dtabには、日本語入力システムとして、Android標準のものとFSKARENがプリインストールされている。初期状態ではFSKARENが設定されており、バージョンは3.0。タブで文字種を切り替えられるのが特徴的なキーボードだ。Android標準のキーボードの場合、英語版の「Androidキーボード」か日本語版の「Japanese IME」が選べる。
初期設定のFSKARENはテンキー表示なので、フルキーボードに切り替える際は、左側にあるキーボードのボタンをタップすればよい。手書き入力や音声入力、50音表示の入力も「Menu」ボタンから切り替えられる。
FSKARENとAndroid標準のキーボードとの違いは、キーのサイズやキーピッチ。FSKARENの方がコンパクトだ。ただ、dtabは横幅が広いので、どのキーボードでも、両手持ちや親指で入力するスタイルでは、キーボードの中心が押しにくい。筆者は縦画面の方が押しやすく感じた。長文入力をしたいのなら、デスクなどに置くか、次回以降に紹介するワイヤレスキーボードを使うのがいいだろう。
内蔵アプリも見ていこう。ブラウザはAndroid標準の「ブラウザ」と「Chrome」の2種類がプリインストールされているが、初期設定で起動するのはAndroid標準のブラウザ。スマホと同じブックマークなどを使いたいのなら、Chromeを使うとよいだろう。縦横どちらでも表示可能だ。標準ブラウザのトップページ(ホーム)は「dメニュー」だが、これは変更できる。
カメラはアウトカメラとインカメラが搭載されているものの、撮影モードは少なく、動画撮影中の静止画撮影もできない。エフェクトは用意されており、ホワイトバランス、タイマー機能といった設定もある。動画はHDサイズまで撮影可能だ。縦横どちらでも撮影できるが、やはりあまりカメラに注力していないため画質は今ひとつと感じた。きれいな写真を撮るには不満だが、被写体をメモ的に撮影したり、スマホやデジカメの代わりに使うのなら十分といえる。
マップはGoogle マップと地図ナビがプリインストールされている。dtabはGPSを搭載しているので現在地を確認できる。Google マップの場合、通信圏外時でも、圏内で表示していた地図がキャッシュに保存され、その範囲内なら圏外でも現在地の確認が可能だ。現在地確認のアイコンをタップし、2本指で地図上をタップして操作することで、コンパスの表示も可能になる。
ドコモの地図ナビも表示は分かりやすいが、こちらは通信圏外に入ると、地図を表示できないので注意が必要だ。
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