スカイプが、PlayStationVita(PS Vita)向けの「Skype」アプリをリリースした。4月25日からPlayStation Storeから無料でダウンロードできる。
PS Vitaで利用できるSkypeは、音声通話およびビデオ通話機能が中心で、Skype間の無料通話はもちろん、PCなどから月額プランへの加入やスカイプクレジットの購入を済ませておけば、固定電話や携帯電話への発信も可能。ビデオ通話にはフロントカメラと背面のカメラを適宜切り替えて利用できる。会議通話にも、音声のみでなら参加可能だ。連絡先追加リクエストの承認もアプリ内でできる。
インターネット接続はWi-Fiおよび3Gの両方に対応しており、いずれかの方法でネットワークにつながっている状態でSkypeアプリを起動しておけば待受も可能だ。バックグラウンドモードで起動した状態で、ゲームタイトルが遊べる。ただし、一部のタイトルは、起動中にネットワーク機能を無効にするものがあり、すべてのゲームで待受ができる訳ではない。こうした場合、LiveAreaに戻ればネットワーク接続は回復する。またゲーム中に着信があった場合、ゲームは一時停止(ポーズ)の状態になり、通話を終了すればプレイに戻ることができる。
Skype Premiumの申し込みや月額プランへの加入、バウチャーの引き替えなどはアプリ内ではできないが、Webブラウザを利用してサイトにアクセスすることで行える。言語は日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語をサポート。アカウントの新規作成やインスタントメッセージ機能、プロフィール写真の撮影や変更、ボイスメールの設定や通話転送、SMSの送信などの機能は非対応となっており、主な用途は通話ということになる。
Wi-Fi接続で十分な通信速度が得られるシーンでは、16:9のPS Vitaの画面をフルに使ったビデオ通話が高いクオリティで楽しめる。通信速度が遅い場合は適宜解像度やビットレートが調整され、4:3などの解像度で送受信することもある。音声はIP電話としては十分なクオリティだ。PSPでSkypeを通話に利用している若年ユーザーも多いが、先にリリースされたFacebookやFoursquareアプリと合わせて活用したい。


通話中開始時の画面。ビデオ通話を選べばテレビ電話も可能。3G回線では少々つらいが、Wi-Fi接続でそれなりの通信速度が確保できていれば、16:9の精細な画面で利用できる。映像や音声の品質は通信回線に合わせて適宜調整される。画面はスカイプジャパンの社長であり、日本マイクロソフトのスカイプ ディビジョン マーケットディベロプメントシニアマネージャーでもある岩田真一氏
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