4月3日午後、日本海で発達した低気圧の影響で日本列島の広い範囲が暴風雨に見舞われた。悪天候の影響を受け、携帯電話各社の通信サービスに影響がでている。
NTTドコモでは4月4日午前3時時点で、東北6県と新潟県、神奈川県の一部地域で、FOMAとXiの音声通話・パケット通信に影響が出た。原因は暴風雨による停電と伝送路の故障で、現在は徐々に回復している。具体的な地域は以下の通り。
記載の地域でも、青森/岩手/宮城/山形/福島/神奈川についてはごく一部のエリアでの影響にとどまるという。
KDDIのauでは4日0時現在、新旧800MHz帯のエリア別に東北から関東、北陸の一部地域で音声通話とパケット通信が利用しづらい状況となっている。原因は悪天候による停電。具体的な地域は以下の通り。
ソフトバンクモバイルのサービスでは、3日の午後11時30分ころから秋田県と新潟県の一部地域で停電の影響による通信障害が発生している。
ウィルコムでは、3日午後11時17分から新潟県および秋田県の一部地域で、音声発着信およびメールとデータの通信サービスへの影響が出ている。暴風雨により基地局設備が停電したことが原因。なお、停電の復旧にともなって随時回復しているという。
UQコミュニケーションズのWiMAXサービスも、4月3日から4日にかけて広い範囲で通信障害が発生した。ほとんどが各地域の停電を原因とするサービスの中断で、順次復旧している。4日午後時点で、悪天候を原因とする通信障害が発生しているのは以下のエリア。
なお、イー・アクセスの通信サービスは、悪天候による影響を受けていない。
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