ウィルコムは7月4日、Androidスマートフォン3機種とPHS通話用のBluetoothアダプター、固定回線用の迷惑電話防止デバイスを発表した。スマートフォンは7月18日から順次発売する。またスマートフォンの発売に合わせて新料金プランも提供する。
スマートフォンは、PHS通話とSoftBank 4G(AXGP)に対応した京セラ製の「DIGNO DUAL 2 WX10K」、PHSと3Gでデータ通信および通話が可能なシャープ製の「AQUOS PHONE es WX04SH」、SoftBank 4G対応のHuawei端末「STREAM 201HW」というラインアップ。DIGNO DUAL 2とAQUOS PHONE esはPHS通話が可能で、ウィルコムの「だれとでも定額」が利用できる。またSTREAM 201HWはソフトバンクが発売した同名の端末と同じ仕様のモデルだが、手軽に利用できる新料金プランも用意した。
その新料金プランの1つが、月間1Gバイトまでのパケット通信を2980円で利用できる「ウィルコムプラン Lite」。契約から最大6カ月間の料金を1980円に値引きするキャンペーンを利用すると、基本料金980円とWeb接続料315円をあわせても月3275円でスマホを利用できる。また月額5980円で月7Gバイトまでパケット通信が利用でき、テザリング料金が2年間無料になる「ウィルコムプランD+」も発表した。
ウィルコムの代表的なサービスといえば、月額980円で10分以内の通話が月500回までかけられる「だれとでも定額」だが、これを他社のスマートフォンでも使ってもらおうというのが、通話に特化したBluetooth接続専用のPHS端末「だれとでも定額パス WX01TJ」(TJC製)。専用アプリをインストールしたAndroidスマホとBluetooth接続することで、他キャリアが提供する3G通話とウィルコムのだれとでも定額を併用できる。
このほか、一般固定回線にかかってきた電話が迷惑電話かどうかを判断する「迷惑電話チェッカー WX07A」(エイビット製)を7月4日に発売した。3万件の端末迷惑電話リストを保存できるほか、PHS通信を使ってデータベースを常に最新の状態に更新。またサーバーを介してほかのユーザーと迷惑電話の情報を共有することもできる。
機種名 | 特徴 | 詳細記事 | 写真記事 |
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DIGNO DUAL 2 WX10K | PHSと高速データ通信のSoftBank 4Gに対応した初のスマートフォン。防水・防塵ボディに、おサイフケータイやテザリングなどの機能を搭載した。7月18日発売。 | 詳細記事 | 写真記事(外観編) |
AQUOS PHONE es WX04SH | PHSと3Gの双方で通話データ通信が利用できるスマートフォン。手のひらに馴染むコンパクトなラウンドフォルムを採用した。おサイフやワンセグ、赤外線などの定番機能もサポート。9月発売予定。 | 詳細記事 | 写真記事 |
STREAM 201HW | SoftBank 4Gに対応したスマートフォン。ソフトバンク向けモデルと仕様は同じだが、より手軽な料金プランを選択できる。9月発売予定。 | 詳細記事 | ― |
だれとでも定額パス WX01TJ | 専用アプリをインストールしたAndroidスマホとBluetooth接続して使う通話専用のアダプター。他キャリアのスマートフォンでも、月980円で10分以内の通話が500回までできる「だれとでも定額」が利用可能。7月下旬発売予定。 | 詳細記事 | 写真記事 |
迷惑電話チェッカー WX07A | 固定回線にかかってくる迷惑電話をチェックするアダプター。約3万件の迷惑電話リストを保存できるうえ、PHS通信を使ってデータベースの更新やほかのユーザーとのリスト共有も。7月4日発売。 | 詳細記事 | ― |
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