So-net、ドコモのLTE/3G網を利用した新サービス「NURO LTE」を提供月額980円から

» 2013年04月15日 19時54分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソネットエンタテインメント(So-net)が4月15日から、NTTドコモのLTE/3Gネットワークを利用した「NURO LTE」を提供する。NURO LTEでは、下り最大100Mbps/上り最大37.5Mbpsの「超高速プラン」と、下りと上り最大150Kbpsの「低額プラン」を用意する。

 超高速プランでは、2年間の定期契約付きで月額3800円の「NURO LTE ハイスピードV」と、契約期間の縛りなしで月額4980円の「NURO LTE ハイスピード」がある。NURO LTE ハイスピードVを契約更新月以外に解約すると、解除料の9975円がかかる。

photo NURO LTE対応のモバイルWi-Fiルーター「FS010W」

 NURO LTE対応製品として、富士ソフト製のモバイルWi-Fiルーター「FS010W」を販売する。サイズは約70(幅)×70(高さ)×16.6(厚さ)ミリ、重さは約108グラム。連続駆動時間はLTEが約8時間、3Gが約10時間。対応周波数はLTEが800MHz、1500MHz、2100MHz、3Gが800MHz、2100MHz。価格は3万2550円だが、5月末までに申し込むと、特典により端末代を月額料金から割り引く。なお、下り最大112.5Mbps対応の端末にNURO LTEのSIMを挿せば、ドコモの対応エリアにて下り最大112.5Mbpsの通信が可能になる。

 低額プランでは、通話サービスなしで月額980円の「NURO LTE ライト」と、通話サービスありで2310円(無料通話500円分含む)の「NURO LTE + Talk」の2種類を提供する。通信速度は150Kbpsだが、100Mバイト/525円、500Mバイト/2205円、1Gバイト/3990円のチャージをすれば高速通信も利用可能だ(チャージの上限額は3Gバイト/月)。また、Windows、Mac、Androidにて最大5台で使える「マカフィーマルチデバイスセキュリティ」を無料で利用できる。

 超高速プランと低額プランいずれも、2枚のSIM(通常SIM、microSIM、nano SIM)を追加でき、1枚ごとに月額158円とユニバーサルサービス料がかかる。3日間のデータ通信量が500Mバイトに達すると通信規制が実施されるほか、2013年10月以降、当月利用の通信量が5Gバイトに達すると、当月末までの通信速度を制限する。

 法人向けには、子会社のソネットビジネスアソシエイツ「NURO モバイル LTE/3G」を15日に開始する。

 またSo-netは、MVNOへの新規参入を目指す企業向けに、ドコモのLTE/3Gネットワークを利用したMVNE事業を開始する。MVNEは「Mobile Virtual Network Enabler」の略称で、MVNO事業者にネットワーク接続や課金などのノウハウを提供して支援する事業者のこと。今後はMVNOへの音声サービスの提供も予定している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年