Android端末の頂点へ――FeliCa、ワンセグ、赤外線対応の「Xperia acro SO-02C」ドコモ スマートフォン

» 2011年05月16日 11時45分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが開発したXperiaシリーズのフラッグシップモデル「Xperia arc SO-01C」の派生モデル「Xperia acro SO-02C」が登場。Xperia arcをベースに、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信といった日本独自の機能を搭載した。Xperia acroはソニー・エリクソンが日本市場向けに供給することを5月初旬に発表していたが、今回、NTTドコモから発売されることが明らかになった。acroは「最高の」「頂点」を意味するギリシャ語で、Android端末の頂点へ――というコンセプトが込められている。

 OSはAndroid 2.3で、CPUは第2世代のSnapdragon「MSM8255」(1GHz)を搭載。通信速度は下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbps。ボディカラーはWhite、Aqua、Blackの3色をラインアップする。裏面はXperia arcのように弧を描いた形状にはなっていないが、側面をラウンドフォルムにして持ちやすさにこだわった。

photophoto ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Xperia acro SO-02C」。ボディカラーはWhite、Aqua、Black
photo

 ディスプレイには4.2インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶を搭載。強化ガラスと液晶パネル間の空気層をなくして画面が浮かび上がるように表示する「クリアブラックパネル」、高コントラストかつ高精細な「Reality Display」、映像や写真を鮮明に表示する「モバイルブラビアエンジン」を備え、液晶の美しさにこだわった。高感度、低ノイズを実現するCMOSセンサー「Exmor R for mobile」と、F値2.4の明るいレンズを810万画素カメラに搭載し、薄暗い場所でも美しく撮影できる。顔認識やシーン検出、コンティニュアスオートフォーカスにも対応する。

 日本市場向けスマートフォンとしての使いやすさにもこだわった。赤外線通信は専用のウィジェットをプリインストールし、ホーム画面からワンタッチでアドレスの送信と受信が可能。日本語入力システムの「POBox Touch」は4.1に進化し、テンキーやQWERTYキーのほか、50音配列のキーボードを利用できるようになった。キーボードスキンを変更できる「キセカエキーボード」は3種類をプリセットするほか、「PlayNow」からダウンロードも可能だ。

 「ミュージックプレーヤーウィジェット」や「ギャラリーウィジェット」、音楽・写真・動画コンテンツに素早くアクセスできる「メディアショートカット」も健在。統合SNSアプリ「Timescape」や、楽曲検索できる「TrackID」対応のFMラジオも利用できる。HDMI接続にも対応し、写真や動画はもちろん、ブラウザやゲームなどさまざまなコンテンツをテレビなどに出力できる。対応機器と写真や動画を共有できるDLNAサーバ機能にも対応する。さらに、Android マーケットから「Media Remote」アプリを入手することで、ソニーのテレビやBlu-ray Discレコーダーをリモート操作できる。なお、防水性能やテザリング機能はサポートしていない。

 発売は6月〜7月を予定している。

photophoto WhiteとAquaはツヤがあり、Blackはマットな塗装がかけられている
photophotophoto Aquaはグラデーションが施されているのも特徴だ(写真=左)。右側面にワンセグ用のホイップアンテナがある(写真=中)。Xperia arcと異なり、microSDはバッテリーを外さなくても着脱できる(写真=右)
photo 側面はフラットな形状になっている

「Xperia acro SO-02C」の主な仕様
機種名 Xperia acro SO-02C
OS Android 2.3
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約62×127×11.5ミリ
重さ 約134グラム
連続通話時間 3G:340分、GSM:390分
連続待受時間 3G:350時間、GSM:240時間
アウトカメラ 有効810万画素CMOS AF/顔認識、手ブレ補正対応
インカメラ
外部メモリ microSDHC(32Gバイト同梱/最大32Gバイト)
メインディスプレイ 約4.2インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)TFT液晶、1677万7216色
サブディスプレイ
主な機能 HSDPA(最大14Mbps)/HSUPA、GPS/海外GPS、Wi-Fi(802.11b/g/n)、Bluetooth、spモード、ドコモマーケット、WORLD WING(3G+GSM)、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信 ほか
ボディカラー White、Aqua、Black
発売日 6月〜7月予定
※初出時に、連続待受時間が誤っていました。お詫びして訂正いたします。(5/16 19:58)

新機種はいつ発売?と思ったら→「携帯データBOX」
  • 各キャリアの「新機種発売日情報」
  • 未発表の端末情報をお届けする「JATE通過情報」
  • 新機種の売れ筋が分かる「携帯販売ランキング」

携帯データBOXそのほか、各端末情報が一望できる“機種別記事一覧”が新登場〜いますぐパワーアップした携帯データBOXをチェック!
携帯データBOXは、ITmediaモバイルトップページのメニューバー右側からもアクセスできます。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年11月12日 更新
  1. 上期決算「KDDI・ソフトバンク」と「ドコモ」で明暗が分かれたワケ 鍵を握る“メインブランドへの移行” (2024年11月09日)
  2. 帰宅時に暗い玄関にあると便利? ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDライト」を試す (2024年11月09日)
  3. イヤーカフ型イヤフォンがもう手放せない 高価だがオンライン会議が多い在宅勤務で大活躍 そのワケは (2024年11月08日)
  4. IIJ勝社長、大手3キャリアの“30GBプラン改定”に「スタックテストをやっていただきたい」と要望 (2024年11月08日)
  5. IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【11月10日最新版】 スマホのプレゼントや特価を見逃すな (2024年11月10日)
  6. 「一括1円」からお得に購入できるスマホまとめ【2024年11月版】機種変更でも安く買えるキャリアは? (2024年11月07日)
  7. ソフトバンクの「Pixel 9(128GB)」値下げ、2年後返却で実質24円に (2024年11月11日)
  8. 楽天モバイル・三木谷会長が「AIの民主化」に本気――Rakuten Link AI、いまのところ面白みはないが将来には期待 (2024年11月10日)
  9. 80年代デザインのBluetooth搭載ラジカセ発売 カセットテープのデジタル化も可能 (2024年11月08日)
  10. 寒いこれからに役立ちそうだが「底が平たいカップ」じゃないと使いづらい? Standard productsで550円の「USBカップウォーマー」は爆熱の仕上がり (2024年11月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー