第19回 スマホで快適に文字を入力する(Android編)今すぐ使えるスマホレシピ(2/3 ページ)

» 2013年04月03日 16時11分 公開
[今西絢美(ゴーズ),ITmedia]

オススメの日本語入力システムアプリは?

 Google Playでダウンロードできるアプリとして最近人気なのが「Google日本語入力」(無料)だろう。Googleのデータベースをもとに予測変換を行うので、地名や人名、流行のキーワードなどの変換がしやすい。また、「きょう」と入力すると今日の日付が、「いま」と入力すると現在時刻が入力できるなど、使いやすい機能がそろっている。

photophoto シンプルなキーボードで分かりやすい(写真=左)。予測変換には英語も表示される(写真=右)

 さらに、「Godanキーボード」という独自のキーボード入力にも対応。画面左側に母音が縦1列で並び、中央と右側に子音が並ぶ。両手で入力する際に、左手で母音を、右手で子音を押せるというのが便利なポイント。使うにはかなり慣れが必要ではあるが、練習する価値のある入力方式だろう。

photo QWERTYキー表示だとキーのサイズが小さくなるので、Godanの方が慣れると入力しやすい
alt Google日本語入力

 また、「ATOK(日本語入力システム)」(1500円)は、有料アプリでありながら非常に人気が高い。変換精度の高さはもちろん、キーや文字のサイズの変更にも対応するなど、カスタマイズもしやすい。また、WindowsやMacのATOKと登録単語を共有できる「ATOK Sync アドバンス」という機能もあり、PCでATOKを愛用しているユーザーにとっては慣れ親しんだ日本語入力システムを使えるのはうれしい。

photophoto ATOKの入力画面。初期状態の設定では「ジェスチャー入力」が行える(写真=左)。PC版で培われた高い変換精度を実現。入力した文字列を品詞ごとに分解し、それぞれの文節に合った変換候補を選ぶ(写真=右)

 ATOKはトライアル版もリリースされており、「ATOK お試し版」(無料)では、15日間無料で利用できる。

alt ATOK
alt ATOK お試し版

 「FSKAREN(日本語入力システム)」(980円)も、キーボードのデザインやサイズの変更が可能。入力文字種の変更や記号・絵文字一覧の表示をタブで切り替えられる。ただし、以前は手書き入力に対応していたが、Ver 3.0.0以降は手書き機能に非対応になった。これは少し残念なアップデートだが、入力スピードの評価が高い。

photophoto 入力する文字をタブで切り替える独自の仕様(写真=左)。キーのデザインは計10種類(写真=右)

 2013年4月30日までは「FSKAREN(日本語入力システム) トライアル版」(無料)で、全機能が無料で使える。

alt FSKAREN(日本語入力システム) トライアル版

 Android黎明期から人気のあった「Simeji(日本語入力キーボード)」(無料)も忘れてはいけない。3000個以上の顔文字を搭載したり、300個以上のスキンからキーボードのデザインを変更できたりと、Androidを自分仕様にしたいユーザーには最適だ。

photophoto 初期状態の「Simeji」のキーボード(写真=左)。キーボードのデザインの多さは、文字入力アプリの中では最多だろう(写真=右)
alt Simeji

 また、このアプリの最大の特長は「マッシュルーム」機能だ。他社のアプリと連携できる文字入力方法で、「マッシュルームパック」(無料)などのマッシュルームアプリをインストールすれば、文字入力の画面でメールアドレスを呼び出して簡単に入力できたり、郵便番号から住所を入力できたりする。Google Playではさまざまなマッシュルームアプリが配信されているので、「マッシュルーム」で検索してみるといいだろう。

photo マッシュルームのアイコンをタップすると、利用できるマッシュルームの一覧が表示される

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月26日 更新
  1. 「駅のQRコードが読み取れない」――ネットに落胆の声 なぜ“デジタル時刻表”が裏目に? (2025年12月25日)
  2. mineo料金プラン改定の真相 最安狙わず「データ増量+低速使い放題」で“ちょうどいい”を追求 (2025年12月25日)
  3. 3COINSで1万1000円の「プロジェクター」を試す 自動台形補正、HDMI入力、Android OS搭載で満足度は高め (2025年12月24日)
  4. 若いiPhoneユーザーの間で「クリアケース」に人気が集まっている理由 すべては“推し”のために (2025年12月25日)
  5. 時刻表が“QRコード”だけになった──SNSで「不便」「むしろ不要」と賛否 横浜市営地下鉄は元に戻すのか? (2025年11月21日)
  6. iPhone 17 Proで話題になった「8倍光学品質ズーム」って何? そのメカニズムを解説 (2025年12月25日)
  7. 関東地方で5G通信が速いキャリアは? ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルでICT総研が比較(2025年12月) (2025年12月24日)
  8. Apple CarPlayもPlayストアも使える車載ディスプレイ「オットキャスト OttoScreen AI」が30%オフの3万5080円に (2025年12月24日)
  9. iPhoneのロック画面で「カメラが起動しちゃった」を防げるようになった! その設定方法は? (2025年12月24日)
  10. 楽天モバイルが「2025年内に1000万回線」の公約を果たせたワケ 次の目玉は「衛星通信」と三木谷氏 (2025年12月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー