiPhone 4/4Sなど、microSIM対応の端末ではSo-net モバイル 3Gは利用できない。b-mobileではmicroSIMカードを提供しているほか、最近のドコモ端末ではmicroSIMを採用するモデルが増えていることを考えると、microSIMも採用してほしいところだ。

質問:利用料金はどれくらい?

 ISP料金や端末代を除いたデータ通信の基本料金は月額2770円。ドコモの「定額データプラン フラット バリュー」+「定額データスタンダード割2」の月額5460円と比べると、約半額とお得感が高い。ぷららモバイルは月額2845円だが、利用開始から11カ月間月額2530円にするキャンペーンを実施しており、So-net モバイル 3Gよりも安い。

 b-mobile Fairの1GB SIMパッケージは120日間で9800円というプリペイドサービスなので比べにくいが、同製品は1カ月250Mバイト程度の利用なら月額2450円、追加チャージの8350円なら月額2087円で済む。30日間に最大1Gバイトのデータ通信を3100円で利用できる「1GB定額3100円」は、So-net モバイル 3GのISP料金・月額210円を加えた2980円よりもやや高い。月によって通信量にバラツキがあるならb-mobile Fairの方が得になるだろうが、コンスタントに通信するならSo-net モバイル 3Gの方が安く済みそうだ。

質問:通信速度は? 速度制限はある?

 通信速度は端末によって異なるが、下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbpsで、ドコモの3G通信をフルに利用できる。日本通信の「b-mobile Fair」も同様だ。下り最大1.5Mbpsのぷららモバイルと比べると大きなアドバンテージといえる。ただしSo-net モバイル 3Gでは、3日間のパケット通信量が合計150万パケット(192Mバイト)に達すると、翌日に通信速度が制限される場合がある。直近3日間の通信量が300万パケットに達した場合に速度制限を実施しているドコモよりは基準が厳しいが、動画サービスを長時間視聴し続けるなど、よほどヘビーな使い方をしなければ問題ないだろう。

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