第1回 基本スペックが充実/持ちやすいスマートフォンは?――36機種を横並び比較最新スマートフォン徹底比較(2011年度冬春モデル編)(2/4 ページ)

» 2012年02月17日 19時24分 公開
[田中聡,ITmedia]

持ち心地:薄さと持ちやすさを両立させたARROWS μ/ES

 サイズや重さの数値からはなかなか分からないのが「持ち心地」だ。スマートフォンはボディが大きくスクエアな形状のモデルが多いだけに、いかに手にフィットして快適に持てるかが重要だ。そこで、今回取り上げた36機種のラウンド感、細さ、薄さ、軽さ、キーの押しやすさ、片手での操作性をそれぞれ採点した。なお、持ち心地は個人の感覚的な部分が多く含まれるので、ここでの評価は1つの意見として参考にしてほしい。

 トータルで持ち心地の良い端末として評価したいのが、ARROWS μ/ESだ。薄型ボディを特長とする端末は、ボディが角ばっていて持ちにくいものが多いが、ARROWS μ/ESは角が削ぎ落とされていて持ちやすい。ボディも軽く、ディスプレイ下のハードキーもクリック感があって押しやすい。薄いだけでなく、手にしたときの心地よさもしっかり考えられていると感じた。小型のP-01DとSony Ericsson miniは厚みがあるがラウンド感が徹底されており、手にしっかりフィットする。F-03D Girls'、IS11N、101Kなど女性向けモデルも幅が抑えられており角が大きく削がれているので持ちやすい。ディスプレイ下のキーは、センサーキーよりも物理キーの方が押下感が得られるし、スリープ状態から復帰しやすい。メーカーにとって物理キーは部品が増える、厚さが増すなどのデメリットがあるが、個人的には物理キーの方が使いやすいと思う。

 iPhone 4Sの3.5インチディスプレイは、4〜4.5インチのAndroid端末と比べるとやや物足りないが、片手での操作性を考えると3.5インチ程度が大きすぎず、小さすぎずちょうど良いと思える。ただ、iPhone 4/4SはiPhone 3G/3GSと異なり、側面の角が削がれておらずラウンド感が乏しくなってしまった。Bumperやカバーを装着すれば解決できるが、カバーなしで使う場合は不利だ。薄さと持ちやすさの両立は難しいものだとあらためて感じた。

photophotophoto 左からF-03D Girls'、ARROWS X LTE、ARROWS μ
photophotophoto 左からOptimus LTE、PRADA phone、MEDIAS PP
photophotophoto 左からP-01D、P-02D、GALAXY S II LTE
photophotophoto 左からGALAXY NEXUS、SH-01D、SH-02D
photophotophoto 左からXperia NX、Xperia acro HD、T-01D
photophotophoto 左からARROWS Z、ARROWS ES、DIGNO
photophotophoto 左からHTC EVO 3D、Optimus X、MOTOROLA PHOTON
photophotophoto 左からMEDIAS BR、GALAXY S II WiMAX、IS13SH
photophotophoto 左からIS14SH、iPhone 4S(au)、101K
photophotophoto 左からMEDIAS CH、101P、101SH
photophotophoto 左から102SH、103SH、STAR7
photophotophoto 左からiPhone 4S(ソフトバンク)、GS02、Sony Ericsson mini
photophotophoto 左からF-03D Girls'、ARROWS X LTE、ARROWS μ
photophotophoto 左からOptimus LTE、PRADA phone、MEDIAS PP
photophotophoto 左からP-01D、P-02D、GALAXY S II LTE
photophotophoto 左からGALAXY NEXUS、SH-01D、SH-02D
photophotophoto 左からXperia NX、Xperia acro HD、T-01D
photophotophoto 左からARROWS Z、ARROWS ES、DIGNO
photophotophoto 左からHTC EVO 3D、Optimus X、MOTOROLA PHOTON
photophotophoto 左からMEDIAS BR、GALAXY S II WiMAX、IS13SH
photophotophoto 左からIS14SH、iPhone 4S(au)、101K
photophotophoto 左からMEDIAS CH、101P、101SH
photophotophoto 左から102SH、103SH、STAR7
photophotophoto 左からiPhone 4S(ソフトバンク)、GS02、Sony Ericsson mini
持ち心地
NTTドコモ
裏面〜側面のラウンド 細さ 薄さ 軽さ ディスプレイ下のキーの押しやすさ 片手での操作性 感想
F-03D Girls' 全体的に小型なので手にしっかりと収まる。リボン型のホームキーも問題なく押せる。
ARROWS X LTE F-05D このスペックでこのサイズ・軽さは見事。角があまり削ぎ落とされておらず、手のひらに当たるのがやや気になる。
ARROWS μ F-07D 極薄でありながらボディは角ばっておらず、薄さと持ちやすさを両立している。
Optimus LTE L-01D 角が削ぎ落とされていて側面も丸みを帯びているので持ちやすい。本体が太いのでやや手に余る。
PRADA phone by LG L-02D 角があまり削がれておらず手に当たるのが気になる。横幅が大きいので片手での操作には難あり。
MEDIAS PP N-01D 薄型のイメージが強いMEDIASシリーズの中ではやや厚ぼったい印象を受ける。ボディは丸みがあり持ちやすい。
P-01D 小型ボディなので片手で快適に操作できる。ラウンド感も十分。
LUMIX Phone P-02D 画面サイズが程よいので、片手でも難なく操作できる。持ち心地も良い。
GALAXY S II LTE SC-03D ラウンド感が徹底されていて手になじみやすいが、横幅が広いので片手では操作しにくい。
GALAXY NEXUS SC-04D 角が上手く削がれており手のフィット感が良好。幅が太いので片手での操作にやや難あり。
AQUOS PHONE SH-01D 4.5インチとディスプレイが大きいだけあり、少々手に余る。キーの位置も下の端なので、指の移動量が多くなる。
AQUOS PHONE slider SH-02D 上筐体の下端部が斜めになっているので、スライドオープンする際に指がかかりやすい。本体がやや重いのが気になる。
Xperia NX SO-02D 側面がarcよりも角ばっており、手にするとやや気になる。縦幅が伸びたので、片手での操作に難あり。
Xperia acro HD SO-03D 裏面全体がラウンド形状なので手にフィットする。試作機のためか、センサーキーの反応が今ひとつと感じることも。
REGZA Phone T-01D 左手で持つと、ストラップホールが手に当たるのがやや気になる。ディスプレイ下のキーはクリック感があり押しやすい。
au
裏面〜側面のラウンド 薄さ 軽さ ディスプレイ下のキーの押しやすさ 片手での操作性 感想
ARROWS Z ISW11F ハイエンド機ながら、ボディは薄く手持ちやすい。物理キーはクリック感があり押しやすい。
ARROWS ES IS12F 極薄でありながらボディは角ばっておらず、薄さと持ちやすさを両立している。
DIGNO ISW11K 程よいラウンド感で持ちやすい。光沢感がある反面、滑って落としやすいかも。
HTC EVO 3D ISW12HT ボディが重いので、片手で長時間使うのは疲れるかも。右側面のカメラキーと3D切り替えキーが手に当たるのも少し気になる。
Optimus X IS11LG ボディは小さすぎない程度にコンパクトでバランスが良い。センサーキーにはキーのマークを入れてほしい。
MOTOROLA PHOTON ISW11M 幅67ミリはやや太いが、ボディのラウンド感が絶妙で、角がしっかり削がれている。
MEDIAS BR IS11N 丸みを帯びたコンパクトボディなので、手にしっかりフィットする。
GALAXY S II WiMAX ISW11SC 4.7インチHDサイズの有機ELは大きくて快適だが、ボディの幅が広く、片手での操作には難がある。
AQUOS PHONE IS13SH 薄くて持ちやすいが、画面サイズを優先したため、片手での操作性は難しいと感じることも。
AQUOS PHONE IS14SH 細いボディは好印象だが、角が上手く削がれておらず、手に当たるのがやや気になる。
iPhone 4S(au) 4隅は丸いが側面の角が削がれていないのでフィット感は乏しい。片手での操作性は良好。
ソフトバンク
裏面〜側面のラウンド 薄さ 軽さ ディスプレイ下のキーの押しやすさ 片手での操作性 感想
HONEY BEE 101K ボディは小型かつ丸みを帯びており持ちやすい。キーもクリック感があり押しやすい。
MEDIAS CH 101N 薄型のイメージが強いMEDIASシリーズの中ではやや厚ぼったい印象を受ける。ボディは丸みがあり持ちやすい。
LUMIX Phone 101P 画面サイズが程よいので、片手でも難なく操作できる。持ち心地も良い。
AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH ラウンド感と小型ボディが相まって非常に持ちやすい。画面が比較的小さいので、片手+フルタッチスタイルでも操作しやすい。
AQUOS PHONE 102SH 4.5インチとディスプレイが大きいだけあり、少々手に余る。キーの位置も下の端なので、指の移動量が多くなる。
AQUOS PHONE 103SH サイズ感と持ちやすさのバランスが絶妙で、片手でも快適に操作できる。
STAR7 009Z 縦幅がそれほどないので片手でも操作しやすい。側面にもう少しラウンド感が欲しかった。
iPhone 4S(ソフトバンク) 4隅は丸いが側面の角が削がれていないのでフィット感は乏しい。片手での操作性は抜群。
イー・モバイル
裏面〜側面のラウンド 薄さ 軽さ ディスプレイ下のキーの押しやすさ 片手での操作性 感想
GS02 手に収まるサイズなので片手でも操作しやすい。裏側面の丸みが足りないのが少し気になる。
Sony Ericsson mini(S51SE) 小さくて手にすっぽり収まるボディは携帯しやすく、愛着がわく。ディスプレイが小さいが、操作性は意外と良好。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月17日 更新
  1. なぜ店員によって勧めるルーターが変わる? 自宅回線から逆算する、新生活に役立つWi-Fiルーター選びの超基本 (2026年04月16日)
  2. 3COINSの4180円「デバイスバンドPlusAL」を試す スマートウォッチの“最初の一歩”に最適な理由 (2026年04月16日)
  3. 「Nothing Phone (4a)/(4a) Pro」日本上陸 LEDで個性が光る5万円台からのスマホ、FeliCaにも対応 (2026年04月15日)
  4. YouTube、ショート動画の「視聴上限0分」設定を一般開放 ダラダラ視聴抑止へ (2026年04月16日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. KDDIがSIMフリーブランド「au Flex Style」開始、第1弾は「Nothing Phone (4a)」と「OPPO Find N6」 (2026年04月15日)
  7. 「好きな決済音」はありますか? SuicaやWAONを抑え、1位に「あの音」がランクイン――バイドゥ調査 (2026年04月16日)
  8. Google Geminiが「あなた個人に適した回答」を “パーソナル インテリジェンス”日本で提供 (2026年04月15日)
  9. 「iPhone 17 Pro」を5カ月使い倒して分かった真価 バッテリーと放熱性能には満足だが細かな不満も (2026年03月19日)
  10. 新型「Amazon Fire TV Stick HD」登場 本体をスリム化+USB Type-C端子搭載で6980円 (2026年04月15日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年