ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは1月10日、「Xperia acro HD」の開発を発表した。日本では「Xperia acro HD SO-03D」として、NTTドコモから3月ごろに発売される予定。
Xperia acro HDは、その名の通りHD(720×1280ピクセル)表示の4.3インチ“Reality Display”タッチパネルを搭載したAndroidスマートフォン。ディスプレイのピクセル密度が342ppiと高いのも特徴で、光の乱反射と拡散を低減させるクリアブラックパネルと、コントラストを向上させ輪郭を強調するモバイルブラビアエンジンも従来機種から引き続き採用した。
ボディは国内向けXperiaシリーズとして始めて防水に対応(IPX5・IPX7)。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信も搭載した。CPUには1.5GHz駆動のデュアルコアプロセッサ(MSM8260)を採用し、大容量1840mAhのバッテリーや16Gバイトの内蔵メモリも備えた。
アウトカメラには、約1210万画素の裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」を搭載。レンズはF値2.4と明るく、うす暗い高感度でも低ノイズの静止画とフルHDの動画撮影が行える。カメラの起動から撮影完了までの時間は約1.5秒、また約0.5秒間隔の連続撮影も実現した。フロントカメラは720pのHD動画も撮影できる約130万画素CMOSを採用している。さらにHDMI出力にも対応し、撮影した写真やフルHD動画を大画面に表示することもできる。
また、PlayStation Certifiedに対応し「PlayStation Store」の利用も可能。キーボードカスタマイズやオンライン辞書をサポートした日本語入力システム「POBox Touch 5.0」も搭載した。ボディカラーはAqua、Black、Sakura、Ceramicの4色を用意している。


Xperia acro HDは、国内向けXperiaシリーズでは初のIPX5/IPX7防水対応モデル。ボディカラーは左からBlack、Sakura、Ceramic、Aqua。専用の充電台が付属しており、カバーを開閉せずとも充電ができる。ボディは光沢を抑えた加工になっている
Back、ホーム、メニューの各キーはセンサー式。キー配列はXperia acroと同じだ。大容量バッテリーを搭載することもあり、背面にはそれなりに厚さがあるが、側面がカーブしているため手になじむ。ロゴはソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズのものを備える| 機種名 | XperiaTM acro HD SO-03D |
|---|---|
| OS | Android 2.3 |
| サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約66×126×11.9ミリ |
| 重さ | 約149グラム |
| 連続通話時間 | 検討中 |
| 連続待受時間 | 検討中 |
| アウトカメラ | 有効1210万画素CMOS AF/手ブレ補正対応 |
| インカメラ | 有効130万画素 |
| 外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
| メインディスプレイ | 約4.3インチHD(720×1280ピクセル)HD Reality Display液晶、1677万7216色 |
| サブディスプレイ | − |
| 主な機能 | HSDPA/HSUPA、GPS、Wi-Fi(802.11b/g/n)、Bluetooth、spモード、dメニュー、dマーケット、WORLD WING(3G+GSM)、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、緊急速報エリアメール ほか |
| ボディカラー | Aqua、Black、Sakura、Ceramic |
| 発売日 | 3月予定 |
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