サイバーショットに近づいて従来機の不満点が解消――「Xperia VL SOL21」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2012年11月27日 09時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 8月に掲載されたXperia GX/SXのカメラレビュー記事に「HDRとかピクチャーエフェクトとか手持ち夜景とか(つまりサイバーショットが持っているような撮影機能)を満載した……」カメラアプリがあるといいのに、ってことを書いたんだけども、それから半年もしないうちに出るXperiaで、HDRもピクチャーエフェクトも載っかるなんて思ってなかったもの。

 今回はau版の「Xperia VL SOL21」を使ったので、文中では「VL」を連呼しますが、ドコモ版の「Xperia AX SO-01E」もカメラ機能については同等なので、ドコモ版に興味がある人は「VL」を「AX」に脳内で変換して読んでください。

photophoto 4.3インチディスプレイを搭載する「Xperia VL SOL21」(写真=左)。背面のカメラ。欠点を1つ挙げるとしたら、このレンズの位置。横位置で持ったとき、左手の指がかぶりやすいのだ。何度かやらかしました(写真=右)

プレミアムオート対応で何が変わる?

 Xperia VLの基本はXperia GX/SXと変わらない。ロック画面でクイック起動を選ぶとカメラはすぐスタート。撮像素子は裏面照射型CMOSセンサーである1300万画素の「Exmor R mobile」で、レンズはF2.4。撮影時のUI(ユーザーインタフェース)もGX/SXと同じ。でも撮影モードを見ると違いは一目瞭然だ。

photophoto ロック画面。右にあるクイック起動アイコンを左にスライドすると、すぐにカメラが起動する(写真=左)。クイック起動したとき、静止画モードで立ち上がるか動画モードで立ち上がるかを選べるようになった(写真=右)
photophoto SXの撮影モードメニュー(写真=左)とVLの撮影モードメニュー(写真=右)

 注目点は2つ。1つは「シーン認識」(オート)が「プレミアムおまかせオート」になったこと。もう1つはその存在が微妙だった3D撮影系の機能がなくなり(愛用してた方がいたらすまない)、「ピクチャーエフェクト」が入ったこと。「シーンセレクション」が増えているが、これは前モデルでは「ノーマル」モードの中にあったので機能として増えたわけじゃない。

 プレミアムおまかせオートは、ここ数年のサイバーショットでおなじみの機能で、通常のシーン自動認識オート(おまかせオート)に2つ機能を追加したもの。1つはHDR。明暗差が激しい構図だとカメラが判断したら、自動的にHDR撮影が行われるようになったHDRのオン/オフを、カメラが判断してくれるのである。もう1つは手持ち夜景。カメラが夜景だと判断すると自動的に「4枚連写+合成」で、ノイズと手ブレを減らした画像を撮ってくれる。

photophoto 左上のアイコンが「プレミアムおまかせオート」の印。顔を検出し、ソフトスナップモードになったので小さな人物のアイコンが示されている。逆光時はここに太陽、風景時はここに山のアイコンが表示される(写真=左)。ノーマルモード時は普通のカメラアイコンになり、露出補正ボタンが表示される(写真=右)
photophoto 縦位置だと撮影ボタンやアイコンが縦方向になる(写真=左)。動画は16:9なのでフルスクリーン表示になる(写真=右)
photo ノーマルモード時のメニュー。HDRのオンオフ、など細かい設定をしておける

 HDRがあるとどう変わるか。例えばこんな感じ。ノーマルモードだとHDRのオン/オフを手動で行えるので撮り比べてみた。

photophoto 左がHDRなし、右がHDRあり

 HDRなしのを見ると分かるように、太陽は左上の方にあり、逆光状態。雲は白飛びし、影は黒くつぶれてる。HDRありの方を見ると、雲はディテールまでちゃんと残っているし、シャドウ部もけっこう復活してて屋根の影で黒くつぶれてたところも見えてきた。これはよい。

 プレミアムおまかせオート時は、画面に逆光アイコンが表示されたときに、HDRが自動的にかかる。ただし、いいことばかりではない。露出を変えて2枚連写して合成するのだが、強い風が吹くとどうなるか。こうなるのである。

photo HDRあり

photo 9種類のエフェクトをその名前と一緒に表示してくれる

 風による被写体ブレがそのまま合成されて記録されてるのが分かるかと思う。プレミアムおまかせオートで逆光モードと表示されたとき、風が強かったり動いてる被写体がいたりするときは要チェックだ。

 なお、HDRなど連写+合成時は画像サイズが少し小さくなる。といっても、12.8Mが11.5Mになる程度でまったく問題はない。合成時の手ブレによるずれを考えて周辺部を使ってないだけだ。プレミアムおまかせオート時は常に11.5Mに統一される。

 もう1つの新機能、ピクチャーエフェクトを見ておこう。ピクチャーエフェクトは9種類。いわゆる「デジタルフィルタ」系の機能だ。素晴らしいのはまずリアルタイムで9種類のエフェクトを見せてくれること。

 ここで面白そうなエフェクトを指でタップすればOk。分かりやすくてよい。さらに、バリエーションが用意されているエフェクトもある。例をいくつか。


photophotophoto 左からスケッチのカラー、スケッチのモノクロ、パートカラー(残す色はタップで指示する)
photophoto 左からノスタルジック、万華鏡

 これはなかなか面白い。特に万華鏡は被写体を選ぶけど、ハマるとこんな風に面白い効果を出せるのだ。ピクチャーエフェクト時は画像サイズがフルHD(つまり1920×1080)になる。

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