サイバーショットに近づいて従来機の不満点が解消――「Xperia VL SOL21」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2012年11月27日 09時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 デジタルズーム。めいっぱいデジタルズームをかけると画質的にかなり使えないので、このくらいならいけるかなというレベルで留めてみた。イグアナの顔をどうぞ。

photophoto 左はデジタルズームなし、右はデジタルズームあり

 ISO感度別。マニュアル設定だとISO1600まで上げることができる。

photophotophoto 左からISO400、ISO800、ISO1600

 確かにISO1600まで上げるとざらつきがひどくなるけれども、プレミアムおまかせオート時も遠慮せずガンガンISO感度を上げちゃっていいのに、とは思う。

 ソニーといえば忘れてならないのはスイングパノラマ。

photo

 Xperia GX/SXと同様、カメラを横位置に構えての撮影で、縦方向は1080ピクセルとちょっと少なめ。けっこうカメラをさっと動かしてもきれいにつないでくれるのはさすがソニーだが、縦方向の画角が欲しいこともあるので、カメラを縦位置に構えてのパノラマも撮りたかった(カメラを動かす方向をチェックしているようで、縦位置での横長パノラマ撮影はできなかった)。

 最後は動画。フルHDでの動画撮影がもちろんできる。動画中もAFが働くのはよい。


 再生系の機能に関してはXperia GX/SXと同じで、アルバム機能から写真を貼り付けた地図を見たり、カテゴリー分けで表示したりと何かと使いやすい。特にこの地図機能を使うと、GPSを常時オンにして写真を撮りたくなるかと思う、というかわたしならそうする。

photo アルバムアプリのマップ機能が楽しい。ピンチ操作で地図を拡大すると、撮影場所の情報がもっと細かく表示される。どこで何枚撮ったかが一目瞭然。撮影場所がばれたら困る人は、ジオタグ機能をオフにしておいてください

 総じてXperia VL(AX)は、従来モデルからカメラとしての機能や使い勝手がぐんと良くなった。従来モデルでの不満点がかなり解消されてて、「プレミアムおまかせオート」と「ピクチャーエフェクト」は実に使いやすくなってる。

 欠点を1つ指摘するといえば、レンズの位置。すごく端っこにあるので、横位置で持ったとき、左手の指がかぶりやすいのだ。部材配置の関係上仕方ないのかもしれないが、これはちょいとはじっこすぎたんじゃないかと思う。

 ともあれ、もしわたしがXperia GXやSXのユーザーだったら「カメラアプリをアップグレードして欲しいー」と思ったに違いないというレベルだ。こんな調子で、サイバーショットで成功した機能はどんどん入れていくのがよいんじゃなかろうか。

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