「Tegra 4」と「SHIELD」で舵を切るNVIDIAの狙い2013 International CES(3/3 ページ)

» 2013年01月08日 01時01分 公開
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

Tegra 4を搭載する「Project SHIELD」の目的は?

 ファン氏は、Tegra 4の説明が終わった後、Tegra 4を搭載したゲームコンソール「Project SHIELD」を紹介した。ゲームコントローラのような形状をしたボディに、5型のタッチパネル搭載ディスプレイを搭載してAndroid OSを導入するProject SHIELDは、タブレットデバイスとしても利用できる。こちらも、出荷時期や出荷体制、製品の展開計画などの詳細をファン氏が明らかにしていない。「実際にNVIDIAがゲーム機事業に参入するのか?」「パートナーのハードウェア開発や販売ビジネスと競合するのか?」といった疑問はあるが、試みとしては興味深い。

プレスカンファレンスでもう1つの重要なテーマが「Project SHIELD」だ。Tegra 4を内蔵したコントローラ型のゲームコンソールで、1280×720の解像度に対応した5型の高精細タッチパネルを搭載し、Android OSを導入した小型タブレットデバイス的な利用も可能だ

 ProjectSHIELDを単純にいえば、ゲームコントローラのついたAndroidタブレットデバイスだが、Google Play StoreでTegrazone対応アプリを含む各種ゲームアプリが動作するほか、いわゆるクラウドゲーミング技術を使ってSHIELDを「Receiver」として動作することで、ゲームのストリーミング配信も利用できる。

 また、GeForceシリーズのグラフィックスコアを搭載するPCが必須となる最新のPCゲームをSHIELDからリモートで動かすことも可能だ。本体内蔵の5型ディスプレイで解像度が1280×720ドットという“Retina的”高精細画面でゲームを動かすのも可能なら、本体に搭載するHDMI出力を利用して大画面テレビでゲームを動かすのも可能だ。場所やスタイルを選ばずにさまざまなゲームをこれ1台で楽しめるという自由度がある。特に画像出力に関しては強力で、SHIELDで4K動画を再生して4KディスプレイにHDMI経由で出力できる。SHIELDのパーソナルスクリーンを使って、複数のユーザーが同じ部屋に集まって対戦するのもいいだろう。

 なお「SHIELD」という開発コード名は、マーベルコミックス原作のエージェント「S.H.I.E.L.D.」が由来になっていると思われる。Tegra 3の開発コード名「Kal-El」はスーパーマンの出身地クリプトン星での本名、Tegra 4の開発コード名「Wayne」が、バットマンシリーズの主人公ブルース・ウェインが由来であることを考えれば、NVIDIAにおけるモバイル関連製品の開発コード名は徹底してアメコミから命名している印象がある。

Androidデバイスなので、ゲームだけでなく普通のタッチパネルを使った音楽再生やWebブラウジングも可能だ(写真=左)。さらに、HDMI経由で4K対応テレビに4K動画の出力が行える(写真=右)

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月10日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  3. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  4. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  5. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  6. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  7. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  8. 【ニトリ】1990円の「スマホに付けるカードケース」 マグネット対応でスタンドとしても使える (2026年02月07日)
  9. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
  10. あらゆるアプリ操作を任せられる“真のAIスマホ”「M153」が中国で売れまくっている TikTok運営元ByteDanceのエージェントAI「Doubao」を搭載 (2026年02月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年